【ノア】11.2両国大会前日公開会見!各タイトルマッチ調印式、拳王がダンマリ決め込んだ清宮に怒り、ムタ戦を控える丸藤が意気込み!

1日、東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモントにてプロレスリング・ノアが翌日に迫った11.2両国国技館大会に向けた公開記者会見を行い、会場には100名近くのファンが詰めかけた。

会見ではGHCナショナル選手権初代王者決定戦、GHCタッグ選手権、GHCジュニア・ヘビー級選手権、GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権の公開調印式、GHCヘビー級選手権で戦う王者・清宮と拳王が意気込みを語った。

まずは武田社長より「本日はお忙しい中、お越しくださいまして誠にありがとうございます。いよいよ明日に迫りましたプロレスリング・ノア年間最大のビッグマッチ、両国国技館大会。最高のカード、最高の闘いで必ず将来のノアを語る上で非常に重要な大会、素晴らしい大会にしたいと思います。あと、来年ノアは旗揚げ20周年を迎えます。20周年前最後のビッグマッチとして、明日の大会は集客にとにかくこだわって最後まで頑張っていきたいと思います。現状の券売率は70%です。あと30%埋めて、初めて成功と言えると思います。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします」と挨拶。

そして、各調印式と清宮・拳王が意気込み、そして質疑応答が行われた。

GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合
<第36代選手権者組>小川良成&鈴木鼓太郎
VS
<挑戦者組>原田大輔&タダスケ

王者の二人の調印式不参加が発表される。

原田とタダスケは調印書にサインするも「チャンピオンチームもいない、ベルトもないなら調印式はやる意味がない」と途中退席。

GHCジュニア・ヘビー級選手権試合
<第40代選手権者>HAYATA
VS
<挑戦者>YO-HEY

YO-HEY「こんにちは。そうですね9月の大阪大会で、嫁さんのHAYATAに挑戦した訳ですけれど、やられたヤツがこんなこと言うのもなんですけど。再戦をのんでくれたと、そこは感謝したいのですけど、一つ言いたいのが、mixi(ミクシー)でも言ったんですけど、自信がないと再戦なんて申し込まないですし。いろんなものを…ファンからの期待、そして他のジュニアの選手からしても‟なんでやねん。なんで負けた分際のお前がまた挑戦できんねん”とかいろんな文句があると思いますけど、そういったものすべてを背負って挑戦をするからには、当たり前にYO-HEYちゃんが勝ちます」

HAYATA ※ノーコメント

GHCナショナル選手権初代王者決定戦
杉浦貴VSマイケル・エルガン

エルガン「プロレスを始めたのが2003年。プロレスを始めた頃からずっとゴールと設定していたのがノアで闘いたいということ。そして16年経った今、実現できた。自分が思っていた以上にハードルの高い状況。勝った方がこの(GHC初代ナショナル)王者になれる。もちろん自分もノアでずっと闘い続けている杉浦はすべての力を出し切ってくると思う。杉浦は強くてタフ。しかし自分の“闘う”スタイルを持っている。この力を出して必ず初代(GHCナショナル)王者になってみせる」

杉浦「今この場で初めて新設されたベルトを見たんですけど、まだ正面から見ていないので、じっくり見て、早く手にとってみたい気持ちです。明日の両国はノアが勝負をかけた今年最大のビッグマッチ。その中で新設されたベルトに挑戦、そして対戦相手が強くてタフで知名度も十分あるマイケル・エルガン選手。すべての最高な条件が整ったというか、舞台が揃ったと思ってます。非常に楽しみにしています。明日、皆様に最高のものを提供して、そして必ず最後は自分が勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」

そして今大会の特別立会人・小橋建太氏が登場

GHCタッグ選手権試合
<第51代選手権者組>中嶋勝彦&潮崎豪
VS
<挑戦者組>マサ北宮&稲村愛輝

稲村「明日の両国で初めてベルトに挑戦させていただきます稲村愛輝です。AXIZの愛とやらをすべて受け止めて、タフにこの試合に勝ってベルトを獲りたいと思います。よろしくお願いします」

マサ北宮「どれだけリングで吠えようと、バックヤードで吠えようと、SNSで吠えようと、中嶋勝彦が大嫌いだと吠えようと、明日のチャンピオンシップで勝たなければまったく意味をなさない。“無い”ものになります。“勝って官軍、負けて賊軍”という言葉があるように、勝者の言ったことはすべて正論、負けた者が言ったことはすべて絵空事、たわ言になります。これまで金剛として、マサ北宮個人としてやってきたことをすべて肯定するために、明日は死にもの狂いでベルトを獲りに行きます。大いに期待してください、以上」

潮崎「こんにちは。ノアの潮崎、AXIZの潮崎です。明日のGHCタッグタイトルマッチは、この体のデカい二人が受け止めきれないほどの“愛”をぶつけたいと思います。そしてAXIZの愛で包みこんで、このGHCタッグのベルトを守ります。応援よろしくお願いします」

中嶋「挑戦者の意気込み聞いた? 興奮してたね(笑) まぁオレは、みんなも良く知ってると思うけど、変わらず俺は大好きだから。その愛をもってもちろんリングに上がるし、ノアに対して、そして明日来てくれるみんなに対しての愛をもって、俺たちAXIZはリングに上がり、そしてまた再びこの二つのベルトを俺たちのもとに戻したいと思ってます。みんな“感じる”準備はできてるか? NoでもYesでもいい。でもNoと言ったら、明日、それがYesに変わるから。そして、明日の両国。みんなの期待以上に俺たちAXIZがすべてを飲みこんで、みんなの中心、そしてノアの中心に改めてなるよ。応援よろしく」

小橋氏がコメント
「この歴史のあるGHCタッグ戦が、明日の両国では11試合中8試合目。その現実をしっかりこの4人が受け止めて、後ろにある3試合、シングルマッチ3試合に凄いプレッシャーをかけるくらいのGHCタッグ戦をして欲しいと思います」

GHCヘビー級選手権試合
<第32代選手権者>清宮海斗VS<挑戦者>拳王

拳王「おい、清宮!なんだよお前、テメエ、ピンピンしてるな。オマエな、1週間くらいずっとダンマリ決め込んでて何だよお前。携帯なくしたのか?パソコン壊れたのか?タブレットどっかいっちまったのか?なにダンマリ決めてんだよ。あっ!!どうせ言われたんだろ、会社にいや、親会社のリデット・エンターテインメントに。おい清宮、今がチャンスだ。黙っておけ。黙っておけば『清宮大丈夫』『清宮かわいそう』『清宮ホントに両国に立てるの』そう思われたいがためにリデットに言われたんだろ。『拳王、あいつは最悪だ』『おい拳王、プロなのに相手に怪我をさせてプロ失格だ』そう思わせたいが為だけにダンマリ決めてたんだろ。まぁいいよ、おいっ!今日、清宮、テメーの姿をみて安心したよ。明日はな、もう一度オレが“プロのフットスタンプ”でお前を倒してやるからな」

清宮「まず皆さんに、本当にこの一週間、首の怪我ということでご心配をおかけしました。でも今はもう大丈夫です。100%治ってます。これがまず一番最初に今日来てくださった皆さんとYouTubeでもライブで見てくださっている皆さんに僕が伝えたかったことです。皆さんの前に出てくる時は、心身ともに自分が本当に100%の状態でないと出たくなかったので。首の怪我も俺は光の速さで治してここまでやってきました。両国大会、俺が光になって、必ずベルトを防衛して、みんなと一緒に新しい景色を見たいと思います。応援よろしくお願いします」

小橋氏コメント
「この試合からノア史上初のベルトが変わります。GHCの名を重んじ、歴史を感じ、これがGHCだという試合を二人に期待しています」

――拳王選手、浜松大会でのフットスタンプは、やりすぎなんじゃないか!という声も多くありましたが、心境は?

拳王「今の日本のプロレス界。いや、世界のプロレス界で、フットスタンプ1発で、あれだけ話題を持っていけるヤツいるか、俺だけだろ。あの浜松の一発だけで、このチャンピオンの清宮が新技を伝授された、ただのラーメン屋のオッサンの技を伝授されたことなんてもう消えてるだろ。俺はこのフットスタンプ1発でこれだけ話題をかっさらった。これこそが“プロ”のフットスタンプだ」

――清宮選手は何か反論は?

清宮「まずずっと言いたいことがあって。前哨戦で僕は新兵器を作り出して。散々自分のことをバカにされてきましたけど、オレ以外の自分に協力してくれた人のことをバカにするのだけはホントに許せないんで。(拳王)もう言うなよオマエ。それとフットスタンプに関しては、前哨戦でずっと熱くやってきたので。そこはもう覚悟をもって拳王がやった技なんだっていうのはオレも分かります。だけどでも次来たら、完全に受け身をとる自信はあるので、もうどれだけやって来ようが、首を攻めてこようが関係ないですね」

――清宮選手は100%治っていると断言していますが額面通りに受け取りますか

拳王「今日、会見に入場してくる姿を見て、オレは100%治ってると思った。100%治ってるからと言ってもな、俺は明日ラーメン屋のオッサンの技では絶対にやられないからな。おいっ、明日はな、俺の“プロのフットスタンプ”でお前を倒してやる」

――エルガン選手、改めてノアへの印象と杉浦選手に対する印象を教えてください

エルガン「ノアは世界でもベストの舞台だと思っている。他の団体とはスタイルが違うし、自分が小さい時から見ていて好きなスタイルがノアにある。杉浦は自分が求めている理想のレスラー像すべてを兼ね備えた選手。明日の両国では自分が今ある姿、今まで信じてやってきたことが間違っていなかったというのを確かめる、ある意味テストのようなものだと思っている」

――杉浦選手、ナショナルのベルトは国内のみでタイトルマッチが行われるが、改めてコンセプト含めてどんなチャンピオンになりたい?

杉浦「国内での試合限定というのもありますけど、階級、ジュニアもヘビーも関係ないというね。いろんな枠組みが取っ払われると思うんで。それは他の団体、世界の団体からもノアに上がってくれるようにやれると思うんでね。非常に動きやすい、楽しみなベルトです。そしてやっぱり、そのベルトの価値を高めて、他のベルトの価値をおびやかす存在にベルトにしていきたいと思います」

――丸藤選手、ムタ戦前日の心境は?

丸藤「思いうんぬんの前に今日来てみてビックリしたんですよね。会見だって来て、さっき進行表をみたらオレがしゃべる部分がまず無くて。これだけ自分の中で盛り上がって来てるのに、質問されなかったら今日オレなにもしゃべれないのかなってすごい不安だったんですけど、ありがとうございます。まず前日だろうとなんだろうとリラックスしてるし、先日アメリカとカナダに行って、良い経験積んで怪我なく帰ってきて、今日このタイトルマッチの調印式から溢れてしまっているという現実はあるんですけど。それでもなお自分のテンションは上がり続けてるし、自分がプロレスファンだった頃、タイトルマッチでなくても誰と誰が試合をするってだけで、ワクワクするっていうかそういう領域にようやく一歩踏み込めてきたかなと。自他ともに認める世界のグレート・ムタと、22年、プロレスをしてきてようやく少しそういう領域に踏み込めた丸藤というレスラー。これを純粋に楽しんで欲しいし、もしかしたらここにいるレスラーたちもムタvs丸藤っていうのを楽しみにしてくれてるのかもしれないし、なんならここにいない百田光雄さんや本田多聞さんも楽しみにしてくれてると思うので。オレはもうホントにタイトルマッチとかも気になると思うんですけど。俺もそうだし、今日ここに来てるみんなもそうだし、今日来られなかったとしても明日会場に来てくれる人もそうだし、来なくてもテレビや雑誌で観る人たち、そういう人たち全員がすげーワクワクするようなものを入場から終わりまで見せたいと思ってます。楽しみにしていてください」

大会詳細はノア公式サイトにて
https://www.noah.co.jp/schedule/64/

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