【新日本】TMDKが“TEKKERS”で生き残り! 敗れたフィンレー&ヒロムは口論の末、謎の“103%勝利”で結束?「俺がフィンレーをコントロールする」
新日本プロレスは12月7日、愛媛・鬼北総合公園体育館にて『WORLD TAG LEAGUE 2025』第12戦を開催した。
Bブロック公式戦も残すところあと2戦となり、優勝決定戦進出ラインを見据えた生き残り合戦が熾烈を極めている。
セミファイナル(第7試合)では、共に2勝3敗と黒星が先行し、これ以上の敗北が許されないザック・セイバーJr.&大岩陵平組(TMDK)と、デビッド・フィンレー&高橋ヒロム組が対峙した。

試合は、TMDKの緻密なテクニックと、フィンレー&ヒロム組の荒々しくも不安定な連携が対照的な展開を見せた。

序盤、フィンレーは大岩に対しクリーンブレイクと見せかけた不意打ちや髪を掴むラフファイトで主導権を握ろうとするが、大岩は冷静にアームドラッグで切り返し、ヒロムの左足に狙いを定めた集中攻撃でペースを掴む。
ザックも加わり、ヒロムの左腕を複合関節技で徹底的に痛めつけるなど、TMDKは“TEKKERS(高度な技術)”を遺憾なく発揮した。

防戦一方のヒロムであったが、フィンレーがヒロムをキャノンボールのように投げつける“人間爆弾”攻撃で局面を打開する。
しかし、この荒業は諸刃の剣でもあった。終盤、フィンレーはトドメとばかりにヒロムをパワーボムで投げつけ、ザックにぶつけようと試みる。

だが、ザックがこれを回避したため、ヒロムは無防備な状態でコーナー金具に激突。この決定的な誤爆が勝負を分けた。
ザックはフィンレーをフロントキックで排除すると、ダメージの深いヒロムに対し、大岩が逆さ押さえ込みで動きを封じる。
その隙を見逃さず、ザックがジャックナイフ式エビ固めでヒロムを完璧に丸め込み、技ありの3カウントを奪取した。

この勝利でTMDKは3勝3敗とし、優勝戦線に踏みとどまった。一方、フィンレー&ヒロム組は2勝4敗となり、脱落が決定的となった。

勝利したザックは、パートナーの大岩を「坊やのロイ! まだ残っているぞ!チャンスアル!」と称え、「これは俺たちのリーグ戦だ」と優勝への執念を燃やした。大岩が腹部へのチョップの痛みを訴えると、「モウスグ100キロ。大きなおっぱいの大きなTEKKERS、TMDKスタイルだ」と、大岩の肉体的な成長を独特の表現で評価した。
大岩も「今日負けたら、もう何もかも終わってたけど、こうやって最後の最後まで、TEKKERS……テクニックで勝つ。それだけです」と、技術での勝利に胸を張る。
また、ザックは敗れたヒロムに対し、「ヒロムチャン、お前のGHCジュニアの小さな旅もそろそろ終わりなんじゃないか。ビッグボーイの仲間入りだ。20キロ増えてるんじゃないのか」と、増量したヒロムのヘビー級転向を示唆するような皮肉を残した。大岩は次戦の相手であるK.O.Bに対し、「タッグリーグの借りはタッグリーグで返してやる」と宣戦布告した。

一方、敗れたフィンレーとヒロムの間には、不穏な空気が流れた。バックステージに戻るなり、口論が勃発。
フィンレーが「いつもだ、ヒロム、いつも負けるじゃないか」と責め立てれば、ヒロムは「やめろ、おフィンフィン! ヘイ! お前が最後に(俺を)投げただろ」と、敗因となったパワーボムの誤爆を指摘。フィンレーは「完璧だったじゃないか!」と主張するが、ヒロムは「とても下手だった。お前のミスだ」と譲らない。
議論は次第に、どちらがチームを「コントロール」しているかという点に移行する。ヒロムが「お前のシングル戦だったなら、勝っていただろう。でも、お前のパワーボム、コントロール……」と苦言を呈すると、フィンレーは「最初の2点を取ったのは誰だ? 俺だ。俺は4点取ってる。勝利は常に俺のお陰だ。敗北は常にお前の……」と、これまでの勝利は自分のおかげだと豪語した。
収拾がつかない状況に外道が「ダメだ、ダメだ」と仲裁に入るも、二人の言い争いはヒートアップ。ヒロムは「お前はコントロールが超悪い。次は、俺がお前をコントロールする。完璧だ。100パーセント勝利!」と宣言。さらに興奮したヒロムは「100パー……101パーセント勝利!」「イェア! いや! 102パーセント勝利!」と、根拠不明の勝率を提示してフィンレーに迫った。
これに対しフィンレーは「わかった。もういい」と呆れ気味に折れ、「お前が勝てよ? お前が勝つんだ」と次戦の勝利を厳命。「勝てなかったら殺すからな」と物騒な警告を残して立ち去った。

一人残されたヒロムは、「次、2ポイント獲ったところでやべえのか?知らないけど、お前。俺、最後まで望みを捨てない男だぜ」とつぶやき、最後は「俺がフィンレーをコントロールする。そしたら、103%は勝てる。間違いない。プロミス!」と、さらに勝率を上乗せして誓いを立てた。
チームワークは崩壊寸前か、それとも奇妙な形で噛み合っているのか。フィンレー&ヒロム組の迷走は、リーグ戦の結末まで続きそうである。
<写真提供:新日本プロレス>
Pages 1 2














