【新日本】6年ぶり復活『ヤングライオン杯』開幕! 安田優虎、足攻め耐え松本達哉に逆転一本勝ち 準決勝で嘉藤匠馬と激突へ「ヒザがぶっ壊れようが、これで立ち上がる姿で、誰かの力になりたいんだよ」

新日本プロレスは1月19日、東京・後楽園ホールにて『Road to THE NEW BEGINNING』開幕戦を開催した。

第1試合では、2019年9月以来、約6年4カ月ぶりの開催となる若手の登竜門『ヤングライオン杯争奪トーナメント』が開幕。1回戦で安田優虎と松本達哉が激突した。

安田は2020年6月に入門するも怪我で一時離脱を余儀なくされ、2024年6月に再デビューを果たした不屈の男。

対する松本は2025年6月デビューで、昨年末に後藤洋央紀率いる「後藤革命軍」入りを果たしたばかりの有望株だ。

試合はゴング直後、松本が猛然とタックルを仕掛け馬乗りエルボーを見舞うアグレッシブな立ち上がり。

グラウンドの攻防では互いに一歩も引かず、リストの取り合いから松本が安田の左足に照準を絞る。

エルボーを落とし、アキレス腱固め、膝十字固めと執拗に足関節を狙い、安田をロープエスケープへと追い込んだ。

防戦一方となった安田だが、ショットガンドロップキックで反撃の糸口を掴む。

エルボー合戦、張り手の応酬でも気持ちの強さを見せ、松本の膝十字や逆片エビ固めといった厳しい攻めを耐え抜いた。

終盤、安田はドロップキックで流れを変えると、突進してくる松本をショルダースルーで高く跳ね上げ、ブレーンバスター、その場飛びムーンサルトプレスと怒涛のラッシュ。

最後は逆エビ固めでガッチリと絞め上げ、松本からギブアップを奪った。

勝利した安田は準決勝進出を決め、翌20日の大会で嘉藤匠馬と対戦する。

試合後、安田はリング下で視察していた嘉藤と額を突き合わせ、激しい視殺戦を繰り広げた。

敗れた松本は「後藤革命軍として結果を残す」という目標を果たせず悔し涙を流したが、同期のゼイン・ジェイに思いを託した。

安田は「ヒザがぶっ壊れようが、立ち上がる姿で誰かの力になりたい」と悲壮な覚悟を口にした。

■試合後コメント

 

安田優虎「(※脚を引きずりながら引き揚げてきて、フロアに座り込み)久々の『ヤングライオン杯』、一発目でこんな動きの悪いショッパイ試合して、申し訳ないです。ハァ……だけど、この『ヤングライオン杯』の中で、ヤングライオンの中で、自分が一番負けたくないって、負けれない……解放されたい思いと闘ってんだよ。ヒザがぶっ壊れようが、これで立ち上がる姿で、誰かの力になりたいんだよ。今まで何やってもうまくいかなかった。その自分が何かをつかむ。その姿で、誰かを救ってみせます。(※ゆっくり立ち上がって)ありがとうございました」

松本達哉「(※腰を落とし、両手で顔を覆って)ああ、やっちまった……。やっちまった……。(※腰に手を当てて)ああ、確実に、(※フロアに座り込み)確実に……勝たなきゃいけなかった相手でした。俺の得意なサブミッション。相手の弱点は、テーピングぐるぐる巻きの両脚(ヒザ)。そんな、俺が勝つしかないだろって。その気持ちで、アイツに勝つために……いい先輩だよ、いい先輩だけど、安田優虎に勝つために、今日のために試行錯誤して案を練ってきた。結果はもう負けだから……しょうがない、もう。今年の目標、『後藤革命軍としてしっかり結果を残すこと』……と言ったけど、こんなんじゃ、セミファイナルの後藤さんたち、オレッグさんやYOSHI-HASHIさんに、つなげられなかったスね。ああ……。

そして一つ、ちょっとすいません。長くなっちゃいますけど……今やってるであろう2試合目、永井大貴対ゼイン・ジェイ。俺ん中で、どっちも勝ってほしいし、どっちも負けてっほしくないなっていう組み合わせになっちまったから。どちらにせよ勝ったにせよ村島克哉、克哉と当たることになって、ホントは勝敗はついてほしくないけど、でもせっかく会社やファンの方々が開いてくれたヤングライオンカップ、優勝目指してやってたんでね。

もう勝敗どうこう言わずに全力出して、今やってる2人にも出し切ってほしいです。永井はいい先輩ですしね。ゼインは自分と切磋琢磨やってきた同期なんで。ゼインが秘策があるっつって。先日、アイツと飲んでた時も、『俺はやりたいことがあるんだ』と、『永井大貴に見してやるんだ』と、『それで勝ってやるんだ』と……一緒に酒を飲んでたんだけど。でも俺は、情とか関係なしにゼイン・ジェイ、お前に勝ってほしいし、『決勝で当たりたい』って言ってくれてたけど、俺の分も、(※ゆっくり立ち上がって)敵(かたき)とってくれよ。

すいません、長々と。負けた分際で、申し訳ないです。また、もし(『ヤングライオン杯』が)開かれるのであれば……僕、ヤングライオン(杯)やりたいって言ってないですけど、いざこういう大会が開かれると気合入るんで。ぜひ来年もやりましょう。クッソーッ……」

<写真提供:新日本プロレス>

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