【DDT】3.26 新木場「まっする2」第一部 “5日後に負ける上野”がヘル・インナ・ブルーシートでXに敗北
5日後に負ける上野は果たして本当に負けるのか?
そんな謎を持って始まった2回目のまっする(ひらがなまっする)興行。新型コロナウイルスの影響の中で大会前に全席完売の新木場も空席のある中でのスタートとなったが、伝説と呼べる素晴らしき一夜となった。大会の模様はDDT UNIVERSEでライブ配信された。まだ観ていない人は是非、動画でこの感動を味わって欲しい。
まっする2
【日時】2020年3月26日
【会場】東京・新木場1stRING
【観衆】216人
オープニング
始まりは前回のまっするで衝撃の漫才デビューをし『まっする1GP2020』で優勝したコンビ「プロテインタイガー」の前説でスタート。上野はガスマスクを装着してウイルスに備える。
何かと炎上しがちな新型コロナウイルス関連の話題。ノーツイートでお願いとの話題にmixiだけはOKと上野がボケ、渡瀬がツッコミ大いに会場を盛り上げる
しかし2人がはけた後にビジョンに表示されたのは上野が負けるまであと30分くらいの文字。大会プロデューサーゆうき・ざろっくのTwitterでは5日後に負けると予言されてきた上野は果たして本当に負けてしまうのか?
昨日のOP VTR。
恒例の【RAM RIDER君に歌ってもらってみた】シリーズ第二弾、曲は豆柴の大群の『りスタート』です。
これほど今回の興行のテーマにふさわしいものは無いなと思っていて、台本書く時にエンドレスリピートで聴いてたので興行直前中2日で発注してしまいました。ありがとうございます。 pic.twitter.com/e3WBbYckt6— スーパー・ササダンゴ・マシン (@abulasumasi) March 27, 2020
今回も格好いいRAMRIDERのプロデュースする音楽(クロちゃん作詞作曲のりスタートをRAMRIDERが歌う)でのオープニング映像。出場選手が事前に体温を測りウイルス対策は万全のアピール
バンダナを巻いた勝俣瞬馬は36.3℃
スマホでアニメを見ている納谷幸男は35.5℃
営業マンとしてスマイルで電話をしながら趙雲子龍は36.3℃
カズキルーペをかけながら平田一喜は35.6℃
今回初参戦の吉村直巳は36.9℃でギリギリ微熱に至らず
前回のまっする1の主人公渡瀬瑞基は芸人バッグを肩にかけながら35.5℃
内藤哲也の入場テーマ「STARDUST」にのって、まっするプロデューサーのユウキザ・ロックが登場。立ち振る舞いは完全にトランキーロなロスインゴのあの人そのものだ。
ユウキ「(回転しながら)ブエナスノーチェーース!新木場っ!」
本日の第1試合は前回のまっする1で身長別にチーム分けをしたチームLとチームSの8人タッグマッチを予定していたユウキザ・ロック
しかし頼りにしていたシステマ(ロシアの軍隊格闘術)の使い手、サウスリバー南川が舞台の稽古の為に欠場
しかしユウキは「観客は南川が見たいんじゃない。システマが見たいんじゃないか?」と言い出し
南川と夜の公園でシステマの特訓を開始。システマも漫才も呼吸が命とのことで習得に励む
プロレスのリングに上がることへの心配もあったが、実はユウキは2006年のハッスル16でリングに上がっていた
対するチームSは「チームSのSはSmall(スモール=小さい)のSじゃねえ。Special(スペシャル=特別)のSだ」と意気込む
オープニングマッチはユウキザ・ロックも加わったチームL vs チームSの8人タッグマッチとなった。
今回の大会様に作られた「とにかくプロレスを続けよう」Tシャツを着てチームSが入場
リング上でチームSのSマークを手で作りアピール。スターダムのSと似ている…
続いてチームLが入場。チームL のTシャツには「大きく行こう」とデッカイ存在をアピールしたもの。
最後に入場したユウキザ・ロックは白と黒の2本のベルトを持って入場。完全に内藤哲也の2冠ベルトを模したものだが、相手チームに「ベルト小さいぞ」と指摘されてしまう
身長差が圧倒的(チームSは160cm台、チームLはゆうき以外が全員180cm以上)な闘いをチームSはジャケットをブラインドに使う、相手の足を踏みつけるなどのインサイドワークでカバーする
しかしいかんせん体格差はいかんともしがたい。初めはインサイドワークでかく乱するもチームLのパワーの前に屈してしまう
前回のまっする1でサウスリバー南川のシステマ(呼吸術で相手のダメージを0にしてしまう)に苦戦した勝俣が南川からシステマを伝授されたユウキにマシンガンチョップ。ユウキは「システマが間に合わん!」と怒る
様々な攻撃を波状で受けるユウキザ・ロックだったが、この表情でシステマで対応
チームLはパワー殺法でチームSを圧倒。3人がアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる
残った翔太がユウキの金的にフェイントを何度も入れてからのローブロー。これはシステマでも厳しい
しかし、ユウキは大好きなWWEのザ・ロックの必殺技で応戦。ロックボトム、ピープルズエルボー等を叩きこむ
更には魔性のスリーパーで翔太を苦しめる
そして卍固めでタップを狙う。猪木殺法である。しかしこちらも今成夢人にカットされてしまう
空気を読まない今成を他のメンバーで抑え込み、とどめとストーンコールドのスタナーを叩きこむユウキザ・ロック
遂にチームLはユウキの大好きなプロレス技オンパレードを他メンバーがサポートし勝利をあげた
▼第一試合 チームLvsチームS~ユウキザ・ロックのシステマ特訓~ 時間無制限一本勝負
竹下幸之介&樋口和貞&納谷幸男&〇ユウキザ・ロック
vs
勝俣瞬馬&今成夢人&翔太✖&趙雲子龍
11分12秒 片エビ固め
※ストーンコールド・スタナー
試合後、納得のいかない表情の今成に「空気を読みましょう」「Too much」と説教する竹下(10歳下である)
納谷も「オマエは動画の編集だけしてればいいんだ!」と言い放ち、これにブチ切れる今成
沸騰する2人を止める両軍。ユウキザ・ロックが間を割って止める
ユウキザ・ロックが一人で「ノスソントロス!ロスインゴベルナ―ブレス デ ㇵ ポン!」と雄たけびをあげてチームLのメンバーを強引にロスインゴ結集ポーズさせる。完全に内藤気分だ。
そのままロスインゴの各自のポーズを行うチームL。ポーズから察するにユウキ=内藤哲也、納谷=鷹木信悟、竹下=EVIL、樋口=BUSHIの様だ…
2試合目に向けてダメージを負ったユウキから台本を受け取った鶴見亜門が進行
第2試合はまっする1でも繰り広げられたあの恐怖のデスマッチで雌雄を決する!そうヘル・インナ・ブルーシートだ。しかもブルーシートの中にはチームM以外のXも入り、その人物が誰なのかを予想しながら見守って欲しいと説明。
闘うのはチームMの面々
会場にデスマッチ設営の重々しいテーマが流れリングがブルーシートで覆われていく…
第1入場者は上野勇希。DDTサウナ部の熱波師資格を持つ勝俣瞬馬にヒーターを持たせて(凶器なのか?)登場
※ちなみに上野は次の試合で勝ったら勝俣の被っている帽子を貰える約束になっている
「5日後に負ける上野」
3日目 pic.twitter.com/GVIMIKyIBH— ゆうきざ・ろっく<3・26ひらがなまっする2 新木場1stRING参戦!>レ (@yuukizarock0416) March 23, 2020
ブルーシートの中でヒーターがオンになりさながらブルーシートの中はサウナ状態となる。
続いて登場のチームM 彰人。「プロレスは踏み台くらいが丁度いい。」TシャツをチームMは着用
上野 vs 彰人の2人で試合開始。試合は熱波師の勝俣の熱波を受けて彰人がKO
▼メインイベント ヘル・イン・ア・ブルーシート2~ブルーシートの中身は誰だろなランブル~ 時間無制限勝負
【試合経過】
(1)〇上野勇希<2> vs 彰人✖<3>
3分51秒 勝俣瞬馬の熱波
渡瀬瑞基はパイプ椅子を持って入場。ブルーシートの中でなぜかイスを放棄し関節技合戦が展開される
ブルーシート内の暑さを避けるために外に出た実況の村田アナが中の様子を解説の鈴木健.textさんに聞きながら会話。しかしその会話の内容が…
鈴木健.text「サブミッションですね。見たことない…相手の後ろから片腕をかけて絡みつく技ですね」
村田アナ「その特徴はコブラツイストやろ。もうちょっと特徴教えて」
鈴木健.text「若手らしいフレッシュな技ですね。」
村田アナ「ほなコブラツイストちゃうか。若手でコブラツイストやるのみたことないもん。あれはな身体は動かんけど技術はあるよっていうベテランがやる技やから」
鈴木健.text「まるでヘビがなんかねじりあげてるような、ひねりあげてるような…」
村田アナ「それはコブラツイストやろ。ヘビが捻るって英語でいうたらコブラツイストやろ」
鈴木健.text「渡瀬がギブアップしそうです…」
村田アナ「ほなコブラツイストと違うか?コブラツイストでギブアップするのなんてみたことないからな。」
とミルクボーイ化。渡瀬は結局タップしてしまう。
▼メインイベント ヘル・イン・ア・ブルーシート2~ブルーシートの中身は誰だろなランブル~ 時間無制限勝負
【試合経過】
(2)〇上野勇希 vs 渡瀬瑞基✖<4>
7分2秒 コブラツイスト
最終入場者は平田一喜。平田GOのテーマで踊りながら入ってくるも…
ここで中に最初に入れられたXが目覚めて「ロケットパンチ」の声で平田が負けてしまう…
▼メインイベント ヘル・イン・ア・ブルーシート2~ブルーシートの中身は誰だろなランブル~ 時間無制限勝負
【試合経過】
(3)〇上野勇希 vs 平田一喜✖<5>
9分22秒 片エビ固め
※Xのロケットパンチ
そしてXが声を張り上げる。会場では中の様子を見ることができなかったがユウキザ・ロックが中の様子を後日公開した。
「5日後に負けた上野」 pic.twitter.com/1re81HHAL3
— ゆうきざ・ろっく<3・26ひらがなまっする2 新木場1stRING参戦!>レ (@yuukizarock0416) March 27, 2020
上野が大事にするヒヨコを人質にとったX(DJニラ)がヒヨコを踏みつけ、更にはランニングスリー(いつの間にか長与千種から伝承された…?)!Xによる「DJタイム」を潜り抜け(結果、木曽レフェリーに誤爆)パイプ椅子を振り上げる上野であったが、ワニ質をとられて傘で差されてしまう。最後はXによる高梨におくるタカタニックが上野に炸裂した。
▼メインイベント ヘル・イン・ア・ブルーシート2~ブルーシートの中身は誰だろなランブル~ 時間無制限勝負
【試合経過】
(4)〇X<1> vs 上野勇希✖
12分14秒 エビ固め
※タカタニック
ブルーシートがはがされるとそこには負けた上野の姿が…
予告通り~5日後に負ける上野~が実現され最終回となった。
ユウキ「ほんまに良かったありがとう。物語っていうのはみんなの心にあると思います。5日より前の上野、そしてその後の上野については、書籍化が決定しました。それと映像化が決定しました。グッズも作っております。ロフトでポップアップストアも展開しております。大物アーティストとのコラボも決定しました。今後も大手広告代理店と力を合わせてやっていきます」
鶴見亜門「ちょっと待ってください。ユウキさん。僕達は気の合う仲間と集まって本当に面白いと思うものをやっていきたい。その結果売れたらいいと思ってるんです」
ユウキ「売れてへんやん!小劇団たたんでるやん!」
鶴見亜門「アンタだって売れそこなってんじゃんんかよ!オンエアバトルがピークであとずーっと下がってるじゃんかよ。年に1回家電芸人でしか見ないじゃないかよ!」
と争いだす。口論の止まらない二人の間にぬーっとスーパー・ササダンゴ・マシンが現れる
ササダンゴ「亜門さんに相談を受けていてプレゼンの用意をしていて…」
ユウキ「えーっ生で見れるんですか?ファンなんですよ。みんな集まれー」
とササダンゴマシンのプレゼンがスタート
果たしてどんなプレゼンなのか?そしてまっする2の第2部はどうなるのだろうか?