【編集長インタビュー】ノアのGHCヘビー級王者・中嶋勝彦が「俺はとまらねえ!」
GHCヘビー級王者・中嶋勝彦が「俺はとまらねえ!」と拳を固めた。ノアの3・12横浜文化体育館大会で潮﨑豪の挑戦を受けて立つが「彼にすべての借りを返す」とV4に自信をみなぎらせた。
――2・24後楽園ホール大会で拳王選手も動きました。GHCタッグ王座をともに保持していた、マサ北宮選手を裏切り杉浦貴選手と組むという行動に出た。ノアマットは激動しています
中嶋 新体制になり、ノアの選手全員が刺激を受けている。みんなが燃えている。いい意味で抗争図が変わりつつある。俺も「とまらねえ!」。
――中嶋さんがGHC王者に君臨したのが昨年10月、ノアの新体制がスタートしたのが11月でした
中嶋 新制ノアでの“初代”チャンピオンが俺なんです。いい方向に導くのが俺の使命。「ノアでしか見られないプロレス」「ノアでしか味わえない感情」・・・「オンリーONE」をこれからも目指していく。プロレスは一人ひとりの人生に当てはめられる。子供から大人まで、色んな人が共感できるプロレス。わかりやすいプロレス。俺にしかできないファイトを確立して広めていきたい。
――だからこそ3・12横浜大会のV4戦、潮﨑選手には負けられませんね
中嶋 潮﨑選手は団体こそ違ったけど、2004年の同年デビュー。接点がない時から意識していた。彼はいち早くトップに躍り出て、実績も着々と積み上げていた。追いかけても、常に先を走っている。ずっと「追いつきたい」と彼の背中を見てきたが、現在は俺がノアのチャンピオンであり「顔」。「追いつき、追い抜けた」かも知れないが、ノアにとって彼が大きな存在であることは間違いない。実は俺は一度も彼に勝っていないんだ。すべての借りを返したい。そして「俺たち」でノアをどんどん上げていきたい。
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