【新日本】飯伏幸太に関する一連の騒動に対し木谷オーナー・大張社長が記者会見
新日本プロレスの飯伏幸太が自身のTwitterで新日本プロレス関係者とみられる人物とのLINEでの会話をスクショし、また退団を示唆するようなツイートに対しファンが騒然となりTwitterでもトレンド入りした事案に対し、ついに新日本プロレス側から木谷高明オーナーと大張高己社長が記者会見を行った。
▼新日本プロレス「飯伏幸太選手に関する記者会見」
▼大張社長のコメント
会見に先立ちファンに対して謝罪を行った大張社長は飯伏に対し「飯伏選手は3月4日 にJUST TAP OUT という他団体へセコンドという形ではありますが、無断出場しました。つまり専属契約に反する行為をしたことになります。」と欠場期間中での無断行動を指摘。
続けて大張社長が飯伏に対し「私の方から直接連絡を取り3 月31 日ですが、飯伏選手の練習場所に出向き、私と飯伏選手は1 対1 で会っています。短時間ですが雑談もしながら簡単なマット運動ですとかジャンプトレーニング、そういったものを一緒に行わせていただきました。」と直接連絡して軽いトレーニングを行ったことも明かした。
またこのような事態になった経緯について「このツイートのきっかけとなったのは、5月8日に飯伏選手を心配したお母さまからの連絡を受け、飯伏選手がお母様に経緯をお伝えしたところ、お母様が5 月9日に自殺未遂をされ、腰の骨を折るなどされたことである、と飯伏選手より聞いております」とコメント。
そして今回の事態を受けて「飯伏選手の一連のツイートを受け当社としては5月10 日より法務担当者も含めた対策会議を行い、それまでの経緯を踏まえまして飯伏選手と当社にとって最善の策はなんなのかという点を検討しました。その結果、飯伏選手と直接会って謝罪とお互いの意見の交換をしてから必要に応じて公な発表を行う方針を固めました。」とここまで公な発言を控えたことを明かした。
さらに「昨日、私と新日本プロレスのオーナーである木谷、そして飯伏選手が直接の対話の場を持ち、本日の会見内容も含め、お互いの意見を交換することができましたので、本日の発表に至っております。これまでの間、ファンの皆様には大変なご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げたいと思います」とファンに詫びた。
▼木谷オーナーのコメント
続けて木谷オーナーが飯伏に対する考えを述べ「ずは、新日本プロレスとしては、多大なる貢献、ホントに私個人も飯伏さんの激闘の数々、ホントに感動した試合がいくつもあります。所属選手として飯伏選手には引き続き在籍していただきたいという風に考えております。ただ、いまはですね、ご自身のケガや、お母さまの治療のサポートに専念してほしいという風には思ってます。契約は継続させていただきますので、そちらの方をしっかりとやれることを願います。これはボクが言うまでもないことではございます。」とコメント。
また欠場中にはリング外でのサイン会やトークショーの開催やスターダムについても手伝えることがあれば依頼したい旨を述べた。
しかし飯伏本人が退団意思が固いのであれば、それも尊重する考えがあることも明かした。
最後に「私個人としてもいままでの飯伏さんが活躍してくれた飯伏さん貯金がこんなに貯まってますので、容易には減らない残高でございます。是非ともまた輝いている飯伏さんを見たいな、と思います。この気持ちはファンの皆様とホントに同じだという風に思ってますので、リングの外のゴタゴタは、もちろんキッカケは私どもにあると思いますけども、これにて終わりにしたいなという風に思っております」と問題収束に繋げたいとの意向を示した。
飯伏は現在、昨年10月に行われた『G1 CLIMAX31』優勝決定戦(オカダ・カズチカ戦)で、試合中に負傷「右肩関節前方脱臼骨折」及び「関節唇損傷」と診断され欠場中であった。