【新日本】辻陽太が怪物ぶりを発揮するも王者SANADA攻略ならず!辻「いいか、これは始まりだ」
■試合後バックステージコメント
※Just 5 Guysの面々が拍手をしながら入ってきて、王者を迎え入れる。めいめいが用意していた缶ビールを手にすると、タイチが音頭を取って乾杯。ビールを口に含んだのち、「ナイス、横綱相撲」と言いながら拍手で祝福。
SANADA「今日の大阪城のメインは、辻も俺も初めてで、向こうはまだデビューしてちょっとしかたってなくて、俺は結構ベテラン気味になってきたんですけども、俺あんまりお酒強くないんでわかんないんですけども……」
金丸「エッ、なに言ってんだよ……」
タイチ「最後のマイクも酔っぱらってたんじゃないか、あれ? なにを言ってんだ君は、さっきから」
SANADA「自分はあんまりお酒詳しくないんですけども、俺はちょっとベテラン気味なんですけども、ウイスキーもワインも、熟した方が色気あってよくないですか?金丸さん、どう思います?」
金丸「まさにそうだね。ウイスキーは、やっぱ寝かさないと。寝かして寝かして、そして味が出る」
SANADA「寝かして寝かして、やっとチャンピオンになる……そんな感じですよね?」
金丸「まだまだこれからだよ」
SANADA「まだまだこれから……まだこれから価値が出てきますよね?」
金丸「まだ寝かし中だよ」
タイチ「まだ樽に入ったばっかりだよ」
SANADA「何もかもが、新しければいいって問題じゃないんですよ。やっぱり熟したものがいいってのが、今日の試合でわかったんじゃないでしょうか」
--まず防衛おめでとうございます。改めて挑戦者・辻選手っていうのは、闘ってみてどういうことを感じましたでしょうか?
SANADA「前哨戦ゼロ。全くわかんない状況だったんで、ほんと何出てくるかわかんなくて、一発一発が強烈で。まぁあの、前回、初防衛したあと、スピアだけもらったんですけど、あれで頭打って、ほんとに動けなくなっちゃったんで、あれだけは警戒して試合してたんで。まぁそれだけ警戒してたら何とかなるだろうと、熟されてるんで、ハイ……」
--いきなりの大技の連続もありましたけど、そのあたりもチャンピオンとしては動じることなく?
SANADA「いや、動じてました、正直言うと。ほんと全部強烈で。でもウワサではなんかアクロバティックなことするっていうのは聞いてたんで、まぁそれも頭に入ってたんですけども、まさかあんなに飛んでくるとは思わなかったです」
--そのなかでSANADA選手もやっと獲ったベルト、やっぱり譲るわけにはいかないという思いは強かったですか?
SANADA「そうですね。やっぱ、さっき金丸さんも言ったんですけど、熟された方がいいですね」
金丸「熟さなきゃダメだね
SANADA「まだまだですか?」
金丸「まだまだだ。まだまだ足りないよ」
--この上半期総決算の大阪大会になりましたけども、本当にSANADA選手が新しいチャンピオンになって、激動のこの前半だったと思うんですが、この先に向けてチャンピオンとしてはどうでしょうか?」
SANADA「さっきリングでも言ったんですけど、『G1』、チャンピオンで優勝して、チャンピオンの俺が、チャレンジャーを逆指名したいなと思っております(※と言ってタイチの方を見上げる)」
タイチ「(※JUST 5 GUYSの面々が自分に視線を投げかけていることに気づいて、ちょっとなまった感じで)わだす? わだすか?」
SANADA「ハイ」
タイチ「俺もさっき言ったんだけど、SANAやんの横にいて、このIWGP世界ヘビーの闘い見てて、初めて俺も、欲しくなってきたよ。だから、次『G1』あるから、結果残さないと、俺だって
SANAやんに挑戦させてくれって言えないからさ。東京ドームで、挑戦……しようかなぁってことは、おぼろげながら浮かんでるけど……。だからもうなんか、欲しくなってきたよ俺も、見てると……。やっぱりSANA-yanがやってる姿を見てると」
--またこの先へ向けても、タイチ選手も含め、狙ってくる、狙われる立場、だと思いますが、次の闘いに向けて(言葉を)お願いします。
SANADA「次なる闘い……次はちょっとどこで防衛戦あるかわかんないですけども、ヘタしたら『G1』の前にあるかもしれませんし、まぁいつでも、チャンピオンですからいつでも闘う準備はできております。……大丈夫ですか、あとは? でも、大丈夫というか、もうしゃべったことしゃべったんで、皆さん、恐れ入りますが、帰ってもらっていいですか? 恐れ入ります」
辻「いいか、これは始まりだ。世代交代、若手の筆頭、そんなもんじゃない。俺は、この新日本プロレスを、世界一の団体にしてみせる。俺の闘いは今日、始まったんだ。覚悟はいいか、新日本プロレスよ。そして……世界よ」
<写真提供:新日本プロレス>
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