【ガンプロ】流出した至宝を取り戻し2冠を狙うICE×∞王者・YuuRIが力強く宣言!「絶対に明るい未来を見せます」

ガンバレ✩プロレスのYuuRIがプロレスTODAY編集部に来社。8月6日高島平大会で王者・木髙イサミのスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座に挑戦する。

そして、7月17日アイスリボンの横浜大会にて王者のトトロさつきを破り、見事にICE×∞(アイ・シー・イー・クロス・インフィニティ)王座を獲得し、8月11日板橋大会で“まなせゆうなの妹”まなせあみを相手に初防衛戦に挑む。

ベルトを獲得したYuuRIは2冠を狙っているが、現在の心境とタイトル戦への思いを語った。

①ICE×∞王座獲得を振り返って

――ICE×∞ベルトを奪取おめでとうございます。まずは王座獲得を振り返ってみてください。

YuuRI ありがとうございます。王座獲得は本当に感動的でした。リング上でベルトを手にすることができた時は自分の努力が報われた瞬間でした。試合を振り返れば自分とトトロ(さつき)さんにしかできない試合だったと思います。トトロさんは普段は本当に人思いで優しい先輩だけど、あの日のトトロさんは怪獣のように非常に強くてパワフルで怖かったです。何度も意識飛びかけました。ただあんなにも激しい攻めを受けてボコボコにやられても諦めず何度も立ち上がることができたのはみなさんのガンバレが一つになったから。

あの日、アイスリボンの大会で唯一自分だけ他団体所属でアウェイにも関わらず、「YuuRI」コールをたくさんいただきました。みなさんの心を自分に引っ張ることができて嬉しかったし、自分1人ではなくてみなさんと一緒に立ち向かって掴んだベルトだと思っています。絶対にこのベルト守り続けることを誓いました。ただ、今はチャンピオンとしての責任やプレッシャー、ベルトの重みというものを言葉に言い表せないくらい感じています。

②2冠を目指して木髙イサミのスピリット・オブ・ガンバレ王座に挑戦

――8月6日、『アンダー・ザ・シルバーレイク2023』東京・高島平区民館で行われる『スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合』。王者、木髙イサミ選手に挑戦しますが現在の心境はいかがでしょうか。

YuuRI 渡瀬さんがずっと防衛してベルトを持っていた時にイサミさんが「俺が渡瀬に挑戦してベルトを取ったら、別にYuuRIが俺に挑戦してもいいわけだからね」って言っていたんです。あの当時のことを思い出すと言葉にしたことが現実になって、夢のまた夢の試合が叶って。このタイトル挑戦は自分にとって過去最大の試練だと思っています。過去に練習も何度かイサミさんに教えて頂いていたこともあり、今も試合のことやプロレスで悩んでいる時にも相談させていただいて、どんな時でもすごく親身になって教えてくださる優しい大先輩です。

そして、イサミさんとは元師匠(トレーナー)が同じTAKAみちのくという共通点もあります。本当に遥か雲の上の存在である選手に挑戦するというのは、少し前の自分では全く考えられなかったことです。自分は去年の11月に千葉大会でガンプロに入団してから初の自力勝利をして、それからベルトを取るまでまだ1年経っていません。

――まさにシンデレラストーリーですね。

YuuRI はい。イサミさん自身も「若くて勢いがあるチャンピオンと、41歳で昼の試合(7.17BASARA・板橋大会)で熱中症の俺と、どっちが強いか」と言っていたぐらい、私のこの勢いは今のイサミさんにはないと思うんです。自分がここまで成長できたのは自分だけではなくみんなの応援があってのことですし、己を信じてここまで来たからこそ、このチャンスは絶対にものにしたいです。自分が16日のガンジョのメイン勝利後のマイクで、翌日タイトル戦があってベルトを取って夜のガンプロに凱旋すると言って、ちゃんと有言実行しました。


©ガンバレ✩プロレス

――見事約束を果たしましたね。

YuuRI はい。初めてそういう大仕事をやり遂げたと思います。今回ベルトを取って2冠王者になるというのも有言実行したいと思います。ただ、チャンピオンとしての自覚は持ちつつ、本来の自分は見失わないようにしたいです。

――他団体のベルトを持って2冠王になるチャンスというのはなかなかないことだと思いますので、これはYuuRI選手にとって一世一代のビッグチャンスが到来しました。

YuuRI そうですね。ガンプロのベルトを他団体の選手に取られた状態で、今回、自分がアイスリボンのベルトを取った。やはり所属として他団体に持っていかれるというのは悔しいし、自分がなんとしても取り戻したいと思って声を上げて今回タイトル戦が決まりました。もちろん自分がこうやって他団体のベルトを持っていったことによって新しい風を吹かせていると思っています。だから自分は誰の挑戦でもいつでも受けるつもりです。ただ、自分はチャンピオンだけれども挑戦者としての気持ちも忘れたくないなと思っています。

③2冠チャンピオンになって叶えたい事

――2冠チャンピオンになった暁にはすごい景色が見えるのではないかと思います。もし2冠になったらしてみたいことはありますか。

YuuRI 自分は2冠どころではなく3つでも4つでも5つでも狙っていきたいと思っています。

――欲しがりなYuuRI選手が出てきたんですね。

YuuRI はい。実際にベルトを取ってチャンピオンとしての責任やプレッシャーに押し潰されたこともあったけど、この勝負を乗り越えることこそが真のチャンピオンだと思うし、もっともっと上を目指していきたい。だから今回ベルトを取ったことによってどんどん欲が出てきました。週プロの表紙も狙いたいし、あとは東京ドームで試合をしたいし、日本だけではなくて世界にも行きたい。まだまだ足りないし、まだまだ自分の可能性を広げていきたい。

――注目度は間違いなく上がっていますし、なおかつYuuRI選手がベルトを取ったことによって、周りの目も変わってきたと思います。ステータスがワンランク確実に上がりましたので、そういう部分も非常に楽しみです。

④“まなせゆうなの妹”まなせあみとの防衛戦について

――そしてイサミ戦が終わって、またすぐに板橋グリーンホール大会で今度はガンジョの試合でYuuRI選手の持つICE×∞ベルトにまなせあみ選手が挑戦します。

YuuRI ガンジョの中で対戦したことがない選手はまなせあみ選手だけでした。戦ったことがないので分からないことがたくさんあります。ただ、彼女はまなせさんの妹で、パワフルで熱くて元気でパッションを感じます。

――どこかで見たこともあるような気もしますね。

YuuRI はい。見たことがあるような…。戦ったことはないけれども、一緒にガンジョをやっていく仲間として熱い彼女が大好きですし、まなせさんの妹だけどまなせさんと戦う気持ちでいきたい。そしてまなせあみから勝ってまなせさんが復帰したらまなせさんと防衛戦をしたいと思っています。

――防衛戦、楽しみな相手ですね。

YuuRI パワフルで元気な相手だからこそそのエネルギーに負けないように、自分がガンジョを引っ張っていく立場として、チャンピオンとして、未来をかけた勝負をしたいと思ってます。

――それはいいですね。YuuRI選手がまなせあみを倒して、まなせゆうなの復帰戦をエースとして迎えると。

YuuRI はい。ガンジョのエースとして待ちたいです。

⑤両大会へ向けてメッセージ

――両大会に向けてのメッセージをお願いします。

YuuRI 7月9日の大田区大会は“YuuRIの夏”にできたという自負があります。さらにICE×∞ベルトを取って、YuuRIの夏をさらに輝かすことができました。この勢いに間違いはないし、イサミさんにガンプロのベルトを取られている今、自分が未来を変えなくてはいけない。自分がイサミさんからベルトを取るし、ICE×∞のベルトも防衛して絶対に明るい未来を見せます。YuuRIの年にします。8月6日(高島平)も8月11日(板橋)も是非見に来てください。

――有難うございました。

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

『アンダー・ザ・シルバーレイク2023』
日時:2023年8月6日(日)開場12:00開始12:30
会場:東京・高島平区民館

▼スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合
<王者>木髙イサミ  vs  YuuRI<挑戦者>
※第5代王者は初防衛戦。

『GanJo Battle Garegga ’23』
日時:2023年8月11日(金)開場12:00開始12:30
会場:東京・板橋グリーンホール

▼ICE×∞選手権試合 30分一本勝負
<王者>YuuRI  vs  まなせあみ<挑戦者>
※第36代王者は初防衛戦。

◆大会詳細は公式サイトにて
https://www.ddtpro.com/ganpro

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