【訃報】「テキサスの荒馬」テリー・ファンクさん死去
「テキサスの荒馬」と呼ばれ日米で人気を博したテリー・ファンクさんが死去した事を、23日(日本時間24日)WWEが発表した。(享年79歳)
プロレス界のレジェンドであるテリーさんの突然の訃報は、ファンや関係者にとって大きなショックとなった。
米マット界のみならず日本でも愛されたテリーさんは、プロレス界においてその名を不朽のものとし、数々の偉業を達成した選手として知られている。
1944年生まれアメリカ・テキサス出身のテリーさんは、兄のドリー・ファンクJr.さんと共に「ザ・ファンクス」としても全米でその名を轟かせた。
テリーさんは長いキャリアを通じて、数々のテリトリーで活躍し、その実力とカリスマ性で多くのファンを魅了。
キャリアの中でも特筆すべきは、1975年テリーさんはジャック・ブリスコを破り、当時の全米最高峰のNWA世界ヘビー級王座を獲得。
日本でも全日本プロレスを初めとして、キャリアの後年ではメジャー・インディー問わず多くのマットに参戦し戦績を残した。
多くのレスラーから尊敬され親しまれたテリー・ファンクさんはリング内外での多彩な活動でも知られ、時にはプロモーターやトレーナーとしても活動し、後進のプロレスラーたちの育成にも尽力した。
その中には日本でもなじみ深い“不沈艦”スタン・ハンセン、全日本プロレスでは“怪物”ジャンボ鶴田、“風雲昇り龍”天龍源一郎、“涙のカリスマ”大仁田厚など、日米マット界に多くの「ファンク道場」出身者が存在する事でも知られている。
※天龍源一郎、引退試合に来日
そのキャリアは、テリーさんがプロレス界に与えた影響がどれほど大きかったかを物語っている。
テリーさんの死去について日米のレスラー、関係者がSNSでも心情を綴っている。
その偉大なる足跡は、これからの世代にも多大なる影響を与え続けることだろう。
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<写真提供:伊藤ミチタカ氏>
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