【2AW】吉野コータローと笹村あやめが”暗いヤツと嫌なヤツ”からのタッグ王座奪取を宣言!「明るくキラキラとベルトを輝かせていきたい」
千葉密着・発信型プロレス2AWの吉野コータローと笹村あやめが10月29日(日)『有限会社 山﨑工業 プレゼンツ GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』へ向けてプロレスTODAY編集部に来社。
吉野と笹村は今大会で2AWタッグ選手権試合にて王者組・本田アユム&CHANGOに挑戦する。
そんな両選手にタイトル戦への意気込みや王者組の印象、二人の相性、無差別級王座戦の見解について語ってもらった。
①タイトル戦への意気込み
――お二人はタッグ選手権で本田選手、CHANGO選手の王者に挑戦ですが、8月に担々麺造&焼・そばの介選手を相手に初防衛を果たして今回で2度目の防衛戦ですが、挑戦については笹村選手がゴリ押しでしたね。
笹村:そうですね。この本田&CHANGOがタイトル挑戦を受けないスタンスでいるというのは本人たちも言っているし、見て分かります。そんな中、3WAYマッチで本田さんから勝利したので、挑戦表明したんですけれども、何も言わず首を振られ。「挑戦していい?」って聞いても「ダメ」って言われたので、頭を使って「挑戦しなきゃダメ?」って言ったら、「うん」と言ったので、その勢いで。
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――うまく誘導尋問とはさすがですね。
笹村:はい、絶対に挑戦したいと思ったので。
②王者組(本田アユム&CHANGO)の印象や警戒する点は?
――この王者組は3WAYでのタイトル戦を勝ってベルトを奪取しましたが、印象はいかがですか。
吉野:印象はやはりこずるいというイメージですね。でも自分達みたいなまっすぐなスタイルで突き抜けられればその柵を越えられると思うんですよ。なので、お互いに多分苦手同士だと思うんですけれども、自分たちのプロレスを突き通してベルトを獲りたいなと思います。(ここで笹村選手が拍手)
――そして笹村選手は?
笹村:私はCHANGOが嫌いなのと。
――嫌い?その嫌いな理由はなんですか。
笹村:嫌なヤツじゃないですかシンプルに。すごい嫌なヤツだし、とりあえず嫌いなんです。
――理由はそれだけですか?
笹村:本当に嫌なヤツ。ずるいところで勝つのがずるいです。日本語が難しいですけれども(笑)
吉野:試合をやっていても嫌なことをやってきますね。
笹村:そうなんです。
吉野:今ここでこれやられると嫌だなということをやってきたりしますね。
笹村:そうです。嫌なヤツなので、とりあえず(CHANGOは)置いておいて。本田さんとプロレスをするのがすごく好きなんです。柔道をやっていたのも通ずるものがあるし、でも人間性が暗いじゃないですか。
――それ言っちゃっていいんですね?
笹村:はい。本当にしゃべらないから、だから印象とすると暗いヤツと嫌なヤツのタッグだなという印象です。
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吉野:ヤバいタッグ。
――警戒する点はありますか。
笹村:たびたび何かのタイミングで対戦をしています。進垣(2021年11月引退)の何かの復帰戦も本田&CHANGOでしたし。自分の欠場明けの復帰戦も本田さんがいたり、嫌な時に出てくるのですごく嫌なヤツの印象があるんですけれども。本当に嫌なヤツだけれども上手というか、プロレスを自分の中で噛み砕いてそれを表現してる感じが上手で腹が立ちます。
――イヤなヤツだけれども、それはやはり選手としての実力を認めているからですね。
笹村:…口では言いたくないんですけれども、そういうことなんだと思います。
――悔しさもありということで。
笹村:そうです。「ああ、上手いなあ」って思ってしまう自分も嫌ですし、それをシレっとやるあの二人がずるくてかっこいいですね。
――そこが尊敬するところでもあるんですね。
笹村:尊敬とは言いたくないですけれども…
――すごいと思うところなんですね。
笹村:そうですね。
――吉野選手が警戒する点はどこですか。
吉野:破壊力的には自分たちの方が全然攻撃力があると思いますけれども、その一瞬の丸め込みであったり、関節であったり。その一瞬の技というものが向こうにはあると思うので、一瞬を突かれないようにしなければと思います。
――隙を突いてくるところが上手いですね。
吉野:それが警戒するところです。
――常に気を張ってないといけないですね。
吉野:自分ペースのところでうまくコロッとやられないように気をつけないといけないなと思います。
――ここで攻めなければと思った時にやられますよね。
吉野:そうなんです。本当にパっと、俺たちのペースかな「あれ?」みたいな感じで。
――そこがやはり気を付ける点ですね。対戦相手としてはイヤなヤツだけど、そこは認めつつ気をつけながらという感じですね。
2人:そうですね。
――王者組の初防衛戦は見ましたか?
笹村:はい。見ました。
吉野:両チームの雰囲気は凄い出てたのですが、自分達の参考にはならない試合でした(笑)
――ということはそこから得るものはなかったんですね。
吉野:ヒントはそれほどなかったです。
③笹村選手は2月に最上選手と王座挑戦、今回の心境は?
――笹村選手は2月に最上選手とのタッグで王座に挑戦しています。その時は仁木選手と花見選手に敗れてしまいましたが、その時とはパートナーも相手も違いますが、今回挑戦する気持ちや心境は?
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笹村:前回挑戦した時は本当に世界で一番花見に負けたくない。こいつにだけは勝つという思いだけしかなくて。
――以前のインタビューでもおっしゃってましたね。
笹村:ですね(笑)それは今も変わらず花見だけには負けたくないです。でも、やはり超えることができなかったことを自分で受け入れた上で今回、本田さんに勝った、「よし挑戦できるぞ!」という段階を今回はちゃんと踏んでいるので。
――なるほど、1回挑戦して取れなかったけれども。
笹村:はい。取れなかったし、花見に勝てなかった事実を受け入れて、「よしっ!じゃあまず結果を残さなきゃいけないんだ」と思って本田さんから勝って、「よしっ!じゃあ挑戦表明をするんだ。挑戦を受けてもらって、よしっ!タイトルマッチだ!」という自分の中で段階を踏んで挑戦まで今来ているので。前は多分本当にすごく狭い視野で「花見、花見、花見」しか見えていませんでしたが、今回は吉野さんとであれば本田&CHANGOに勝てると思っての挑戦表明でした。
――前回は視野が狭くなってしまった分、負けてしまったと。
笹村:そうだと思います。
――では今回は視野を広くもって挑むわけですね。
笹村:こんな風(視野を狭く)にやっていても結果も出なかったし、それは2AWだけではなくて女子団体でも、狭い視野で凝り固まった考えでしか考えられなくなると結果が出ないので、1回それをやめて自分の好きなプロレス、楽しいプロレスをやってたらSEAdLINNNGでタッグベルトを取れたり、本田さんに3WAYですけど勝つことができたので、視野を広く持つということは大事ですよ(吉野選手に向かって)
吉野:アドバイスいただきました。