【全日本】プロレス界を闊歩する“タッグ2冠王”斉藤ブラザーズが世界のベルトコレクター宣言「俺たちのリング上の姿を見ておけ」

③兄弟の違いとは?

――お二人は好きなものとかも似てるのですか?

レイ「好きなものは似てるな、基本的に好きな食べ物とか。兄の方が甘い物好きってのはあるけど、基本的に好きな食べ物とか趣味っていうか、大体一緒じゃないかな」

ジュン「趣味と言ゃなんだろう?サッパリしたりするのも好きだな。」

――お二人とも?

ジュン「ただ女性のタイプだけは違うな(笑)」

レイ「そうだな(笑)」

――ちなみにジュン選手はどんなタイプがお好きですか?

ジュン「女性のタイプ。これは言ったことないんだけど、俺あんまりちょっと気の強い人が苦手で、もちろん気が強くても優しい人はいると思うけれども、まぁ、ちょっと温和というかあまり怒らない人がいいな。その点、弟は気が強い人が大好きで、怒られるのが好きみたいで(笑)」

レイ「そんなこたぁねぇよ(笑)」

――ではレイ選手はどんなタイプがお好きですか?

レイ「いやあ、俺はだから反対にもっと我が強いっていうか、リードしてくれるようなタイプがいいかもしんない」

――なるほど。それぞれの違いが見えました(笑)

 

④ゼンニチ新時代について


<写真提供:伊藤ミチタカ氏>

――続いてゼンニチ新時代というところで、全日本プロレスが新しい時代を今踏み出そうとしているこの現状に関してどういうふうに意識されてますか。

レイ「新時代て言っていろいろあるけど、正直俺たちはそんなにジュンもそうだと思うけどそこまで意識したことはねぇな」

ジュン「新時代ていうか、若い世代が前より出てきてるから、新時代とかいろいろ言ってんのかもしんないけど、でもそこをそこまで意識したことはないな」

レイ「斉藤ブラザーズが求めている、いこうとしている形にはまだまだできてないから、そこを目指してまだドンドンこれからもやっていくつもりだけど、ただ新時代というよりはもうとにかく斉藤ブラザーズがちょっと思い描いている形になっていける様に突き進んでいくっていうか、そういう感じかな」

――確かにお二人は新時代というよりも個々の強さの方が際立ってますね。

 

⑤“闘魂スタイル”を打ち出している現三冠王者・中嶋勝彦について


<写真提供:伊藤ミチタカ氏>

――続いて“闘魂スタイル”を打ち出している現3冠王者の中嶋勝彦選手について伺います。先日も世界タッグ戦で勝利したばかりですが、中嶋勝彦選手に対する意識はどんな感じでしょうか?

レイ「正直こうやって全日にやってきて、すぐ3冠王者になって、やっぱりあんまりいい気はしねぇな。正直、中嶋の言ってるその“闘魂スタイル”っていうのがなんだろうが、そんなの俺の知ったこっちゃねんだろ。ただ、ここにきて好き勝手にやってるというのはちょっと俺もジュンもだいぶイラついてた。それは正直、何が伝えようとしているのか、やりたいのかさっぱりわからない」

ジュン「俺もわからない」

レイ「何を考えてるかわからないっていうのが大きくて、もちろんすごくいい選手だよ。もちろん力も強いし、早くて動けて、経験も十分という素晴らしい選手だけど、いまいち何がしたいっていうのはよく伝わってこない」

--お二人にとっては何か違和感は感じるような存在なんですね。

レイ「ちょっとモヤモヤしたものは感じるな。“闘魂スタイル”だとか俺はそんなの知ったこっちゃねけど、ただ全日に来て好き勝手アイツがやってたのは、ずっと気に食わなかったから。そのままの勢いで世界タッグもこの前獲ろうとしたから、全日本プロレス代表とかそんなん言うつもりはねけど、しっかりな俺はスリー取ったからな。しっかりぶっ倒して、アイツ止めたってのはスカッとしたな」

 

⑥離脱者続出について思っていること


<写真提供:伊藤ミチタカ氏>

――そして全日本プロレスの現状、離脱者が増えていることについてはどのように感じていますか?

ジュン「いろんな人から会社に対していろんなこと言われてるけど元々、全日本プロレスはもうでかくて、大型の選手が力強いプロレスをしていくっていうのが売りというか、それが王道のあれだと思ってるから、やっぱ力強いプロレスでお客さんを見せていけば、そこさえ揺るがなかったら、もう会社は大丈夫なんじゃないかと思ってるから、そこをきっちり見せていきたいと思ってる」

――なるほど。レイ選手はいかがですか?

レイ「正直俺もそうだな、ジュンと同じ気持ちだけれども、正直何が周りで起きてるかさっぱりわかんないから。いろいろなあるんだろうけど、ジュンが言った通り、俺にできることを一生懸命やっていくだけだな」

ジュン「俺たち斉藤ブラザーズがしっかりやっていけば会社で何が起こっても問題もないというか、俺たちのリング上の姿を見ておけば、安心してこれからも見続けられるだろうから、きっちりやることをやっていくということだろう」

➡次ページ(他団体で意識する存在や対戦したい選手、2024年の目標やプラン)へ続く

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