【新日本】タイチがTJPを下しトーナメント決勝進出も怒りの会社批判「若手の抜擢だ?ふざけた会見してんじゃねえぞ」

新日本プロレスは7月3日 (水)、東京・後楽園ホールにて『NEW JAPAN SOUL 2024』を開催した。

『NEW JAPAN SOUL 2024』
日時:2024年7月3日 (水) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,225人

第6試合では『G1 CLIMAX 34』Bブロック出場者決定トーナメント準決勝戦が行われ、小島聡を撃破したTJPと1回戦シードのタイチが激突。

ヘビー級転向後、5年連続『G1』出場を果たしてきたタイチも、今年は出場者決定トーナメントからのスタートとなり、意地を見せたいところ。

さらに、4.22後楽園でのJust 5 GuysとUNITED EMPIREの大将戦でTJPが勝利しており、タイチにとっては雪辱の一戦でもある。

ゴングとともに両者がロックアップし、タイチが優勢に進めるが、TJPも俊敏な動きで対抗。序盤から互いに一進一退の攻防が続く。

タイチはパワーで押し込むが、TJPはスピードとテクニックで反撃し、場外戦やエプロンでの攻防も展開される。

中盤、タイチはTJPをフェンスや観客席に叩きつけ、強烈なキックで攻勢を強める。ダメージを負ったTJPもエルボーで反撃し、再び両者の激しい攻防が続く。

TJPは巧みな動きでタイチを翻弄し、飛び技や関節技で攻め立てるが、タイチも負けじと応戦。

リングに戻ると、TJPはダイビングラリアットやエルボーを次々と決め、さらにアームバーでタイチを追い詰める。

タイチも負けじと反撃し、激しい技の応酬が続く。タイチはパンタロンを脱ぎ捨て、必殺技を狙うが、TJPも必死に対抗。

最後はタイチが天翔十字鳳からブラックメフィストを炸裂させ、熱闘を制した。

試合後、タイチはTJPに声をかけ、握手を交わして健闘を称え合った。

<試合結果>

▼第6試合 時間無制限1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Bブロック出場者決定トーナメント準決勝戦
タイチ 〇
vs
TJP ×
19分26秒 ブラックメフィスト→片エビ固め
※タイチがトーナメント決勝戦へ進出

 

■試合後バックステージコメント

タイチ「この歓声、当然なんだ。つまんなそうにしてたか、後楽園ホール。客入ってねえのか、今日平日で。あ!? つまんなさそうにしてたか? あれだけの歓声、俺にもTJPにも。聞こえてねえのか? 上のモン。聞こえるか、お前ら。聞こえてるな、この声。
『若手の抜擢』だ? ふざけた会見してんじゃねえぞ。そんだけ若手だらけでやりたかったら、最初っからやれよ。若手だらけで会社が潤ってんだったら、とっととそうなってんだろ、昔から! ふざけた会見ぬかすなこの野郎!
ナメんなよ、コラ。オヤジはもういらねえっつーのか。これでも、こんな試合しててもいらねえっつーのか。TJPはまだ30代かもしれねえけど、キャリアは俺より上なんだよ、アイツ。それでもやってんだろ、こんだけの試合。それでも必要ねえか。後悔するぞ。
お前らが『若手の抜擢』、そんだけ言うんだったら、俺は『G1』最年長優勝記録更新、目指してやるよ。何歳で止まってんだ? 45だろ? 誰も頷かねえな、お前ら。勉強不足だな。
最高齢、45だろ? 長州力の、45。全勝優勝。それを抜いてやるよ。46の時に。47、48(歳の時に)優勝してやるよ。お前らが若手でやりたいって言うんだったら、俺がオヤジの意地見せてやる。『G1』最高年齢優勝、更新してやる。
次は、若いのか? ハッ、『若手の抜擢』に応えられてよかったじゃねえか。矢野と棚橋、2タテにしたらしいな。そのまんま勢いがあるかもしんない。若さも勢いも力も。
だけど俺に敵うと思うなよ、お前。オメーにはわかんねえプロレスの技術、こっちは20年以上積んできてんだ。テメー、たかが1年か2年、そんなもんだろ。力と技、格闘技のセンスで勝てると思うなよ。プロレスは甘くねえぞ。教えてやるよ。
お前に初めての挫折を味わわせてやる。な。プロレス界の大の里になろうと思ってんのかもしんねえけどよ、大野里だってデビュー1年ナンボで優勝してんだ。そんなこと、俺が阻止してやるよ。ベテランの現十両が阻止してやるよ。胸出してやる。かかってこい。全部ぶっ潰してやる。明後日待ってるぞ、ボルチン。(※立ち去りながら)やってみろ、この野郎。ぶっ潰してやる」

TJP「そうだな、よく言われるように『旅は終わりから始まるもの』だ。旅はただの旅。短いものもあれば長いものもある。今まで出会った中で、最高のコーチが旅について教えてくれた。『実際のところ、旅は自分をどこへ導くかはわからない。しかし最初の1歩を踏み出すと、それがお前の道になる』と。それは全てが上手くいくという意味ではない。それぞれのステップが成功するとは限らない。だがしかし、それが本当に重要なポイントじゃないだろう? 前にも言ったがもう1度言おう。UNITED EMPIREのキャプテンとして、俺の責任は第一にユニットであり、自分自身のことは二の次だ。自分自身については失望したが、今日は確かに勝利を掴んだ。カラム、お前は1歩近づいた。俺たちがお前をそこへ連れて行くつもりだと言ったが、お前は俺抜きで、自分1人で他の仲間たちについていかなくてはならない。だが、お前なら大丈夫だろう。俺はただ付き添っていただけだ。さて、次だ。まずはタイチ、良くやったな。お前は勝利を取り戻した。だがこれで1勝1敗だ。だから信じてくれ。3度目の勝負には俺が勝つつもりだから、お前の成功を祈っているよ。アキラと一緒に新しい目標を立てた。キャプテンの次の仕事はユニットの拡大だ。新しいメンバーをもっと入れる必要がある。俺たちに加わってくれる次の若い選手を探している。簡単なことじゃないが、カラムが努力次第で成功できることを証明してくれた。アイツが勝利することを祈るよ。君たちに新たな仲間を紹介する日が来るのが待ちきれないな。みんな、誰であろうと『G1』の勝利をホームに持ち帰ろう。それからアキラ、『SUPER Jr. TAG LEAGUE』についてプラニングを始めようじゃないか」

<写真提供:新日本プロレス>

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