【ノア】師匠・藤原組長、愛弟子ヨネの30周年を祝福「歳を取っても気持ちだけは若くいろ」メインはヨネがキン肉バスターで自祝砲
プロレスリング・ノアは8月25日、東京・後楽園ホールにて、モハメド ヨネのデビュー30周年記念大会『DISCO BALL』を開催。
モハメド ヨネ デビュー30周年記念大会『DISCO BALL』Supported by ザ・リーヴ
日程:2025年8月25日(月)開始18:30開場17:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,189人
メインイベントでは、この日の主役であるヨネが自ら勝利を飾ると、試合後にはプロレス人生の原点である“師匠”藤原喜明組長がサプライズで登場。
「年寄りになる必要なんかねえ」という愛の金言で、愛弟子の新たな門出を祝った。
“ファンキーウェポン”のレスラー人生30周年を祝う一夜。そのメインイベントで、ヨネは丸藤正道、池田大輔と組み、潮崎豪、石川修司、小峠篤司組と対戦。
49歳とは思えぬエネルギッシュなファイトで、潮崎や石川といった強豪と真っ向から渡り合い、1対3の劣勢に追い込まれる場面でも、気迫でこれを打破。
最後は、小峠を必殺のキン肉バスターでマットに沈め、記念すべき大会の主役として、最高の形で自らの手で勝利を掴み取った。
<試合結果>
▼メインイベント(第7試合)モハメド ヨネ30周年記念試合
モハメド ヨネ 〇
丸藤正道
池田大輔
vs
潮崎豪
石川修司
小峠篤司 ×
20分48秒 キン肉バスター → 体固め
そして、この日の本当のクライマックスは、試合後に訪れた。
リング上でマイクを握ったヨネが、「プロレスラーとしてプロレスの未知の扉を開いてくれた〝あの人〟が来てくれています」と呼び込むと、その姿を現したのは、ヨネが1995年に入門した「プロフェッショナルレスリング藤原組」の師匠、藤原喜明組長であった。
花束を手にリングに上がった藤原組長は、マイクを握ると、まず「ヨネ。30周忌…。じゃなかった30周年、おめでとうございます」と、組長ならではのユーモアで会場を沸かせる。
さらに、「彼が女装して、そのお尻を見て思わず欲情したことを覚えています」と、門外不出(?)の“道場結婚式”の思い出を暴露し、愛弟子を苦笑させた。
しかし、その独特の祝福の言葉の中には、深い愛情が込められていた。藤原は、自らの師匠である“プロレスの神様”カール・ゴッチの言葉を、30周年を迎えた弟子へ送ったのである。
「師匠のカール・ゴッチの言葉です。『だれでも歳を取る。だけど年寄りになる必要なんかねえ』。歳を取っても気持ちだけは若くいろ、ってことです。若い時に鍛えるのは当然だけど、歳を取ったら鍛えなければ衰えるのは早い。そういうことです」
それは、レスラーとして、そして一人の人間として、これからも戦い続ける弟子への、師匠からの最大のエールであった。
最後に「そのヘアスタイルはなんとかしろ!」という愛のムチで締めくくると、後楽園ホールは温かい笑いと拍手に包まれた。
師からの言葉を受け、ヨネもまた、ファンへの感謝を口にした。

「俺ね、ありがとうっていう言葉をすごい大事にしてて。この言葉で世の中って変わると思ってます。今まで、苦しい事も、悲しい事も、辛い事もいっぱいあったし。楽しい思いだって、いっぱいある。でもね、心の底から、やっぱりありがとうと言えるようになったのは、50になりますし、それとプロレスラーとして30年やってきたから、それだと思います。今日、上がってくれたみんな、そして今日来てくれた皆さん、ありがとうございました!」
【試合後のヨネ】
ヨネ「ありがとうございました。ホントね、30年って長いようで短くて。人って何かを真剣にやれば、その時間ってあっという間なのかなと思います。藤原さんが来て、思わず涙が出ちゃったけど。ホント新弟子のあの瞬間をパッと思い出して。藤原さんもいい歳になったし、俺ももう50になります。でもね、藤原さんが言ったゴッチさんの言葉にあるように、やっぱりね、まだまだ鍛えて、まだまだ若いもんの壁にならなきゃいけないなと思います。髪の毛の続く限り、40年も50年もやりたいなと思いますんで。皆さんどうぞどうぞ髪を大事にというメッセージを添えて、今日一言あげていただきたいなと思います。今日はホントにありがとうございました。30年なんてね、通過点。そう、俺は死ぬまでレスラーです。それは藤原喜明の背中を見てるから。これからも頑張ります。今日はありがとうございました」
――藤原組長の言葉は組長らしかった?
ヨネ「組長らしいし、絶対あれはスポーツドリンク飲んでましたね。私たちが付き人時代にスポーツドリンクと言って出した何かを飲んでたと思います。あんなに饒舌じゃないですからね。もう控え室に来た時から饒舌だったから。まあ、いいと思います。藤原さんには拾ってもらったし、『藤原さんがいなかったら今の俺はありません』とリング上で言ったんでね。でも、ちゃんと事務所にお酒と甘いもの持って行かないとね。『お前、お礼にも来ないな』って言われちゃうかもしれないので。それはキッチリ礼儀を果たしたいと思います。ありがとうございました」
※取材陣向けの写真撮影が終わると
ヨネ「ありがとうございました!」
※TEAM NOAHメンバーが拍手
試合の勝利、そして師匠からの忘れられない贈り物。モハメド ヨネにとって、30周年記念大会は最高の形で幕を閉じた。
「年寄りになる必要はない」という師の言葉を胸に、49歳の“ファンキーウェポン”のプロレス人生は、これからも熱く、ファンキーに続いていく。
<写真提供:プロレスリング・ノア>














