【中森華子インタビュー】〈決戦目前〉DASH・チサコとの敗者髪切りマッチに挑む初代PURE-J認定無差別級王者の中森華子が心境を語る「髪の毛を失うと私ではなくなってしまうので絶対負けない!」
2017年12月17日(日)PURE-J女子プロレスの後楽園ホール大会にて、センダイガールズプロレスリングのDASH・チサコとPURE -J認定無差別級選手権・敗者髪切りマッチを行う中森華子選手。「絶対に勝ちます、負けません、チサコを丸坊主にする!」とタイトルマッチへの心境を語ったインタビュー!
【タイトルマッチへの想い、チャンピオンとしての覚悟について】
ーー12月17日に髪切りマッチが行われますが凄いタイトルマッチですね。
中森 デビューから11年ちょっと経ちますし、29年間生きてきてショートカットにした記憶がないですし、ずっと長いままで肩より絶対下だったので本当に大事な物です。
ーー女性の命とも言える髪の毛をなぜかけようと思ったのですか?
中森 髪の毛の長い中森華子は、長くないと中森華子でないっていうぐらい、プロレスをやる上では凄く大事なもので、もちろん勝てる自信があるからかけるっていうのもあるんですけれども、現在、PURE-Jのチャンピオンとして常に覚悟を持って、PURE-Jの中心としてプロレスをやっているので、覚悟を魅せたいというのが1番です。
ーー勝てる自信があってもリスクありますし、大変な覚悟ですよね。万が一負けたら本当にバリカン入れるんですか?
中森 はい、丸坊主です!
ーー丸坊主ですか!?仮に丸坊主になってしまったらどうしますか。
中森 私は本当に負ける気はないので、考えていないし、予想もつかないです。コスチューム、ガウンとかにもこだわりを持っていて、レースとか付けたりして、髪の毛に合わせてじゃないですけども、髪の毛、コスチューム、外見もですけど、私のこだわりの一部なので、それが欠けたら私ではなくなってしまいます。だから本当に丸坊主になるっていうには考えつかないです。もちろんそれは必ず勝つっていうのが心にあるからだと思います。絶対に負けません、絶対に防衛します!
ーー現在、初代PURE-Jチャンピオンですが、ベルトの重み、プレッシャーはありますか。
中森 やはりプレッシャーもありますし、重みも感じていますが、まだ歴史のないベルトない分、何色にも染まっていないベルトなので、PURE-Jの象徴となるこのベルトの価値を上げていけるのは私しかいないと思っていますので、常に意識を高めて、価値を上げていく事しか考えていないですね。
ーーこのベルトを、どんなベルトにしていきたいというのはありますか。
中森 各団体に色々とベルトがあると思うんですけど、その中でも1番のベルトにしたくて、もちろんそれには巻いている私もですし、PURE-J自身ももっともっと大きくしていかないといけないですね。そしてみんなが巻きたいっていうベルトにしていかないといけないって思っています。
ーー初代王者は1番歴史に残りますし、ベルトを獲った時は嬉しかったと思いますがどうでしたか。
中森 ベルトを巻くのは私しかいないって思っていましたけれども、腰に巻いた瞬間はやっぱり嬉しかったですね。誰もが巻けるベルトではないと私は思っているので、凄く重いなって思っています。
ーー普段からベルトは自分で持っているんですか。
中森 いつもは道場に保管しています。でも、色んなところで見てもらいたいというのもあるので持ち歩いたりもしていますね。
【DASH・チサコ選手との関係、心境の変化について】
ーーそして対戦相手のDASH・チサコ選手についてお聞きしたいのですが。
中森 チサコは同期で、年齢も同じで、本当にデビューした時から凄く意識していて、
今まで何度も対戦して、勝ったり、負けたり、ユニットとかも組んだりしてきたんですけど、私の中ではライバル心というのはずっとありました。チサコも仙女(センダイガールズプロレスリング)を背負っていて、私から見て凄い背負っているなと思うんですけど、チサコからPURE-Jを背負っているフリをしているだけだ、チャンピオンとして認めていないというの言われて、チサコに対しての気持ちが変わりました。
ーー闘争本能をガンガン出していくって感じでしょうか。
中森 はい、私もチャンピオンとして団体を背負っているので、そういう面では負けたくないですね。どちらかというとタイトルマッチが決まるまでは、お互いに頑張っていこうっていう、心の支えではないですけれども、あいつも頑張ってるし、私も負けられないなって、ちょっと爽やかな感じの熱い気持ちだったんですけど、今はそういうのよりもチサコより私が上をいっている、もちろん試合内容だったり、絶対に負けられないっていう強い気持ちになっていますね!
ーースイッチが入ったんですね。
中森 はい!!
ーー今回、相手からの挑発もありスイッチが入ったかと思いますが、普段の試合ではどの様にスイッチを入れているんですか。
中森 私は、オンとオフを切り替えていこうというのを普段から心がけていて、道場にいる時、道場を一歩出た時などで切り替えていましたが、今はチャンピオンになったかもしれないですけど、今までにないぐらい24時間プロレスの事を考えています。なので気持ちをどこかで入れるんではなくて、常にスイッチが入っている状態かもしれません。
ーーチャンピオンになって、どんな風に変わったんですか。
中森 言葉でいうと軽くなってしまうかもしれないんですけど、ほんとに気持ちの面でベルトが自分自身を強くしてくれていると思っています。
ーーなるほど。ですが初代王者として、色々と挑戦者が来ると思いますがプレッシャーとか大変ですよね。
中森 プレッシャーはかかります。でもまだやらないといけない事がいっぱいあり過ぎて、それをやっていかなくてという気持ちの方が強いです。獲ったから終わりじゃなくて、獲ってこれからだと思っています。
ーー24時間プロレスの事を考えているとおっしゃっていましたが、凄く自分自身がステップアップしたなって思いますか。
中森 少しだけですね。でもまだまだ足りないっていうのは思っていて、強いからチャンピオンになれたと思っているし、チャンピオンは強い者、強くいる為にはもっともっと努力していかないといけないので、色んな物を見て、もっと高いところを目指していきたいと思っています。
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