【全日本】主役も脇役も俺だけ!宮原健斗が大巨人・石川修司を破りV4 令和初の三冠へビー級防衛

20日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2019 SUPER POWER SERIES』が行われ、チャンピオン・カーニバル覇者・三冠王者の宮原健斗が石川修司の挑戦を退け4度目の防衛に成功した。

 

三冠王者のままチャンピオン・カーニバルを制したのは実に18年ぶりの快挙。

令和初のチャンピオンカーニバル覇者として堂々たる入場の宮原健斗

 

チャンピオン・カーニバルのリーグ戦で「宮原殺し2019」を披露し宮原を破った石川が挑戦を表明。

三冠戦直前に宮原が「石川殺しを発明した」と自信を語ると、石川も「ホントにあるなら見せて欲しい」と熱戦が予想された。

当日の後楽園ホールの観衆は1,556人。超満員の観客から大量の紙テープが投入

試合は激しい場外戦でスタート。石川が観客席からダイビングフットスタンプを決めると宮原もエプロンからダイビングフットスタンプで応酬。宮原が打撃戦を挑むと石川もそれを受け止めエプロン上でのファイアーサンダーと厳しい攻撃で王者を追い込む。

 

宮原も負けじとブラックアウトでダメージを与えてからのジャーマン。石川が“宮原殺し2019”を狙うもそれに対して宮原が新技の“石川殺し”でカウンターアタック。追い詰められた石川は“宮原殺し”→“宮原殺し2019”→カミゴェ→ランニングニーとラッシュ。

最後はジャイアントスラムで勝負あったかと思われた刹那、宮原はブラックアウト3連発で切り返し最後はシャットダウン・スープレックス・ホールドで進撃の大巨人から横綱相撲で勝利をもぎ取った。

滞空時間の長いシャットダウン・スープレックス・ホールドで石川を叩きつける

(写真:伊藤ミチタカ氏)

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▼メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合
〇宮原健斗【第62代王者】
(27分41秒 シャットダウンスープレックスホールド)
×石川修司【挑戦者】

※宮原が4度目の防衛に成功

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試合後

宮原「V4!達成!今日は石川修司を退けたぞ!新時代が現れ、上の世代からの追い込みが凄い。その間に挟まれた宮原健斗時代。主役も脇役も俺だけだ!チャンピオン・カーニバルを三冠ヘビー級チャンピオンとして18年ぶりに制覇したのも、遠い昔の過去の話だ。俺はすでに過去に執着せず、未来を恐れず、今を生きてんだ。今を生きた結果がこれだ!」とベルトを誇示。

突如マイクのスイッチが入らなくなるというトラブルにも負けずににマイクを放り投げた宮原は「全日本プロレス、最高ですかー!」とファンに呼びかけ、最後は「後楽園ホール、最高!」と高らかに吼えた。

 

最高の三冠チャンピオンを止めるのは誰なのか。勢いを見る限り宮原時代は長期政権となりそうだ。

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