【東京女子】中島翔子 メキシコ3戦目で初勝利!
中島がメキシコへ着いてからちょうど1週間。アレナメヒコ金曜定期戦への出場や現地メディアでの取材を通して、”ショーコ・ナカジマ”の名前はメキシコ国内に広く知れ渡り、普通に街中で歩いていても声をかけられるほど浸透してきた。
■11月11日(月) CMLL/アレナプエブラ
中島翔子&ジュビア&ハロチータ(2-1)ラ・コマンダンテ&メタリカ&レイナ・イシス
※中島翔子DVD収録試合
この日も入場すると、プエブラのファンから大歓声を浴びる。
コーナーに上ると、大きくポーズを繰り出すパフォーマンスもメキシコのファンにとっておなじみになってきた。
キャプテンはジュビアとコマンダンテ。1本目、まずは中島とレイナ・イシスが腕やバックを取り合う立ち上がり。イシスがコーナーにホイップすると体を入れ替えた中島はミサイルキック。
するとコマンダンテが登場し、思わず、中島も驚きの表情。過去の対戦でコマンダンテの規格外パワーは体感済みだ。コマンダンテは中島との手四つ勝負に出ると、中島もジャンプして必死に飛びつこうとするがリーチの差は何ともしがたい。
ならばと正面からぶつかるもタックルで飛ばされる。ナックルの連打で対抗するも、再びタックルを食らい場外転落。それでも後半、チャンスをつかむと、無人在来線固めを決めてイシスをフォール。ハロチータもコマンダンテを丸め込んだため、テクニカ軍が1本を先取した。
2本目、中島はティヘラからブーメラン式のアームホイップ、ドロップキックを連打し、イシスを翻弄。
ここでコマンダンテにスイッチ。コマンダンテは握手を要求し、ついつい中島がこれに乗ると、お腹に平手打ち。さらにヘアホイップで中島を2回転させる。
メタリカとイシスのダブル攻撃からコマンダンテのジャイアントスイングを食らうと、中島がフォールを奪われ、メタリカもハロチータをスワントーンボムに決めたため、ルーダ軍もイーブンに持ち込んだ。
3本目、ルーダ軍は中島を標的に挙げ、コーナーへのホイップ攻撃。コマンダンテの顔面へのヒップブッシュで思わず悶絶し場外転落。
それでも気を取り直すと、テクニカ軍はトリプルで
ドロップキックを決めると、すかさずイシスにウラカンラナを決めてフォール。ジュビアもメタリカをスパインバスターで仕留め、2対1での勝利となった。
決勝フォールを奪った中島はメキシコ3戦目にして初勝利。
アマポーラやコマンダンテ、何よりもダリスといったCMLLのトップであるルーダたちが付け狙い続けるなかで得た勝利は大きい。
「きょうはアレナメヒコよりも(メキシコは標高が高くて)息が上がった気がしましたけど、だんだんルチャのリズムがつかめてきた感じがします」と手ごたえを感じ取った中島。
続く試合は一夜明けた12日(現地時間)、アレナグアダラハラ大会。CMLLの誇る4大聖地の最後を勝利で締めくくることはできるか?