【DDT】11.24 後楽園 「God Bless DDT2019」試合結果 HARASHIMAが飯野を退け初V!赤井沙希は藤本つかさに惜敗!青木真也vsササダンゴのシングルが12月後楽園で決定

HARASHIMAが新鋭・飯野を破りKO-D無差別級王座初Vに成功し「D王GP」 制覇を宣言!

DDTプロレスリングの24日、東京・後楽園ホール大会「God Bless DDT2019」で、KO-D無差別級王者のHARASHIMAが、新鋭・飯野雄貴(25)の挑戦を退け初Vに成功。29日に開幕するDDT最強決定リーグ戦「D王 GRAND PRIX 2020」での制覇を宣言した。

無差別級王座に初チャレンジの飯野は国士舘大学ラグビー部出身で、7月期にTBS系で放送されたラグビーを題材とした連続ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で、アストロズのメンバー役で出演。キャリア2年3カ月ながら、身長175センチ、体重120キロの堂々たる体格で、ベンチプレスなら205キロを上げるパワーファイター。9日の東京・新木場1stRING大会での6人参加のガントレットマッチを勝ち抜いてベルトへの挑戦権を得た。

前半は飯野がショルダータックル、スピア、ラリアット、アルゼンチン式背骨折りなど持ち前のパワーを生かして攻め立てた。それでも百戦錬磨のHARASHIMAはミドルキックを連打し、冷静に応戦。飯野がバックドロップ、ラリアットを繰り出すと、激しいエルボー合戦、張り手合戦となった。そして、HARASHIMAはチョップから、キック連打、必殺の蒼魔刀をたたき込んで飯野から3カウントを奪った(16分51秒、体固め)。

初防衛に成功し、DDT EXTREME級王座との2冠を守ったHARASHIMAは「対戦する前からわかってたけど、飯野はすごい素材。すごいポテンシャル。想像以上の強敵でした。すごい相手なんで何度でも試合したい。今度は『D王 GP』、初めて対戦する人もいるし、DDTの最強と言われているリーグ戦、必ずボクが勝ち残ります。必ず優勝してやる。19年、最高の形で終わって、20年はガッチリいいスタートを切ってやる」と「D王 GP」制覇を口にした。

バックステージに戻ったHARASHIMAは「飯野は予想以上にすごい勢いだった。突進力で吹き飛ばされました。飯野には期待できますね。でも若干焦ってるなと感じたので、経験の差が出た。ベルトを2本持ってる以上、『D王 GP』は一つも落とせない。すべて勝って優勝して、チャンピオンで優勝したら、好きな選手を指名できるんですよね。そのとき盛り上がるような選手を指名できたらいい」と、来年1月26日の後楽園大会で行われる無差別級王座の次期防衛戦に思いを馳せていた。

敗れた飯野は「悔しい。最後、蒼魔刀とスピアでやり合って、自分が負けました。あそこで破壊できないスピアはまだまだ。もっとスピアを磨いて、プロレスの技術、試合のもっていき方を磨いて、キャリアを積んでいかないと。また一から練習して無差別級に挑戦したい。『D王』で勝てば、また挑戦できると思うんでがんばっていきたい」と前を向いた。

赤井沙希、7番勝負初戦でアイスリボンのエース・藤本つかさに惜敗!

“浪速のロッキー”こと赤井英和の娘で、タレント兼プロレスラーの赤井沙希(32)が“おきばりやす”七番勝負の第1戦で、昨年の「プロレス大賞」の女子プロレス大賞受賞者でアイスリボンのエースである藤本つかさ(36)と激突するも惜しくも敗れた。

赤井は得意のキック、サッカーボールキック、ビッグブーツなどで集中砲火を浴びせるも、藤本はドロップキック、サッカーボールキックなどで応戦。最後は豊田真奈美さん直伝のジャパニーズオーシャン・サイクロン・スープレックスホールドを決めて、赤井を仕留めた(9分32秒)。

白星発進がならなかった赤井は「最後のサイクロンは、ふだんもっと高い位置から飛んだりしてるはずなんですけど、それ以上に高く感じました。藤本選手は、私みたいな外から来た者にもやさしくしてくださって、誰にでも中立の立場で考えてくださっていて、プロレスの試合もそうだけど、人柄も尊敬してました。自分もあと10年とかやってたら、そんな下の人にも上の人にもやさしくできる選手になりたい。そういう意味ではあこがれがありました。スタートは負けてしまったんですが、経験としては女子プロレスの壁と戦えたので、次からは白星につなげたい。7戦目まで絶対負けない」と、残り6戦での全勝を誓った。

七番勝負第2戦は、12月28日の後楽園大会で、ママさんレスラーの旧姓・広田さくらと対戦する。

“バカサバイバー” 青木真也が12・28後楽園でササダンゴとシングルで決着戦

世界の総合格闘家である“バカサバイバー”青木真也(36)がタッグマッチで、スーパー・ササダンゴ・マシン(年齢不詳)によもやの黒星を献上し、12月28日の後楽園大会で一騎打ちを行うことが決まった。24日、後楽園大会の第3試合で、青木は新人の中村圭吾と組み、男色ディーノ、ササダンゴ組と対戦。

青木がスリーパーでササダンゴを絞め上げると、ササダンゴはマスクを脱いで脱出。ならばと青木が卍固めを決めると、ディーノがキス攻撃でカットし、男色ドライバーを一閃。すかさず、ササダンゴが垂直落下式リーマンショックを繰り出すも、中村がカット。ササダンゴが2発目のリーマンショックを見舞うと、まさかの3カウントが入り(10分45秒、片エビ固め)、大金星をゲット。

この事態に、休憩明けにリングに登場したササダンゴは「控え室に帰って思い出してみたんですけど、おそらく1年半ぶりぐらいの勝利なんです。どう考えても青木真也にササダンゴが勝つっておかしいじゃないですか。シンガポールから帰ってきて間もなくて時差ボケなのかなとか、本屋プロレスでかぜ引いたんじゃないかなとかいろんな心配をして、ベストコンディションじゃなかったんじゃないでしょうか?タッグでオレに負けたんだから、オレに借りを返したいって言えるじゃないですか。青木真也とシングルマッチを組んでくれたら、本当にどっちが弱いかわかるでしょ」と、勝者が異例の決着戦をアピールし、12月28日、後楽園大会での青木とササダンゴとのシングル戦が緊急決定した。

青木は「負けたことが信じられない。だからこそもう1回やらないといけない。相手のルールで勝負したい。そうすることで、今日の負け、3カウントを取られた解釈を変えたい。シングルでやって白黒つけたい」とアピール。ササダンゴは「ボクの得意なルールでやっていい?2連勝はまずいですよね。勝っちゃったら年末に初RIZINとかあるんじゃないですか。ボクがなんで3つ取ったのか、何で向こうが返せなかったのか?きっと男色ドライバーが効いてたんでしょうね。1カ月しっかりルールは考えて、『まっする』もありますし、レスラーとして、プロレス人として、気合入れてがんばります」と意欲を見せた。

【大会名】総研ホールディングス presents God Bless DDT 2019
【日時】2019年11月24日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1214人(超満員)

▼オープニングマッチ 4WAYタッグマッチ 30分一本勝負
彰人&●勝俣瞬馬 vs 遠藤哲哉○&マッド・ポーリー vs 坂口征夫&納谷幸男 vs
上野勇希&吉村直巳
7分1秒 前方回転片エビ固め

▼第二試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル 時間無制限
勝負

【試合経過】
①○平田一喜<1> vs 渡瀬瑞基●<4>
7分41秒 オーバー・ザ・トップロープ
②○平田一喜 vs 大鷲透●<7>
8分8秒 オーバー・ザ・トップロープ
③○平田一喜 vs 大和ヒロシ●<6>
8分10秒 オーバー・ザ・トップロープ
④○平田一喜 vs 大石真翔●<2>/朱崇花●<5>
8分28秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑥○平田一喜 vs 中野道明●<3>
9分9秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め
※第1442代王者・平田一喜が防衛に成功。

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●平田一喜 vs 中野道明○<挑戦者>
12時5分 体固め
※大石真翔のベルト殴打。平田が防衛に失敗、中野が第1443代王者となる。

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●中野道明 vs 大石真翔○<挑戦者>
12時6分 横入り式エビ固め
※中野が防衛に失敗、大石が第1444代王者となる。

▼第三試合 30分一本勝負
●青木真也&中村圭吾 vs 男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン○
10分45秒 片エビ固め
※垂直落下式リーマンショック

▼第四試合 赤井沙希“おきばりやす”七番勝負第1戦 30分一本勝負
○藤本つかさ vs 赤井沙希●<0勝1敗>
9分32秒 ジャパニーズオーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド

▼第五試合 After Ultimate Party 2019スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
竹下幸之介&○黒潮“イケメン”二郎 vs アントーニオ本多●&山下実優
14分7秒 エビ固め
※ムーンサルト・プレス

▼セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>佐々木大輔&○高尾蒼馬 vs 高梨将弘&クリス・ブルックス●<挑戦者組>
13分43秒 公認エンドレスワルツ
※第66代王者組が9度目の防衛に成功。

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○HARASHIMA vs 飯野雄貴●<挑戦者>
15分51秒 体固め
※第73代王者が初防衛に成功。

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