【W-1】<3.15大田区総合体育館大会まとめ②>“当たり前”の防衛か?“当たり前”の奪取か? 激闘必至のクルーザー王座戦

今年の『CRUISER FES 2020』の主役を掻っ攫っていったのはヒートだった。

 

「こんなしょぼいメンバーで俺を並べてんじゃねえよ。当たり前のように優勝してチャンピオンになって、こんなトーナメントやる意味なかったって教えてやるからよ」(ヒート)

 

開幕前のこの挑発的な言動に対し、出場した選手たちが「ヒートを止める」と口々に宣言したことにより、テーマが“ストップ・ザ・ヒート”となってしまったのがその要因だ。

実際、トーナメントでも1回戦で頓所隼を、そして準決勝でも元クルーザー王者の児玉裕輔をなんなく撃破。2.12後楽園ホール大会で行なわれた決勝戦も、クルーザー王座の最多戴冠記録を持つアンディ・ウーを圧倒的な内容で完封し、その実力を見せつけた。

 

ヒートの狙いは最初から現クルーザー王者・吉岡世起の腰に巻かれたベルトのみ。そして、決勝戦終了後、ヒートはリングに現れた吉岡に対し、「俺がなんつったか憶えてるか? “当たり前”のようにチャンピオンになる」と改めて宣言した。

 

しかし、吉岡も引き下がらない。

 

「あんたは今のこのベルトの価値も、#STRONGHEARTSとしての吉岡世起も知らねえんだよ。俺は旗揚げして7年間、ここで闘ってきた。ここ数年、このベルトの価値を上げるために闘ってきたんだ。そのプライドと意地があんだよ。俺が“当たり前”のように防衛してやっから覚悟しとけ!」(吉岡)

 

王者として、そしてW-1のクルーザー戦線を支えてきた人間としてのプライドが色濃く出た宣戦布告だった。

 

『CRUISER FES』へのヒートの出場が決まった時、吉岡は「俺はヒートに興味はねえ。そのマスクの奥の男に興味がある」と語っている。

田中は吉岡にとっては因縁の深い相手。吉岡が全日本プロレスに初めて上がった時に組んだパートナーであり、一緒にW-1に入団し、一時期は“Too Sharp”というタッグチームとして活動をしていた過去があるからだ。

そして、吉岡は2015年に田中が当時保持していたクルーザー王座に2度挑戦しているが、いずれも敗北を喫している。吉岡にとって「超えたい存在」であるのはヒートではなく、田中なのだ。しかし、実際に大田区総合体育館のリング上で、吉岡の目の前に立つのはヒートである。

 

「いきなり出てきて、挑発的な言葉を吐いたヒート。それを叩き潰すだけです。W-1のクルーザーチャンピオンとして叩き潰すだけ。別に中身が違っていたら違っていたでいいです」(吉岡)

 

田中との過去の関係性がどうであれ、本人が「現在のヒートと田中稔は別人だ」というのであれば、それでいい。だったら、そのヒートというマスクマンを叩き潰すのみ。己が心血を注いで盛り上げてきたW-1のクルーザー戦線を侮辱されて、黙っているわけにはいかないのだ。

 

「当たり前のようにそのベルトを腰に巻いてやる」(ヒート)

「当たり前のように防衛してやる」(吉岡)

 

団体の活動休止が発表された中、おそらくこれが最後のクルーザー王座のタイトルマッチになる可能性は高い。果たして、どちらの“当たり前”が制するのか? その答えが出るのは3月15日だ!

 

 

ー大会詳細ー

 

【大会名】

「WRESTLE WARS 2020」3.15東京・大田区総合体育館大会

 

【日時】

2020年3月15日(日)15時試合開始/14時開場

 

【場所】

東京・大田区総合体育館

 

【対戦カード】

▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負

藤村加偉 vs 仁木琢郎

 

▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負

アンディ・ウー&アレハンドロ&エル・イホ・デル・パンテーラ vs タナカ岩石&本田竜輝&SUSHI

 

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負

頓所隼&ペガソ・イルミナル&田中将斗(プロレスリングZERO1)vs CIMA(#STRONGHEARTS)&T-Hawk(#STRONGHEARTS)&鬼塚一聖(#STRONGHEARTS)

 

▼第4試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負

近藤修司&征矢学&立花誠吾&エル・リンダマン(#STRONGHEARTS) vs 伊藤貴則&一&MAZADA&歳三

 

▼第5試合 WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負

【第15代王者】吉岡世起 vs 【挑戦者】ヒート

※第15代王者・吉岡世起、初の防衛戦。

 

ー 休憩 ー

 

▼第6試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負

武藤敬司&浜亮太(大日本プロレス)&中之上靖文(大日本プロレス) vs 河野真幸&崔領二(ランズエンド)&KAZMA SAKAMOTO(フリー)

 

▼第7試合 シングルマッチ 30分1本勝負

羆嵐 vs 岡林裕二(大日本プロレス)

 

▼セミファイナル WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負

【第19代王者組】芦野祥太郎&児玉裕輔 vs 【挑戦者組】稲葉大樹&土肥孝司

※第19代王者組・芦野祥太郎&児玉裕輔、4度目の防衛戦。

 

▼メインイベント WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負

【第16代王者】中嶋勝彦(プロレスリング・ノア) vs 【挑戦者】カズ・ハヤシ

※第16代王者・中嶋勝彦、2度目の防衛戦。

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