【編集長インタビュー】ノアのGHCヘビー級王者・中嶋勝彦が「俺はとまらねえ!」
――潮﨑選手始め2004年デビュー組は「エース」クラスが揃っています
中嶋 オカダ・カズチカ選手も闘龍門デビューは2004年。デビューは違うけど宮原健斗選手は同学年。飯伏幸太選手は2004年デビュー。SANADA選手も俺と同じ1988年の早生まれ・・・「アラサー」の同世代の選手が頑張っている。
――団体の枠を超えての「同世代対決」も実現させたいですね
中嶋 チャンスがあれば、ぜひ。あの「ALL TOGETHER」2大会(2011年8月、2012年2月)は素晴らしい雰囲気だった。また、あの空気感に浸りたい。
――最後の前哨戦、2・24後楽園ホール大会から3・12横浜決戦まで半月。時間が開いたが?
中嶋 今年は“闘い初め”がいきなりGHC防衛戦だった。「シリーズ最終戦でタイトルマッチ」が普通なんだろうけど「俺はとまらねえ!」から大丈夫。先シリーズで「いい流れ」に乗れたから、そのままの勢いで突っ走る。
――コンディションも良さそうです
中嶋 常に今がベスト。現在は90キロ台前半だけど「ヘビー級王座」というか俺は「無差別級王座」だと思っている。
――潮﨑選手とは10キロ以上、違うのでは?
中嶋 正直言って、潮﨑選手のチョップやラリアートの一発、一発の重さに面食らうこともある。でも、粘りは俺の信条。耐えて、耐えて、反攻に転じることには自信がある。もちろん、対策も講じている。筋力アップを心掛けている。このオフを有効に活用したい。
――綿密なトレーニングメニューと食事ですか?
中嶋 ウエートトレーニングも食事も、もちろん基礎的な部分は大事にしているが、数字にはあまりこだわらない。俺の体が欲する運動をし、食べたいモノを食べる。俺は自分の感覚を大切にしたい。
――横浜という場所にも思い入れがあるのでは?
中嶋 このベルトを腰に巻いたのも昨年の10・23横浜大会。WJでデビューする前にデモンストレーションしたのも横浜。X-1大会でプロデビューしたのも横浜。プロレス人生の区切りを横浜で迎えてきた。しかも3・12決戦の前日、3月11日が俺の誕生日。29歳になる。20代最後の年の大一番・・・何か「運命」を感じてしまう。中嶋勝彦もまた一段と進化します。
――潮﨑選手を退けV4を達成後は?
中嶋 丸藤正道さん。とてつもなく大きな存在であり、ノアの大きな柱。彼のことは常に視界にある。
「俺はとまらねえ!」。自分自身に言い聞かせるように繰り返す中嶋。正直「疲れることはある」そうだが、とまることは絶対にありえない。潮﨑に借りを返し丸藤・・・ノアの絶対王者となり、その先も見据えている。
(撮影:二瓶隆弘)
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