【YuuRI&春日萌花インタビュー】4.1横浜ガンジョ再始動!エースまなせ欠場も「私たちが引っ張っていける存在となります」

春日萌花とYuuRIがガンバレ☆女子プロレス再始動のPRのためプロレスTODAY編集部に来社。

昨年暮れにガンプロがガンジョのリスタートを発表した。しかしエースまなせゆうなが膝の手術のため長期欠場。そのため、4月1日(土)横浜にて予定していたガンジョ興行も一時は白紙となったが、YuuRIと長谷川美子の涙の直訴により決行されることに。

ガンジョ再始動、そして欠場中のまなせゆうなへの想い。今回、エキシビジョンとしてだが、練習生リアラのお披露目試合があり春日が相手を務める。また、春日は自称まなせゆうなの妹”まなせあみ”とタッグを結成。

YuuRIが涙ながらに直訴した経緯や、対戦相手の長谷川美子への想いを語る。

参考記事:【ガンプロ】まなせゆうながヒザの手術による長期欠場で「ガンジョ興行」再始動が白紙も…一転、YuuRI&長谷川美子の涙の直訴で4・1横浜で開催へ!

▼インタビュー(動画)はコチラからご覧ください。

①YuuRI:2021年12月19日以来のガンジョ、リスタートの決意

――今回4月1日(土)にガンジョ興行を行われますが、一旦白紙になった興行をYuuRI選手、長谷川選手が直訴をして決行することが決まりました。直訴までいたった経緯をお伺いできますでしょうか。

YuuRI「まなせさんの膝の状況で今回長期欠場になる、HARUKAZE選手もガンジョ興行は出られないということでガンジョ興行を白紙にすると言われたのが、自分としてはとても悔しくて…。今までのガンジョは、HARUKAZEさん、まなせさん、春日さんが作り上げてきましたが、今回わたし、春日さん、長谷川さん3人では出来ないと思われたのかなと思うと本当に悔しかったんですよね。なので長谷川さんと2人で話し合って、まなせさんの記者会見に乗り込ませていただきました」

――涙ながらに直訴されたということで、春日さんはこの直訴についてどう思われましたか?

春日「全く予想外だったので、あまり自分から主張するタイプの2人だとは思っていなかったので。その2人が自分の言葉で自分の気持ちをああいう場で伝えたということは、新しい流れが始まったなと。その時点で心の成長みたいなものというか、変化を感じましたね」

――こちらを皮切りに5月以降のガンジョ興行が決定しております。かなり期待されているのではないでしょうか?

5月2日(火)東京・高島平区民館
6月17日(土)東京・GENスポーツパレス
7月16日(日)東京・両国KFCホール
8月11日(祝・金)東京・板橋グリーンホール

YuuRI「そうですね。4か月先まで取っていただいていて…。でも月1じゃ収まらないくらいの勢いを私たちで作っていく自信があるので、とりあえず4か月先までは1ヵ月に1回ですが、その後も1ヵ月に2回、3回と出来るくらいのガンジョ興行にしてみせます」

――ガンジョ、そしてYuuRI選手のパワーを感じますね。

YuuRI「月1じゃ足りないよ、くらいの。ガンジョを盛り上げていきたいです」

――YuuRI選手は、デビューして間もない頃にプロレスTODAY編集部に来ていただきましたよね。その頃と比べて本当にしっかりされたというか、成長を感じます。

※参考記事:【プロレスTODAY増刊号】ガンプロ・YuuRI&まなせゆうな①ガンプロ移籍の真相と9.25後楽園大会に臨む各選手の想いを代読

YuuRI「ありがとうございます。やっぱり他団体さんにたくさん出させていただいた経験が本当に大きくて、いろんな強い選手と戦わせていただいたり、組ませていただいたり…。やはり経験こそがモノになるんだなと思いますし、なによりも自分に自信がついたのが大きなポイントかなと思います。正直、初勝利するまでは本当に自信がなくて、自信がないのが試合にも出てたと思うんですよね。過去の試合見ると自信がないのが分かりますし、過去になればなるほど恥ずかしい…」

――むかしの試合を見るのは恥ずかしい?

YuuRI「もう何やってんの、こいつ?みたいな(笑)」

――初勝利がターニングポイントとなったわけですね。

YuuRI「そうですね。初勝利がきっかけになったというのはありますね、そこから勝利重ねていってるのもあるんで」

 

②YuuRI:長谷川美子戦への意気込み

※参考記事:【ガンジョ】4・1横浜でのガンジョ再始動のメインはYuuRI対長谷川美子の一騎打ち!YuuRIは「自分は絶対的なエースとして、暴れん坊赤ちゃんとして、長谷川さんから勝利したい」と闘志

――今大会は長谷川選手とシングルマッチですが、長谷川戦への意気込みをお願いします

YuuRI「まず、長谷川さんに対してなんですけど。長谷川さんは本当、まわりがしっかり見えていて、優しさの塊、気づかいの神様のような人で。遠慮しいというか、とてもいい面ではあるんですけど、それがちょっと試合に出てるなと感じるところもあって。試合していても、見ていても感じるんですよね。もちろん人生のうえで必要で大事な事だと思うんですけど、プロレスにおいては厳しさも必要だよということを伝えたいなと思ってます。一緒にガンジョをやっていくと覚悟を決めた2人だから厳しさも必要で…。プロレスを盛り上げていくと決めたからには強さも必要なので。怪我をさせないというような優しさは必要だと思うんですけど、当日はプロレスの厳しさを含めた自分の強さを証明したいなと思いますね」

――春日さんはこちらの試合いかがですか?

春日「(ガンジョ興行を決行するというのは)2人が決めたことなので、2人が戦うことは当たり前のことだと思っていて。どれくらいガンジョというものを…まなせゆうなが主役のところに2人が行ったことで、道筋が2つ出来たわけじゃないですか。自分たちが作った道はこの先どうなっていくんですか、というのは自分たちで見せるべきだと思うので。未来があるような試合を見せてほしいなという気持ちはありますね」

――なるほど。YuuRI選手と長谷川選手がこの日の試合で未来を描けるような試合を…

YuuRI「あとやっぱ、この日エキシビジョンを含めて4試合しかないので、その中でメインを務めるということは、これから先の大会もありますけど一発目が大事だと思うので。自分たちを見に来てくださったお客様に…、動画配信で見てくださったお客様は次は会場に足を運びたいと思われるような…、未来のある試合を見せたいと思いますね」

春日「個人的にですけど、長谷川美子は私も気づかいに関してすごく感じるところがあって。まわりに気をつかうことは大事なんですけど、本能の部分が中にあるのにリングの中でしか見えないんですよ。まわりにに伝わらない…。すごくいい顔してるんですよ、本当にいい顔しているのにお客さんに伝わらない。それは対戦してるこちらも悔しい。そんないい顔してるんだったら、悔しさも痛さもお客さんに伝えなよっていう。それをずっともどかしく感じていたので、この試合では本能の部分をぶつけてほしいという気持ちはありますね」

 

③春日:今大会とタッグマッチへの意気込み

――春日選手は今大会についていかがですか?

春日「今回声出しがOKになって、コロナ禍の間に1人で過ごすことに慣れてしまった方も多いと思うんですよね。そういう方がプロレス会場にまた足を運ぶきっかけがガンジョになってほしいなとわたしは思っていて。というのは、わたしたちはガンプロの中で女子で戦っているわけですけども。ガンプロの中でなにを学ばせていただいたかなと考えたときに、コロナ禍で1番嫌われるものなんですよね。汗とか、飛沫…とか、声量とか。そういうものが私は本当に美しいと思っているので、それはガンプロだから感じられた。そんなガンプロ魂を持っている私たちが戦っているガンジョを、今だからこそ、声出しOKになった今だよ今と思っています。今来てほしい!」


©ガンバレ✩プロレス(2022.7.10大田区大会)

――ガンプロの大田区大会が久しぶりに声出しOKの大会でしたが、声援すごかったですよね。

YuuRI「あれは号泣しました」


©ガンバレ✩プロレス(2022.7.10大田区大会)

春日「めちゃめちゃ泣いてたよね?」

YuuRI「試合前なんですけど、紙テープ浴びた瞬間涙止まらんくて。試合前は泣かないって思ってたんですけどね」

――あの大会は本当に観客の皆さんが心待ちにしてましたよね。声出しOKというところで凄く沸きましたし、コロナ禍前に戻って心の底からプロレスを味わえた瞬間だったと思います。その流れではないですが、ガンジョ興行でガンジョ魂に触れていただければ…

春日「来るならガンジョですよ」

――春日選手は今回、自称まなせゆうなの妹”まなせあみ”とタッグを組むということでも話題ですよね。

※参考記事:【ガンジョ】“まなせゆうなの妹”を自称のまなせあみが4・1横浜に参戦も、早くも網倉理奈説が浮上!

春日「まずですね、この大会で2試合させていただくんですけど、わたしは今大会の主役ではありません。2人、長谷川美子とYuuRIが主軸にいて、わたしは今大会の主役ではありませんが、自分の人生の主役だと思っていて、いろいろな光り方があると思うんですよね。大会の主役じゃないところの光り方、輝き方を見てほしいなと思いますね。”まなせあみ”についてはですね、ものすごいパワーを感じます。初めて会った感じがしないんですよ。ガンジョのために生まれたかのような、まなせゆうなと同じ遺伝子だから…ですかね」

――彼女は普段お姉さんからは”あみ”と呼ばれてるらしいんですけど、みなさんからは”あーみん”と呼ばれたいと言ってましたね。どこかで聞いたことのあるような…

春日「私もね…何回か対戦したことのある選手で”あーみん”さんて言われてる方がいるなぁとは思ってるんですけど。でもまなせあみは、ガンプロでデビューをしていて、デビュー戦は非公開だったらしいんですよね」

――(笑)そうらしいですよね。

YuuRI「デビュー戦非公開って聞いたことない(笑)」

――このタッグは、春日さんがリードされてという感じになるのでしょうか

春日「いや、まなせあみと春日に関しては、どちらがリードするとかではないですね。お互いのエネルギーをぶつけて燃え上がる感じですね」

――すごい。そして対戦相手の小橋マリカ選手とエチカ・ミヤビ選手の印象はいかがでしょうか

春日「エチカ・ミヤビ選手は、以前ガンバレ☆プロレスの千葉大会でまなせゆうなのある意味凱旋試合で対戦相手を努めるということで、期待はかなりされてるんだろうなと。それで実際試合を見たらめっちゃ気合入ってんなと(笑)。なんで、ガンジョのリスタートに適格な選手なのかなって気持ちになりましたね。小橋マリカに関しては、見た目も中身もギャルというという印象が強いと思うんですね。わたしにとってギャルは、自分はこう!わたしはこうなんです!という貫く強さがあるのがギャルだと思うので、そこの芯の強さが試合に出てくるのではないかなと思います」


※JKレスラーとして東京女子で活躍していた頃の小橋マリカ

――小橋選手はまだ高校生のときにインタビューに来ていただいたことありましたが、今と違って清楚な感じで…イメチェンしてガラリと変わられましたよね。

「1度お休みという形を取られて復帰されましたよね。それはやりたい、見せたいものがあるからだと思うので、ガンジョのリングで響かせていただきたいなと思います」

 

④春日選手:リアラ練習生と5分エキシビションマッチ(5・5後楽園デビュー)

※参考記事:【ガンプロ】元・伝説のキャバクラ嬢”リアラがガンバレ☆プロレスの正式な練習生に!「大仁田さんと電流爆破をやらせていただけるんであれば、全力でやりたいです」

――今大会ではもう1試合、練習生のリアラさんとの5分エキシビジョンがあります。一念発起しガンプロの練習生となった、元伝説のキャバクラ嬢だった彼女ですが印象はいかがですか?

春日「リアラに関しては、もともと前職があって今も続けてますが、みなさん年齢のことが気になるのかなと思います。33歳で入団して、現在34歳になるのですがその年齢から始めるといのは、私の周りに限った話ですが1番遅いんなというのが正直な感想です。現在練習も一緒にやってますが、年齢を感じさせないような根性の座り方を感じますね。最初に受け身とるときも、今までやったことないじゃないですか。だから恐いと思うんですよ、でもエバーマットという柔らかいマットを使わずにどういう形の受け身も失敗しても突っ込んでいくんですよ。恐いという気持ちはあるんですよ、あるんですけど練習の場には持ってこずに練習の時間に全てをぶつけて、反省してまたジムに行ってトレーニングして。今はキャバクラのお仕事もしていて、24時間リアラ、リアラで頑張っているので。5分ではありますけど、本人の気合いを全て出し切れたらいいなと。気負いすぎなのが恐いなって思って…」

――なるほど。

春日「自分の年齢が…とか、デビューが遅いからとか、デビュー出来なかったらどうしようとか、結果に残さなきゃとか。いろんなものをしょいすぎて変な空回りしないといいなと。本当に持ってるモノだけでいいから、私も全然壊れないので全てぶつけてほしいですね」

 

⑤お二人:まなせゆうなの欠場に思う事

――今回まなせさんが長期欠場になられたわけですが、こちらそれぞれ思うことをお伺いさせてください。

YuuRI「まなせさんは、自分の人生を大きく変えてくれた人で、まなせさんに出会ってから自分の人生は大きく変わったんですよね。ガンプロに来たことももちろんそうですが、ガンプロに来てまなせさんと出会ったからはまなせさんにお世話になりっぱなしで…。お姉ちゃん的存在というか、いやお母さんのようなお姉ちゃんのような。もう本当にお世話になりっぱなしなので、自分は恩返しがしたいとSNSでずっと言っていたのですが、まなせさんにちゃんと恩返しできていないなって思っていたんですよね。まなせさんには自力で初勝利したいというのも伝えていたので、やっと初勝利したときは小さな恩返しが出来たなとは思いましたけどまだまだ。

少しでもまなせさんを楽にさせたいというか、安心させたいというのがあったので、それってここ(4.1横浜大会)じゃないかな、今がチャンスじゃないかなと思って。まなせさんが膝が痛いというのも聞いていたし、膝をかばって試合をしていたのも見てきたので、自分としては苦しいというかやるせない気持ちというか…。自分がまなせさんに対してこうしたらよかったんじゃないかとか、もっと力になれたのではないかとかそういう悔しさがありました。今まで頑張ってくださった分、今度は私たちが頑張る番だと思っています。今、まなせさんは膝の怪我とリハビリで戦っています。その間は私たちが引っ張っていける存在となりますので、見ていてください!」

春日「わたしはかねてからまなせゆうながガンジョの太陽だと言い続けてきました。今日の天気みたいに雲や雨が降っていても、太陽は顔を見せないけれど温め続けてくれるじゃないですか。まなせゆうなの、太陽の存在にはなれないですけど、それ以外に輝きを持つ星はたくさんあるので、私はそうですね…、太陽に近い金星。気温が高くて、硫酸の雲があって90気圧の熱い熱い星になれたらいいなと思っております」

――さすがお天気お姉さんですね。

春日「もう1つ言うと、膝で欠場でなったじゃないですか。ガンジョって集まった年齢、スタートする年齢が遅いと思うんですよね。だからほかの団体より輝ける年数が短いのかもしれないんですよね。だから短い間に輝く私たちを見逃さないでほしいなと思います。まなせゆうなの怪我をきっかけにいろんなことを考えましたけど、1つ1つの試合をこちらも大切に戦うので、1つ1つの大会を皆さんも見届けてほしいなという気持ちになりました」

 

⑥最後に

春日「ガンバレ女子プロレスはわたしにとって頑張るみんなにエネルギーを与えられる場所だと思っています。今後1ヵ月に1回の大会が決まっているので、あのときガンジョの大会見たなと自分の人生と一緒に進めて行けたらと思っています。4月から8月まで大会が決まっているので、桜、ポピー、あじさい、ひまわり、そういう花のようにあなたの近くに入れたらなと思っているので一瞬たりとも見逃さないでください!」

YuuRI「春日さんのように言葉で伝えるのは苦手なので、多くは語りません。試合で気持ちを見せたいと思っているので、ぜひ足を運んできていただけたら嬉しいです。会場に足を運べない方はWRESTLE UNIVERSEの動画配信でぜひご覧になってほしいと強く思っております。ガンジョの新章の幕開け、一発目ぜひ会場に来てください。お待ちしております!最高のメインにしてみせます!!」

2人「行くぞー!オー!!We Are ガンバレ女子プロレス!!」

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

GanJo ReStart ’23
日時:2023年4月1日(土) 開場12:00 開始12:30
会場:神奈川・横浜ラジアントホール

<全対戦カード>

メインイベント~スペシャルシングルマッチ
YuuRI vs 長谷川美子

スペシャルタッグマッチ
まなせあみ&春日萌花 vs 小橋マリカ&エチカ・ミヤビ

我闘雲舞提供試合
帯広さやか vs 小石川チエ

5分エキシビションマッチ
リアラ vs 春日萌花 

▼大会詳細は公式サイトにて
https://www.ddtpro.com/schedules/19721

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