【WAVE】団体の期待を背負い、田中きずな&炎華に試練のチャレンジマッチ!AEW志田光&DDT赤井沙希戦を前に胸中を告白

④お互いに意識している点は?

――そして、デビューも同じでお互いに意識している点もやはり多いと思います。仲がいいし、一緒に競り合って登っていきたいという対抗意識もお互い持っていると思いますけれども、意識している部分や成長するために努力している部分を教えてください。

炎華 きずなはデビュー戦も一緒で、ほぼ毎日会って練習も一緒にやっていて、自分にできない動きやきずなの試合を見てすごく尊敬している部分も憧れている部分もたくさんあります。でも、一番のライバルだと思っているので、何に対しても負けたくないという気持ちもすごくあります。意識している点は全部です。これからお互い高め合っていきたいとすごく思っています。

――きずな選手はいかがでしょうか?

田中 炎華より私の方が先に入っていたので練習も先にやっていたんですけれども、私はさっきも言ったようにとんでもなく運動神経も悪くて覚えも悪いので、全く何もできなくて、最初は後転もできませんでした。半年ぐらいかけてやっと少しずつできるようになってきた時に炎華が来て、もう初日の練習から私は「あ、抜かされた」と思いました。炎華は本当に運動神経もいいですし、練習のその瞬間から悔しかったです。

やはり一番負けたくないですがすでに2回負けていて、デビュー戦も負けています。そのデビューの翌月にリベンジのチャンスがあったのにそこでも負けて、もう次こそ絶対勝ちたいという気持ちです。炎華もさっき言ってくれましたけれども、炎華が一番負けたくないと思ってくれていることが嬉しいですし、自分もこんなにも負けたくないと思える人がそばにいてくれるというのはすごく感謝すべきことだと思っています。タッグもこれから一緒に組んでいきたいんですけれども、私はその気持ちよりもまず勝ちたいという思いが強いです。けれども、今まで1人だったので同期はすごく嬉しかったですし、今も毎日一緒にいてすごく仲良くしてくれて、つらい時も本当に支えてもらっている大切な存在ですので一緒に高め合っていきたいです。

――本当に同期ができて良かったですよね。

田中 はい。

――多分1人だとなかなか乗り越えにくいことでも、2人でいるとお互いが相談し合ったり悲しいこととかつらい気持ちはお互いで分かり合えると思います。タッグでも女子プロ界の頂点を目指してやっていっても面白いのではないかと思います。

 

⑤今後の目標

――そして今後、まだまだこれから始まったばかりのプロレスロードなんですけれども、今後の目標を教えてください。

田中 大きい目標としてはタッグももちろんそうですし、いつかレジーナを巻きたいという目標はあるんですけれども。自分の中でずっと思っているのが、何があっても諦めずに立ち向かっていける選手であることです。どんな状況でも立ち上がって、立ち向かっていける選手になりたいとすごく思っています。自分は器用なタイプではないので、炎華みたいに飛んだりということはできませんが、自分にしかできないものを見つけて、とにかく諦めずに必死に戦いたいと思っています。WAVEの先輩で狐伯さんが憧れなんですけれども、本当にキラキラ輝いていて、そういう先輩が近くにいてくださっていることも幸せなことです。自分も自分なりに狐伯さんのように輝いている選手になりたいと思っています。

――本当にいいことをおっしゃいますし、ご自身が憧れてレスラーになったのと同じように、今度はきずな選手を見て憧れて誰かがレスラーになりたいと思われたりしたら嬉しいですよね。

田中 そうなれるように頑張ります。

――ちなみにお父さんとお母さんのことに関してはあまり?

田中 特に。

――前もほとんど興味がなさそうな感じだったので、今回もお約束で同じような感じですね(笑)

田中 はい。

――そして炎華選手、今後の目標をお願いいたします。

炎華 自分は今までの試合とか、CATCHの試合で本当に自分にはまだ取り柄もないし、何もないと思ったので、まず近い目標では基礎をしっかりと固めたいと思います。自分がWAVEに入った理由がコミカルがすごく好きで、コミカルとかハードコアとか幅広くて、「こんなにも面白い団体があるんだ?」と思って憧れて入ったので、そういういろいろな試合にマルチで活躍できるような選手になりたいというのが目標です。本当に遠くなっちゃうかもしれないんですけれども、自分もレジーナを巻きたいという気持ちはありますし、きずなとタッグをたくさん組んで、タッグのベルトを巻きたいという目標があるので、それが一番大きい目標だと思います。

――いいですね。そういう目標を大きく掲げて成長してチャンピオンを目指していく姿とか、挫折を味わってからまた這い上がっていく姿にファンは寄り添ってくれたりする部分もあると思いますので、いろいろなつらいことや大変なこともあるかも分からないですけれども、これからのプロレス活動を頑張ってほしいなと思います。まずは今回は7月17日後楽園ホール大会での志田選手と赤井選手との対戦を頑張ってください。

2人 はい。

――この試合で少しでもお客さんが「よく頑張った、ここまでよく頑張った」と思ってもらえるような試合をぜひ見せてほしいと思います。

2人 はい。

 

⑥大会へのメッセージ

――それでは最後に大会へのメッセージをお二人でお願いします。

田中 今回、CATCH THE WAVEの決勝戦もあり、公式戦全試合が本当にすごい試合で、メンバーもすごい選手ばかりで、その中で誰が優勝するのかというのをたくさんのお客さんに見に来ていただきたいです。自分たちのカードは、志田さんと赤井さんで本当に強敵ですが、大きなチャンスなのでもう勝つつもりで炎華と力を合わせて頑張ります。

炎華 自分たちはCATCH THE WAVEの試合はもう終了してしまっているんですけれども、大切な二度とないかもしれない大きなカードをいただいたので自分たちの試合を見に来ていただきたいです。あとはCATCH THE WAVEの残り準決勝と決勝は絶対にすごい試合だと思うので、皆様に見に来ていただきたいです。

――ありがとうございます。このお二人の戦う姿とWAVEが誇る長きに渡るリーグ戦の決勝戦の舞台を迎えますので、その勝者が誰になるのか。そして宮崎選手がもし優勝した暁にはお二人がお祝いをいつかされるということなので、ぜひご楽しみにしたいと思います。お二人も頑張ってください。

2人 ありがとうございました。

――では最後に保護者として同席頂いた桜花社長にお二人へのメッセージをお願いします。

桜花 志田と対戦できるのは本当にすごいことだと思います。アメリカからのお金もかかりますから。志田と赤井沙希が組むこのスペシャルなタッグチームを体感して吸収してください。本当にそれぐらいの価値はあるので頑張ってください。そして勝ってください。お願いしますよ!

2人 はい!勝ちます。ありがとうございます。

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

『CATCH THE WAVE 2023~決勝戦~』
日時:7月17日(月・祝)10:30開場・11:30開始
会場:東京・後楽園ホール

▼対戦カード

■プレミアム・チェレンジwave(20分1本勝負)
志田光&赤井沙希 vs 田中きずな&炎華

■3wave~キャリー最終章~世羅がそこにいる(20分1本勝負)
狐伯 vs 世羅りさ vs 高瀬みゆき

■Future wave(15分1本勝負)
櫻井裕子 vs Himiko

■サバイバルwave(30分1本勝負)
旧姓・広田さくら&梅咲遥 vs 米山香織&チェリー vs 
柊くるみ&網倉理奈 vs 笹村あやめ&清水ひかり vs 関口翔&川畑梨瑚

■CATCH THE WAVE 2023決勝トーナメント〜準決勝〜(時間無制限1本勝負)
宮崎有妃 vs 朱崇花

■CATCH THE WAVE 2023決勝トーナメント〜準決勝〜(時間無制限1本勝負)
SAKI vs 青木いつ希

▼大会詳細は公式サイトにて
https://pro-w-wave.com/schedule.html

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