大雨のち虹、そして夕焼けの下で地雷爆破で大仁田厚が勝利!FMWE旭川は熱く劇的な大会に

8月27日旭川市永山のウエスタンパワーズで、「なくそうイジメ!地方応援プロレスFMWE電流爆破in旭川」が開催された。

昨年に続きFMWE2度目の開催となる本大会だったが、当日の天気は大雨の予報。試合開始前には大雨となり、観客は雨合羽を着ての来場となった。

本降りの中、地元北海道で活動するプロレスリングサッポロの特別提供試合でスタートしたが、天候は徐々に回復していった。
セミファイナルが終わり、オホーツク第21代観光大使を務める、演歌歌手の徳原海さんの特別ステージが始まる頃には雨が上がり、休憩時間には虹がかかった。

メインイベント前には、昨日に続きテリー・ファンクに捧げる黙祷が行われた。

夕焼けの下で始まったメインイベントは、大仁田厚、雷神矢口、リッキー・フジのFMWEチームが、ミスター・ポーゴ、宮本裕向、モンスター・レザー組と対戦。電流爆破地雷ボードマッチの試合形式で行われた。

ミスター・ポーゴの火炎バット攻撃、チェーン攻撃などにより、序盤から苦しめられる展開となった大仁田組だが、会場からは大きな大仁田コールが沸き起こった。中盤、宮本のスライディングキックで地雷に落とされた大仁田がレザーを道連れにし、この大爆発でレザーが大打撃を受け形成逆転。

最後は、大仁田、矢口がレザーをダブルバットで仕留め、勝利をおさめた。

試合終了後のリングには、昨年も観戦に訪れたという車椅子の少年が、レスラーに担がれリングインし、大仁田と共にファイヤーで盛り上がるシーンもあった。

試合会場となったウエスタンパワーズの成田店長は「旭川の皆さんに楽しんでもらえて、街に活気が戻ってもらえば」と、会場提供のみならず店舗一丸となって設営に協力して大会を作り上げた。

試合後の大仁田は、
「今年で2年目の旭川です。旭川は皆さんご存知の通り、痛ましいいじめの事件が起こりました。いじめは犯罪につながります。風化させてはいけないんです。大人も子どもも、みんなでいじめ問題をもう一度考える機会となれば。」と話した。

夏の終わりを飾る、熱く劇的な大会となった。

8/27(日)旭川 試合結果

第1試合:プロレスリングサッポロ特別提供試合 タッグマッチ時間無制限1本勝負
○KIYO、ももねえ
(7分20秒、片エビ固め) ※ムーンサルトプレス
●イソロク、ホロ・キサラギ

第2試合:人獣&老若男女ミックスドタッグマッチ 20分1本勝負
○がばいじいちゃん、ガキにゃん仮面
(11分50秒、片エビ固め) ※スワントーンボム
ミス・モンゴル、●パンディータ

第3試合:PRO-WRESTLING A-TEAM特別提供試合 30分1本勝負
○HASEGAWA
(11分26秒、片エビ固め) ※ダイビングフットスタンプ
●櫻井匠

第4試合:タッグマッチ 20分1本勝負
怨霊、○谷口裕一
(11分42秒、スクールボーイ)
●佐野直、吉田考志

第5試合:メインイベント
有刺鉄線バリケード地雷爆破+電流爆破バット6人タッグデスマッチ 時間無制限1本勝負
○大仁田厚、雷神矢口、リッキー・フジ
(12分52秒、体固め) ※サンドイッチ電流爆破バット
ミスター・ポーゴ、宮本裕向、●モンスター・レザー

〈写真提供:大仁田屋〉

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