【ノア】<会見>拳王「ベルトを失ったらフラーっとどっか行っちゃうんじゃないか? 」ジェイク「答えはたぶんこの試合のあとに待ってるんじゃないかなと」
GHC選手権調印式及びAXIZ記者会見リポート
プロレスリング・ノアは都内某所にて、10月28日(土)「ABEMA presents DEMOLITION STAGE 2023 in FUKUOKA」で行われるGHCヘビー級選手権(第42代王者)ジェイク・リー VS 拳王(挑戦者)、11月4日(土)「DEMOLITION STAGE 2023 in NIIGATA」新潟・新潟市体育館大会で行われる、GHCジュニアヘビー級選手権(第53代王者)HAYATA vs ダガ(挑戦者)、GHCタッグ選手権(第66代王者組)ジャック・モリス & アンソニー・グリーン vs 清宮海斗 & 大岩陵平(挑戦者組)の調印式、および潮崎豪、中嶋勝彦(AXIZ)の記者会見を行った。
【調印式】10.28福岡国際センター大会 GHCヘビー級選手権(第42代王者)ジェイク・リー VS 拳王(挑戦者)リポート
◇調印式の模様◇
拳王「絶景を求めて、NOAHから去る人間がいる中で、NOAHでは絶景を見ることができないのか? そんなことないだろ? 絶景をレスラー自身で作り上げたらいい。ただ、NOAHのトップがジェイク・リーだったら厳しいかもな。絶景を作り上げるには俺がトップじゃなかったらダメだ。プロレスリング・ノアで絶景を作る人間はこの俺、拳王だ。だから! GHCヘビー級選手権、俺が獲らなきゃダメなんだよ。俺がトップでプロレスリング・ノアの絶景を見せてやるからな」
ジェイク「お集まりの皆さん、そしてご視聴の皆さん、こんにちは。ジェイク・リーです。私がNOAHに来てシングルで唯一負けてるのは隣にいる拳王だ。私はその借りを返す。ただそれだけだ」
――チャンピオン・ジェイク・リーの印象は? なぜジェイク選手がトップだと厳しいのか?
拳王「まずはじめに。ジェイク・リー、外敵ではないのか? 外敵だろ? NOAHの所属選手がトップじゃなきゃ絶景を作ることできないだろ。ジェイク・リー、またすぐベルトを失ったらフラーっとどっか行っちゃうんじゃないか? 全日本プロレスに戻るかもな」
――それを聞いて反論があれば?
ジェイク「フラーっとどっかに行くかもしれないし。まあ全日本には戻らないと思うけれども、それもどうなるか分からない。答えはたぶんこの試合のあとに待ってるんじゃないかなと」
――拳王選手は「絶景を見せたい」と言っているが、ジェイク選手にその気持ちはない?
ジェイク「私は常々、言ってきました。良い“サンプル”を提供すると。今までにそれこそ、このような体格の選手がいなかった。ここ近年では特に。それだけでも、いいサンプリングになったとは思うんですけど、それだけではもちろん足りない。まだまだ足りない。私は成功例を作っていきたい。もちろん、それは自分自身のためではあるが、それは団体のためにつながると私は思っている」
――ジェイク選手から見た拳王選手の印象は?
ジェイク「今を代表するレスラーです」
――ジェイク選手は歴代GHC王者をことごとく破ってきて、残るは拳王選手。最後の砦という意識はある?
拳王「もちろん」
――ジェイク選手が見せたい風景はどんなもの?
ジェイク「今がずっと続くわけじゃないです。これが当たり前だとも思っていないし。それはいろんな意味を含めて言っています。だからこそ、団体側もそうですけど、ここで戦っている選手たちが『こういうやり方もあるんだな』と。もちろん今から入ってくるであろう選手に対しても、そういう気づきがあればいいなと。それがつながるんじゃないかなと。活性化に」
――「借りを返したいだけ」と言っていたが、川崎でのN-1公式戦での反省を踏まえて、どのように戦いたいというのはある?
ジェイク「まずはその前の前哨戦から楽しんでいただきたい」
――「今を代表する選手」と表現したが、どんな意味で?
ジェイク「今この令和です。YouTubeでセルフプロデュースをして。他の選手たちも確かにやり始めましたけど、それは拳王チャンネルのあとに始めたものでしょっていう印象がめちゃめちゃ強いんじゃないですかね。自分自身をプロデュースしてるわけですよ。それは今の時代に合っていると。なので今を代表するレスラーと、そう表現しました」
――高く評価はしていると?
ジェイク「ありのままを言っているだけです。高く評価をしているわけではない。低く評価をしているわけでもない。私から見た拳王はそういうレスラーです」
――拳王選手はそう言われてどう思った?
拳王「当然だろ。やはりジェイク・リーはスマートな考え持ってんなって俺はつくづく思う。まず、今日一つスマートな意見聞けたよな? フラーっとどこか行くかもしれないが、全日本には戻ることはない。分析能力あるよね。(元全日本のジェイク、司会を務めた元全日本のガルベス奥田リングアナの二人をみやりながら)このラインを見てみろ。ここからの光景……」
<写真提供:プロレスリング・ノア>