Sareeeが1.16自主興行第3弾で橋本千紘へのリベンジを決意!大会プロデューサーとして見所も解説

③各試合の見どころを大会プロデューサーとして解説

――その他にもすごくいいカードが揃っていますので、ここからは大会プロデューサーとして解説をお願いします。

▼タッグマッチ
桃野美桜(Marvelous) & 川畑リコ(Marvelous)
vs
稲葉ともか(JTO) & 稲葉あずさ(JTO)

――ではまず桃野美桜&川畑梨瑚 vs 稲葉ともか&稲葉あずさ姉妹とのタッグマッチについてお願いします。

まずマーベラス勢の桃野選手と梨瑚選手なんですけど、桃野美桜選手はこないだマーベラスのチャンピオンにもなっていましたし。私がアメリカに行っている間に本当に成長した選手だなと思いますね。一気にライバルのところまで来たというか。すごく小さいけど、その小ささ、すべてを武器にして闘っている。プロレス大好きが伝わる、気持ちのいい選手だなと私は思います。

――勝利への執念をすごく感じるというか。

感じますよね。気持ちいいですよね。

――そこは応援したくなるタイプの選手です。

でも、まだまだ超えさせないぞという思いはありますし。すごくいい選手なので。2回目も出てもらったんですけど、また引き続き出てもらいたいなと思って。あと川畑選手も戻ってきてからシングルで闘っているんですよ。

――タッグのベルトも最近獲って、すごく成長しましたよね。

すごいですよね。全然違いますよね、前と。本当に強いし、蹴りも的確に当たるし。すごくいい選手になっているなと思いました。

――顔つきもだいぶ変わってきましたね。プロとしての自信がすごく出てきているんだろうなと。

分かります、はい。やっぱり魂持ってますよね。そんな2人と、この稲葉姉妹なんですけど。やっぱり稲葉ともか選手って空手をずっとやってきた子で、本物の蹴り。女子プロ界の業界一の蹴りを狙える選手じゃないですか。キャリアも、昔もシングルをやったことがあるんですよ。そのときもやっぱりすごくいいものを感じたし、がんばってほしいなとシンプルに思いますね。もっともっと前に出てほしいです。キャリアももう積んできていますし。蹴りに対しては本当に自信、プライドをもっている選手だと思うので。もっともっといってほしいですよね。

――上を目指して、もっといってほしい。

本当に上を目指してほしいです。川畑梨瑚なんて同世代だと思うし。蹴りを得意としている選手として、やっぱりここは姉妹でがんばってほしいですよね。

――妹さんも先日プロレスTODAY編集部に来てもらいましたけど、負けん気強いですよ。まずお姉ちゃんに絶対勝ちたいと。お姉ちゃんに負けたくないと。

それはいい。一緒だ(笑)。

――Sareee選手の家庭とも同じで、Sareee選手も2番目のお姉ちゃんにだいぶやられてきたそうですね(笑)。

そうそう、確かに。15歳とかですよね。まだ中学卒業して。私も一緒なので、すごく応援したくなるというか。このSareee-ISMをきっかけに初めて見る選手とか、お客さんもいっぱいこの2人のことを見る人もいると思うので、やっぱり印象付けてほしいですよね。姉妹でプロレスやっているってめちゃくちゃ羨ましいし、すごいじゃないですか。

――なかなかないですよね。

はい。だからすごく期待していますね。

――紫雷姉妹とあとは東京女子の爆れつシスターズも姉妹で活躍されましたね。Sareee選手もお姉ちゃんと一緒にプロレスやりたかったですか。

やりたかったですね。ボコボコにしたかった(笑)。できないですからね、今。

――今はもうプロですからね。普段では全然見られないカードだと思うので、すごくそこは興味深いですね。

稲葉ともか選手は本当に私、期待しているので。これをきっかけにもう一皮剥けてほしいなと思いますね。

 

▼シングルマッチ>
彩羽匠(Marvelous) vs 高瀬みゆき

――彩羽匠(Marvelous) vs 高瀬みゆきのシングルマッチですが、いかがでしょうか。

これもめちゃくちゃいい試合になるんじゃないかなと思います。彩羽匠選手も私のライバルなので、やっぱりシングルマッチをあえてここで、ライバルのシングルをもってきたというのも、同じ対戦カードじゃないけど、でもやっぱりここも闘いだと思っているんですよ。どっちが見せられるか、というか。そういう面では彩羽選手も思っていると思うし、こっちも意識しますね。比べられると思うし。

――これは比べられますよね、高瀬選手も今やどのリングにも引っ張りだこです。

すごいですよね。自分も3回とも全部出てもらっています。熱い闘いをしてくれるんですよ、本当に。素晴らしいですよね。

――会場を元気にしてくれるというパワーも持っているし、火付け役としてもすごくいいものを持っていらっしゃるなと。

欲を言えばもうちょっと出してほしいですね、全面に。遠慮がちというか、ちょっとあるじゃないですか、たぶん。

――勝負に対する執念?

そうですね。だからやっぱりこの試合も本当にお互い負けたくないというか、高瀬は本当に彩羽に勝つ気でいってほしいですね。

――高瀬選手が勝ったら、会場はすごいですよね。

彩羽、何やってんだって自分からしたら思いますけど、ふざけんなと思うけど、でもそれくらいやっぱり高瀬選手にはいってほしいですね。

 

▼タッグマッチ
伊藤薫(伊藤道場) & 中島安里紗(SEAdLINNNG)
vs
柊くるみ(プロミネンス) & ウナギ・サヤカ

――そしてタッグマッチでは現在パートナーを組んでいる中島安里紗選手と、そして師匠である伊藤選手。この2人がタッグを組んで柊くるみ&ウナギ・サヤカ。これも面白いカードだなと思いました。すごいカードになりましたね。

ミックス、ミックスみたいな、めちゃくちゃなカードっちゃカードなんですけどね。まず、伊藤さんにはやっぱり出てもらいたいので。師匠として普段からずっと支えていただいているので。その中で中島安里紗もやっぱり出てほしいなというか。ああいうガツガツする、あんな人いないじゃないですか、なかなか。だからそう思ったときに、呼びたい人を組み合わせたときにこのカードになったという。よく分からないんですけど。

――当てはめたらここになっちゃったと。

正直、そんな感じのカードです。

――でもやっぱりここに柊選手とウナギ・サヤカ選手が対戦相手にいるというのも、すごく面白いなと思います。

柊くるみ選手は体がでかいのに、めちゃくちゃ動けるじゃないですか。好きなんですよ、自分。でかくて動ける選手、すごくパワフルじゃないですか。めちゃくちゃいいなと思っていて、くるみ選手にはぜひ参戦してほしいなと思っていたのと、伊藤さんと闘ってほしいなと思っていたんですよ。

――伊藤選手との肉弾戦がすごく面白そうですね。

そうなんですよ。パワーファイターが自分、結構好きなので。

――肉弾戦の激しいやつ。

それをちょっと見たいなと思って。ウナギ選手なんですけど、ウナギ・サヤカ、今いろいろなところで話題を振りまいていますよね。

――引っ張りだこですね。そして自分からすぐ。

すぐ突っかかっていくし。何だよこいつ、と思って。でもやっぱり自己プロデュースが本当にずば抜けていますよね。

――すごいですね。自分の価値をさらに高めてやるみたいな、そういう気持ち。

やっぱりそういう面では本当にすごいなと思いますよね。でも自分がいつも言うのは、1番プロレスラーとして大事なことってやっぱり私が思うにはリング上だと、当たり前だと思うんですよ。でもウナギとはそこの価値観が合わないと思うんですけど、でもそういうプロデュース力だったり、そういうのはものはすごいなと思うし。お客さんも持っていますからね、ファンの人数も。ここはウナギ選手には私の師匠の伊藤薫選手と、そして頭のおかしい中島安里紗と、ちょっと試練ですよ、ある意味。

――これは試練ですね。伊藤選手もダイビングフットスタンプ準備していますよね。

本当に。そこを避けて通れないんだぞというところを感じてもらいたいですね。ここでやっとウナギがどう出てくるか、どう見せるかで、ウナギ・サヤカの評価って爆上がりすると思うんですよ。ここでもしウナギが何かミラクルを起こしたら、もう認めざるを得ないですよね、みんなが。

――ウナギ選手が最後まで気持ちを維持できるか、すごく大事な闘いですよね。

本当にそうですね。だからそれ次第で今後、自分はウナギに対しての対応が変わってきますので。ちょっとまた何か突っかかってくると思いますけど、楽しみにしてるぞって思います。もう中島さんと伊藤さんにはバンバン、ボコボコにいってもらいたい。プロレスの厳しさを教えてあげてくださいっていう。

――とても最適な2人だと思います。

これ以上にない2人じゃないでしょうか。

――いないですね。

 

▼タッグマッチ
ジャガー横田(ワールド女子プロレス・ディアナ) & アジャコング
vs
Chi Chi(Evolution) & 田中きずな(WAVE)

――そして女子プロレジェンドとしてのジャガー横田選手、そしてアジャコング選手のタッグに、Chi Chi選手と田中きずな選手のヤングジェネレーションがぶつかっていきます。これまたすごいカードを組みましたね。

ちょっとひどいと思われるかもしれないんですけど。でもこれはもう、ジャガーさんとアジャさんとなんて、そうそう当たれることないですよ。羨ましいくらいです、私も。

――この2人が組んで、しかも対戦できるというのは本当にないですよね。

Chi Chiときずなちゃん、すごく仲がいいみたいですね。同期で仲良しみたいなので、ちょうどいいんじゃないですかね。

――きずな選手もいろいろと経験を積んで、自分のプロレスというのが少しずつ見え始めてきたかも知れません。

やっぱり今、ぐんと成長する時期だと思うので、2人とも。本当に楽しみだし、あとやっぱり気持ちで負けないですよね。試合を見ている限り。Chi Chiもきずなちゃんも。

――きずな選手は普段インタビューをしているときは、ちょっと自信なさげなんですよ。でも、いざリングに上がると覚悟を決めて、しっかり頑張っています。

顔が変わるというか、2人とも。

――相手がレジェンドであろうが何回もドロップキックやりに行きますしね。Chi Chi選手も本当に気が強いですね。

めちゃくちゃ気強いです。あとがんばり屋です。自分、実は一緒に練習とかたまにやっているんですけど。たまにと言っても何回かしかやってないんですけど。すごく自分から『教えてほしいです。もっとこうなりたいし、こういうのを習いたい』とか。なかなかそんなこと、教えてもらいたくても言ってくる人っていないじゃないですか。Chi Chiは自ら『一緒に練習をお願いできないですか』とか言ってきてくれて。私は教えたいし、そんな熱い思いを持っている子なんだったら、何でも教えてあげたいなと思うので。本当に期待していますね。

――Evo女というのが3人でスタートして、今は2人になってプロレスの本質みたいなものをSareee選手からもっといろいろ学びたいというところがあるんじゃないですかね。

そうみたいですね。やっぱり他団体とかにいっぱい出るようになって、Chi Chiも自分で不甲斐ないと思うこととかいろいろあるみたいで。それをやっぱり自分で分かって、教えてほしいと言ってくる勇気というか、それは素晴らしいなと思います。

――そういうプロレスに対する真摯な姿勢みたいなのが、これからの活躍に跳ね返って来そうですね。尚且つビジュアルもやっぱりいいので、これから伸びしろがすごくありそうな感じですよね。

ないキャラですもんね。

――今までの中ではあまりいないタイプの選手だったので、最初は大丈夫かなって思いました。

自分も思いました。初めてシングル、自分も帰ってきて何戦目かで。大丈夫かなと思ったんですけど、もう全然気持ちが強くて。髪の毛とか思いっきり引っ張られて、こっちが引っ張ってるのに、もう離さないみたいな。この子、大物になるなと思いましたね。

――そういう人だからこそ、こういうレジェンドとの素晴らしい対決を組んだということですよね。

そうですね。

➡次ページ(レジェンド女子/ジャガー横田・アジャコング・伊藤薫 参戦について)へ続く

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