【スターダム】白川未奈が2024年の奮起を誓う「皆さんに良い知らせをできるようなことが、あるんじゃないかなって」

女子プロレス・スターダムの”弾けるヴィーナス”白川未奈が2024年の奮起を誓った。

激動の2023年だった白川はザイヤ・ブルックサイド、マライア・メイと”Club Venus”を結成、COSMIC ANGELSから離脱するとメンバーも増え人気ユニットに押し上げた。

4月には悲願のワンダー・オブ・スターダムのベルトを奪取も、5月に中野たむの持つワールド・オブ・スターダムとの二冠戦で敗れて王座陥落。


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しかし、6月にはマライアとゴッデス・オブ・スターダム王座を獲得。

5★STAR GP 2023は4勝4敗1分に終わり、中野の欠場によるワールド王座返上で、11月に王座決定戦への出場権をかけたワンデートーナメントに出場するも1回戦で敗退。

そして、12月29日両国国技館大会では朱里&星来芽依とのタッグで高橋奈七永&優宇&AZMと対戦も高橋に3カウントを奪われる結果に。

そんな白川に高橋に敗れた直後に話を聞いた。


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ーー高橋奈七永選手からの敗戦という形になりましたが、試合を振り返ってみていかがですか。

まず最近のことから話すと、ユニット(Club Venus)のメンバーがいないことで、ずっと自分は第1試合のシングルとか3WAYマッチとかがすごく多くて。そこで勝利を重ねてきて、自分がやったるぜってなるような試合がちょっと少なかったのですが。もう昨日、心がメラメラしすぎて寝れなかった。

それは対角に高橋奈七永がいたからで、戦う前からそうだと思わせるプロレスラーっていうのは、すげえなって思いました。でも目の前にしても怖くはなかった。自分もぶっ倒す気でいたし、何があっても、奈七永の張り手も、蹴りも全部スーパーやばいってのはみんなが言っていたから覚悟を持って臨んで、でもそれよりもデカいのをぶち込んでやろうと思っていて。

だけど負けてこれは本当に恥だと思う。ユニットリーダーとして、朱里もユニットリーダーでいて、その中で自分が取られるっていうのはリーダーとして恥だから、めちゃくちゃ悔しいけど、私は悔しい思いをして這い上がるタイプなので。なんか2023年ラストを大派手に負けたのは、2024年に起き上がるためのなんかステップなんだろうな。なんかこんな終わり方も人生の長い人生の一つしたら、ありかなみたいな感じです。

ーー高橋奈七永選手が初対戦の白川選手の事をパッションを持っているなと大いに評価したようなコメントをしていて、一騎打ちという言葉も出ていました。

一騎打ちしたいですね。今日、6人タッグでしたけど、高橋奈七永しか見てなかったので。でもやっぱりあれだけ我が強い6人がいると自分の時間だけは難しいから、じっくり奈七永を感じてみたいなって。それは潰されにいくんじゃなくて。二、三年前はボコボコにされたいですみたいな気持ちでいたんですけど、今はボコボコにしたい。

レジェンドって言われる人たちをボコボコにしないと。だから奈七永のアメブロを見たら、『頑張ってるのは伝わる選手だと。でもその先に行けるかどうかはわからないね』みたいに言われたからそれが悔しい。頑張るっていうのは高い壁を越えるためにはできて当たり前なので。それをぶち壊すところをやっぱりファンの人に見せたいなと思うので。だから奈七永と一騎打ちをやって勝ちをもぎ取りたいなっていうのはありますね。

ーー来年に向けて自分の年にすると試合後に言われてましたが、どのようなイメージでしょうか?

もう来年のことは自分の中でも動いてるので。また皆さんに良い知らせをできるようなことが、来年はあるんじゃないかなって思いますし、もうちょっと世界に出たいなと自分は思っています。やっぱり言ったことは叶えないといけないと思うので、そういう年に来年はしたいなっていう感じですね。

でもまずはここで去年(2022年12月29日両国国技館)、Club Venusですって発表して、そのときはユニットじゃなかったけどそこからリーダーとして引っ張るっていうことが始まりました。最初は良かったんですけど、いま失速しちゃったから、来年は本当にClub Venusを一番のユニットにするっていうのを頑張っていれば、自ずとシングルのチャンピオンなってる気がするので。シングルチャンピオンになってClub Venusを一番のユニットにするっていう心構えです。

ーー先ほど海外というワードが出ましたが、海外に向けての戦略は?

うーん。意識的に海外に向けての発信とかも自分の中ではこの下半期に結構増やしてて。ジュリアのSTRONG女子のチャンピオンなってからの、その道筋とかってすごく自分の中ではなんか、何だろうな…すごい悔しく思うことが多くて。自分も一番美味しいところでいきたいなとは思ってるんですけど、やっぱ海外の未知な選手とやりたいですね。

ーーベルト戦線に改めて名乗りを上げていくという感じでしょうか。

チャンピオンにならないと発言権っていうのは、別にピーピー言っててもいいんですけど、やっぱりチャンピオンっていうのは発言できるポジションにいる。それはやっぱり勝って、お客さんを引っ張って盛り上げてっていうところに行かないと、あれやらせろ、これやらせろっていうのは何か違うかもなと思うので、自分も今はおとなしくしてる部分があります。

なので強い人から勝ちをもぎ取らないと発言権はないかなっていうところですね。だから久しぶりです、タッグマッチでボロ負けして、いつもは悔しいだけなんだけど、何かいいことなのか悪いことなのかわからないんだけど、すごいいい意味で奈七永に初心に戻されて、ちゃんと足元みて頑張れよって言われた気がしました。

ーーそれは人間国宝に触れたっていうところですね。

そうですね、人間国宝ですからね。

ーー人間国宝と呼ばれる高橋奈七永選手も一騎打ちを求めてるという事は、それだけ認められたということだと思うので2024年も期待しております。

ありがとうございます。

2024年、白川はどんな行動、活躍を見せていくのか。その動向から目が離せない。

<インタビュアー:山口義徳 / プロレスTODAY総監督>

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