【全日本】世界ジュニア5度目の戴冠を狙う岩本煌史「強い王者に勝って渕さんとタイトルマッチをやりたい」、壁超えを誓った王者・田村男児

全日本プロレスは1月22日、東京・湯島の事務所にて1月27日(土)東京・エスフォルタアリーナ八王子メインアリーナで行われる3大タイトル戦の記者会見を行った。

世界ジュニアヘビー級選手権試合の会見には王者・田村男児と挑戦者・岩本煌史が出席。

「新春ジャイアントシリーズ2024」
日時:1月27日(土)16:00 試合開始 ajpwTV LIVE
会場:東京・エスフォルタアリーナ八王子 メインアリーナ

▼第6試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第67代王者】田村男児 vs 岩本煌史【挑戦者】
※第67代王者・田村男児、2度目の防衛戦

岩本「今回、チャンピオンの田村男児から指名を受けてチャレンジャーになりました。世界ジュニアのタイトルに絡むのはおそらく2年半とか、それ以上なのかわからないですけど、それぐらいぶりになるので。過去に4回戴冠してて、今回戴冠すれば全日本のレジェンド渕さんと最多戴冠記録5回というところに並ぶので、しっかりと強いチャンピオンから勝ち取りたいなと思います」

田村「こうやって岩本選手を指名して、何で指名したかって去年のJr.BATTLE OF GLORYで負けてるし、それまでもずっと勝ててないんですよ。一度も超えたことなくて。岩本煌史という壁、それを越えたくて指名しました。強い岩本煌史、今も強いんですけど、ずっと強いままでいるので、その岩本煌史に絶対に勝ちたいという気持ちを込めて指名させてもらいました。あとはぶつかるだけですね。小細工とか必要ないと思うんで、体でぶつかり合って防衛します」

▼質疑応答

――Jr.BATTLE OF GLORYで勝利しているが、王者になった田村選手の違いはどのように感じているか?

岩本「違いを感じたのは9月、自分が出戻りで参戦して、10月の宮城の角田市体育館で6人タッグで初めて田村男児と試合で当たったんですけど、その時すでに過去戦ってた田村男児と全然違うなというのと、シンプルに戦ってこいつ面白えなというのが素直にバンと出てきたのが角田の時だったので。上から目線になっちゃうんですけど、強くなったな、変わったなというのがありましたし。ジュニアのリーグ戦でも10分しかないとはいえ結構、獲りに行くために必死でしたし、前哨戦でも結構早い段階でエンジンかけてガツっと獲りにいったので。一度も勝ってはないとは言ってますけども、結構、自分は常に当たる時に危機感持って戦ってるので、そこらへんはかなり警戒してますね」

――全日本を離脱後、世界ジュニアをめぐる試合は見ていたか?

岩本「全くなかったですね。意識してなかったですし、そんなにちゃんとも見てないんですよね。僕が離れてる間って。戻って来てリング上で戦って、そこでやっと実感するというような感じでしたね」

――田村男児が王者だというのが今回は大きいのか?

岩本「コメントとかでも何回か言ってるんですけど、復帰以降ベルトに対しての執着だったりとかが殆ど無くてですね。このベルトが欲しいとか、あのベルトが欲しいみたいなのはそんなにないんですけど、戦っていて一番面白いなと思ったのが田村男児ですし。その田村男児がエル・リンダマンが取り戻して今チャンピオン。戦っていて面白い相手で、強い選手である田村男児がチャンピオンである。その強いヤツから獲りたいなというような感じなので、世界ジュニアがっていうよりは、田村男児が世界ジュニアを持ってる、だから、その世界ジュニアが欲しい。田村男児から獲りたいという気持ちですね」

――壁という表現だったが、その意識はずっとあった?

田村「そういう意識がありましたね。僕が初めて世界ジュニア挑戦したときも岩本選手ですし。それこそ5年前トップで支え続けてくれた方だったので。僕が世界ジュニアを巻いたからにはそういう方たちとも戦わなきゃいけない。強いチャンピオンになりたいんですけど、それでも弱さがありますし。すべてを背負っていきたい、背負っていかなければいけないなという思いもあるので。今までの歴史もあったので、そういう方たちとやりたいと思ってます」

――もし今回の対戦で岩本選手を超えることができれば自分の中で変化がありそう?

田村「どうなんですかね、やってみないとわからないけどね。それは1月27日、八王子でタイトルマッチやってどうなるのか。そこでしかわからないと思います」

――今回戴冠すれば全日本のレジェンド渕さんの最多戴冠記録5回という事で、全日本の歴史への挑戦になる事に対しては?

岩本「まず目の前にチャンピオン田村男児がいるんで、そこをクリアしないと明確な展望というのは見えてこないと思うんですけど。目の前にチャンピオンがいるというところで、そこに勝つことに必死になると思うんで、まだ詳しくは見えてこないですけど。獲って渕さんに並べるんだったら、この前の後楽園でも見てましたけど、安齊選手が渕さんとシングルマッチやってましたけど、ぜひとも渕さんと世界ジュニアかけてタイトルマッチやりたいなというのは一つ思ってますけど。まず目の前にチャンピオンがいるんで、そこに全力を注ぎます」

――壁という岩本選手との間に思い起こすエピソードは?

田村「難しいですね…。試合以外でも色々お世話になってたので。先輩としていろいろ学ぶ部分もあったし。何ですかね、エピソードって難しいですね。難しくてすいません。ホント初めての世界ジュニア戦、あれが思い入れがありますね。初めて挑んだっていうのもあるんですけど、それがエピソードというか思い入れはありますね」

――技術的にも進化を遂げてた現在の自信は?

田村「それでも強いんで岩本煌史という男は。そこは絶対超えないといけないですね。僕が超えないといけないと思ってます」

「新春ジャイアントシリーズ2024」~めだかやドットコムpresents~
日時:1月27日(土)15:00開場 / 16:00開始
会場:東京・エスフォルタアリーナ八王子 メインアリーナ

《全対戦カード》

▼第1試合 石川修司&ブラックめんそーれ全日本プロレス所属ラストマッチ 15分1本勝負
石川修司 ブラックめんそーれ vs 綾部蓮 井上凌

▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
諏訪魔 鈴木秀樹 佐藤光留 vs 鈴木みのる 土井成樹 大森北斗

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗 ライジングHAYATO vs 黒潮TOKYOジャパン 立花誠吾

▼第4試合 史上最高齢三途の川電流爆破デスマッチ電流爆破バット×3本 30分1本勝負
大仁田厚 グレート小鹿 雷神矢口 vs ミスター・ポーゴ 怨霊 櫻井匠

▼第5試合 AJPW vs DDTスペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
青柳優馬 青柳亮生 vs KONOSUKE TAKESHITA 岡谷英樹

▼第6試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第67代王者】田村男児 vs 岩本煌史【挑戦者】
※第67代王者・田村男児、2度目の防衛戦

▼第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【第97代王者組】斉藤ジュン 斉藤レイ vs 本田竜輝 安齊勇馬【挑戦者組】
※第97代王者組・斉藤ジュン&斉藤レイ、4度目の防衛戦

▼第8試合 メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第71代王者】中嶋勝彦 vs 芦野祥太郎【挑戦者】
※第71代王者・中嶋勝彦、3度目の防衛戦

⇒次ページ【動画】岩本が世界ジュニア戦をやりたいとする渕が70歳記念大会で躍動

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