“邪道姫”工藤めぐみのプロレス人生


©プロレスリングZERO1


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 そして現在、彼女はZERO1のGMとして奮闘中だ。

「GMって統括的なもので、なんでもやります。ZERO1って人が少ないので、それこそチケットも売るし、売店にも立ちます。あまりにも雑用に夢中になってて、タイトルマッチのベルトの返還でリングに上がるのを忘れることもあったり(笑)」

 では、彼女は現在のプロレス界をどう見ているのだろうか?

「行動に移した者が夢とか目標をかなえられる環境が整っていると思いますね。なかなか難しいかもしれないけど、私からしたらうらやましい。たとえば、海外に行こうと思ったら海外への道も開けているし、デスマッチやりたいとなったらやれるし、挑戦できる環境が整っていると思います」

 では最後に、彼女にとってプロレスとは?

「いま特にそう思うんですけども、私はプロレスに助けられてきたんです。現役時代だけじゃなく、いまも自分の人生を前に進めていくために助けられている。私はどんなに悲しいときでも会場に来てレスラーや仲間に会ったりすると、すごく元気になれるんですね。プロレスとは私にとっていつも支えになってくれるもの。それは楽しくもあり、苦しいもの痛いものでもある。そんな中でいまこうやって元気でいられるのも、プロレスのおかげだなって思っています」


写真:新井宏

 現役時代、週刊プロレスの表紙になり大きな話題となった。女子レスラーのイメージに革命をもたらした写真が彼女の人気に一気に火を点けたわけだが、あれからかなりの時が経過したにもかかわらず、そのときのポーズを惜しげもなく再現してくれた。立場は変わっても、彼女は縁の下の力持ちとして、これからもプロレス界をKEEP ON RUNNING走り続ける。

インタビュアー:新井宏

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