【新日本】G1最終戦の夜、次なる闘争が勃発!オーカーンが棚橋に“存在しない記憶”で宣戦布告!矢野もG.B.H時代の“鬼”と化し襲撃!

新日本プロレスは8月17日、東京・有明アリーナにて“真夏の最強戦士決定戦”『G1 CLIMAX 35』優勝決定戦を開催した。

『 G1 CLIMAX 35』
日時:2025年8月17日 (日)15:00開始
会場:東京・有明アリーナ
観衆:6,876人

G1の王者が決まるその裏で、リング内外では次なる季節に向けた、あまりにも多くの物語が胎動。

棚橋弘至、海野翔太、上村優也による本隊トリオの誕生、UNITED EMPIREの内部崩壊、そして棚橋の引退ロードに、不気味な二つの影が忍び寄った。

この日、第5試合で棚橋、海野、上村の“逸材と新世代”トリオが、UNITED EMPIREのグレート-O-カーン、カラム・ニューマン、ジェイコブ・オースティン・ヤング組に快勝。

試合後、バックステージで棚橋が「これはね、ちょっと新しいビジネスの扉が開いたね。またね、組もう」と提案すると、海野、上村もこれに呼応。新日本本隊の未来を担う、新たな中核トリオの結成を強く印象付けた。

試合後、バックステージに現れた棚橋は、若き二つの才能との共演に、確かな手応えを感じていた。

「いやぁ、20年前の棚橋をこのトリオに組み込みたいけども、なんか組んでてこれはね、ちょっと新しいビジネスの扉が開いたね。またね、組もう」

この呼びかけに、G1で頂点を逃し、悔しさを滲ませていた海野と上村の表情が変わる。まず、海野がその胸の内を明かした。

「自分自身も『G1 CLIMAX』、今日の決勝の舞台に立つつもりで開幕から挑んできました。でも、結果的にはBブロック2位通過ですが、決勝トーナメントでは負けてしまった。悔しい気持ちでいっぱいです。ですが、改めて今日ここで再確認しておきます。俺が頭を丸めてなぜ本隊にこだわったか。なぜ本隊に残っているか、居座っているか、その答えはこの3人がこれからの新日本プロレスを、これからの本隊を全力で闘って、新日本プロレスを、そしてプロレスを広めていくその中心であり続けたいと思う。このトリオだったらまだ見てないもの、まだ何かある新しいプロレスを届けられるかもしんない」

続いて、上村も自らの覚悟を口にした。

「本当だったらこの大舞台の優勝決定戦という舞台に僕は立ちたかった、本当に。それは本当に凄く悔しくて、でもこのままじゃ来年に向けてまたもっとドンドン大きく強くなっていかなきゃいけないと思うんで、僕はレスラーになった頃から目標っていうのは世界一のレスラーになって、このプロレスで世界中、日本中を熱狂の渦に包み込む。それを叶えるためにも僕は明日から動きたいと思います」

若き二人の熱い決意を受け、棚橋はその背中を押した。

「ありがとう!俺も入れてくれるのね。盛り上げていこうな。頼んだぞ、キミたち!」

それは、一つの時代を築いたエースから、次の時代を担う者たちへ、確かにバトンが渡された瞬間であった。

 

さらに、棚橋がコメントを終えようとしたその時、矢野通が乱入。

「棚橋さんが来年1月4日に引退されると聞いて、やっぱり我々2人、決着・ケジメをつけなきゃいけないなと思ってて。9月15日、登別でどうですか?」と、6人タッグ、タッグ、シングルの変則3本勝負を要求。

そして、突如としてその表情を豹変させ、かつてのG.B.H時代の“鬼”の形相で叫んだ。

「一番しっくり来るのはな、“棚橋”!これなんだ、バカヤロー!9月15日、登別大会、G.B.Hの鬼が、すわなち鬼の矢野通が現れる。テメーもな、覚悟して来やがれ、バカヤロー!」

しかし、この日の物語は、それだけでは終わらない。

まず、UNITED EMPIREに不穏な空気が立ち込める。

G1で結果を残せなかったカラム・ニューマンが、バックステージでその胸の内を爆発させた。

「俺たちのユニットは、団結(UNITED)と呼ぶにはほど遠い。個々人が自分のことばかりやっている。このグループは最低だ。いいか?俺は言うぞ。このグループは最低だ。(中略)だがな、俺がこのグループを取り戻して、一番高い山の頂まで持っていく。ニュージャパンで最高のユニットにする」

シリーズ中に祖母を亡くしていたという悲しみを乗り越え、ニューマンはユニットの改革を宣言。

その言葉は、UNITED EMPIREの内部崩壊、あるいは、新たなリーダー誕生の狼煙であったのかもしれない。

そして試合で対戦したオーカーンが、バックステージで突如として錯乱。

「な、何か、何かを思い出しそうだ……」と頭を抱えると、「そうだ。余は棚橋に毎日こき使われて、棚橋に侮辱を味わわされて、毎日棚橋に控室でイスにされた。そう、だから玉座を思いついたんだ」と、“存在しない記憶”を語り始める。そして、「棚橋、余とシングルをやれ!文字通り“社長イス”に座る支配者の姿を愚民どもに見せつければ、棚橋よりオーカーンの方が上だと証明できる」と、常軌を逸した理由で棚橋へシングルマッチを要求した。

G1という大きな祭りが終わると同時に、新日本プロレスのリングには、新たな世代の希望、ユニットの不協和音、そしてレジェンドの過去から生まれた怨念が、一気に噴出した。

新日本の秋は、あまりにも刺激的な、予測不能な戦いの連続となりそうだ。

<写真提供:新日本プロレス>

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