【編集長コラム】「イケメンとコワモテ」


※激闘でギザギザになった額にお箸を挟んでみせる沼澤

イケメン選手が増えたプロレス界だが、いかつい面構えのプロレスラーもまだまだ多い。

素の優しい男ぶりを知っていても、思わず後ずさりしてしまうコワモテといえば、大日本プロレスの「黒天使」沼澤邪鬼。連日連夜の流血ファイトで大暴れしている。

デスマッチのリングで、黒天使は冴えわたる。蛍光灯を振り回し、ガラスボードに突っ込んでいく。額はもちろん、その身体は傷だらけだ。リングから降りれば、温和そのものだが、夜道で出くわしたらUターンしたくなる。

沼澤が本人の知らないところで人助けをしたという話を聞いた。遅い電車で帰宅中の女性ファンが、外国人にからまれたという。

ラグビーをやっているという屈強な体格の外国人。うまくやり過ごそうとしたものの、しつこく付きまとわれたそうだ。あまりにもしつこかったため、意を決した彼女は「私の彼はプロレスラーだ」と、沼澤と撮った写真を見せたところ、顔色が変わり、そそくさと退散したそうだ。

残念ながら彼女の恋人はプロレスラーではない。スラッと細身で華奢な方だという。「とても怖かったので、苦し紛れにプロレスラーの方たちに、大変失礼なウソをついてしまいました。申し訳ないです。でも、おかげで助かりました。プロレスラーに感謝です」ということらしい。

ともかく無事で何より。昔「♪私の私の彼は~左利き~♪」という歌があったが、さしずめ「♪私の私の彼は~プロレスラー♪」といったところか。

「私の彼はプロレスラー」というのは、失礼な男に絡まれた時の有効なセリフとして、世の女性たちのお守りがわりになるかも知れない、防犯ブザーのような言葉。女性たちにオススメだ。

柴田惣一 (プロレスTODAY編集長)

「プロレスTODAY編集長」であり「プロレス解説者」。
〝千のネクタイを持つ男”の異名もあり。
テレビ朝日「ワールドプロレスリング」、サムライTVでプロレス中継の解説。
今日も一緒にプロレスを楽しみましょう!

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