全日本プロレスで活躍した川田利明が新著のトークショーに出演!川田利明が語るビジネス論と今後のレスラー人生

プロレスラーとして一時代を築き、現在はラーメン店「麺ジャラスK」の店主として厨房というリングに立ち続けている川田利明が先月29日、新刊『開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学』(ワニブックス 刊)の発売記念トークショーに登場した。

トークショーの前に囲み取材に応じた川田はまず、出版の経緯を説明。これまで多くの出版オファーがありながら、頑なに断ってきたそうだが、今回のオファーを受ける決め手になったのは「失敗したこと、上手くいかなかったことを、脱サラを考えるビジネスマンのために書いてほしい」という一風変わった依頼だったからと言う。その上で読者に一番伝えたいこととして「脱サラしようと思っている人は考え直したほうがいい。組織に守られているということが、どれだけ幸せなことか。特にラーメン屋は絶対にやめたほうがいい」とデンジャラスに語った。

その後、行われたトークショーは、90年代の全日本プロレスの後楽園ホール大会を彷彿とさせる超満員札止め。立ち見まで出る人気ぶりだ。たくさんのお客さんを前にまずはプロレス時代のエピソードを挨拶代わりに披露。全日本プロレス入団時代に味にうるさかったある先輩の話で笑いを誘うと、続いて冬木弘道さん、三沢光晴さん、天龍源一郎さん、ジャンボ鶴田さん、ジャインアント馬場さんら、偉大な先輩レスラー達との思い出を振り返ると、会場は温かい雰囲気に包まれた。

しかし話題がラーメン屋の話になるとギア・チェンジ。日々の激務で体重が30㎏以上落ちた話で驚きを誘うと、開店1年目から蓄えがどんどん消えていったそうで「ラーメンのスープにベンツ3台を溶かしたのは俺だけだと思うよ」と明かすと会場からはどよめきが起きた。また、気になる今後のレスラー人生については、引退はしていないが「毎日が精いっぱいで試合ができるコンディションではない」と事実上、引退状態であることを明言。ただ「(これからも)引退という言葉は使わない。プロレス界はほぼ10割の人が復帰するけど、俺は嘘は絶対につきたくない」と、変わらぬ〝俺だけの王道〟を見せつけた。

最後に「本がたくさん売れて、印税がたくさん入ったとしたら何に使いたいか」という司会者の問いに「移転したい、駅近に……」というリアルな答えに会場には大きな拍手が起きた。プロレスファンにはぜひ、『麺ジャラスK』に足を運んでもらい、川田利明を全力で応援して欲しい。

■書籍
『開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学』
(著)川田利明(『麺ジャラスK』店主/プロレスラー)
2019年9月25日発売
本体価格1300円+税
発行:ワニブックス

■店舗
「麺ジャラスK (メンジャラスケー)」
東京都世田谷区喜多見6-18-7 ビスタ成城 1F
小田急小田原線「成城学園前」駅南口よりタクシー3分、または徒歩12分
火曜定休

※店舗の最新情報は麺ジャラスK 店長のtwitterを参照

【プレゼント企画】『開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学』『麺ジャラスK』店主/プロレスラー川田利明:著

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