【真琴インタビュー】プロレスラー人生の岐路に立つ。だけど、プロレスがしたい!

真琴選手は今まさに、プロレスラー人生の岐路に立っている。ヘルニアを再び悪化させてしまい、現在は長期休養中。所属しているREINA女子プロレスは、活動できる選手がふたりだけ。
戦うことのできない体で、ネガティブレスラー・真琴は、今何を思うか――。

<決断のときが迫る>

――まず、怪我の状況はいかがですか?

真琴:試合を無理に続けていたら、去年に痛めた首のヘルニアが悪化してしまいました。日常生活にはあまり影響が出ないんですけど、うがいをしたり、急に振り向いたりすると痛みが出ます。手術したら、復帰まで最低で半年はかかると言われています。手術しなくても、二年くらい何もしなければ、ヘルニアの飛び出ている部分が徐々に消えてゆくと聞いたんですけど……。

――お医者さんからは手術を勧められている?

真琴:いろいろなお医者さんに診てもらったんですけど、どのお医者さんからも勧められました。「ナイフを首に突き付けられている状態だから、絶対に試合はするな」と言われています。試合中に、体が動かなくなることがあったんです。疲れていたわけではなくて、麻痺で動けなくなってしまいました。

――不調に気が付いたのはいつごろから?

真琴:動けなくなったのは今年くらいからです。去年もちょうど同じころに同じ理由で欠場して、ちょっと強引に九月ごろに復帰したんです。そこから、最初はよかったんですけど、徐々にダメージが蓄積されたのか、また痛むようになってしまいました。プロレスで受け身をとらないわけにはいかないので……

――欠場してから、少しは回復した?

真琴:まだ一ヶ月たってないので、あまり変わりません。

――手術するか、二年間リングを離れるかの二択。

真琴:若かったらいいんですけど、プロレスラーとしては、二年間も離れるわけにはいきません。手術するかどうか、この一ヶ月ずっと悩んでいたんですけど、まだ決め切れていません。八月上旬には、決断します。

<それでもプロレスがしたい!>

――欠場中にリングを離れて、女子プロレス全体やREINA女子プロレスについて、思うことはありますか?

真琴:リングに上がらなくなってから、より一層プロレスをやりたくなってしまいました。毎日、動画サイトなどで試合を見ています。試合ができないとなると、余計にしたくなってしまうんですね。会場に行くと、「私もやりたいよー!」って、切ない気持ちになってしまいます。

――とにかくリングに早く上がりたい?

真琴:自分は何しているんだろう、と思います。今は、何もしていなければ首も痛くない状態なので、むしろそれで、「何をやっちゃってるんだろう」「早く戻らなきゃ」という気持ちが強くなってしまいます。

――欠場中は何をしていますか?

真琴:……本当に、試合の動画をいっぱい見ています(笑)

――映像で見ていて、気になった試合は?

真琴:特に誰の試合というわけではないんですが、こういう場合私だったらこうするとか、自分の視点で考えながら見ています。「この技、私も使ったら似合うじゃないか」とか。

――休んでいる間も、リングに上がるための情報を仕入れているんですね。復帰後にやりたいことはありますか?

真琴:入場からかっこよくできるようになりたいです。今までは入場を重要視していなかったんですけど、もうちょっとお客さんを魅了することをやりたいです。

――ダンスとかですか?

真琴:才能が全くないんです(笑)

――運動神経は?

真琴:悪いんですよ。マット運動だけは好きだけど得意じゃないし、ほかは走るのも苦手ですし、体力も全然ダメです。

――今も自信がない?

真琴:ないです。全然ないです。自信をつけたいんですけど……。

 

<次ページ:「新木場の母」、ふたたび。>

山口 義徳(プロレスTODAY総監督)
『プロレスTODAY』総監督。
その素顔は運営会社(株)リアルクロス代表取締役社長。
プロレスTODAYの企画・進行・管理を行い、会場ではカメラマンも兼務。
またプロレスとビジネスの融合を行い、会場でのクライアントとのタイアップも実施。

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