【10.23 CHAKURIKI 7 大会レポート】元山祐希で地元で戴冠!K-1レジェンド達がタッグマッチで激突!「日本骨髄バンクチャリティ CHAKURIKI 7 ~水の都バトル~」

大会名/日本骨髄バンクチャリティ CHAKURIKI 7 ~水の都バトル~
会長/西条市総合体育館(愛媛県西条市ひうち1番地2)
日時/2020年10月23日(金) 17:00開場 18:00開始
観衆 / 700名

▼第1試合 キックマッチ ウェルター級(67kg以下) 3分3R(延長無し)
○竜義(チャクリキ武湧会)
vs
☓松﨑亮磨(T.B.NATION/第3回WBCムエタイリーグ日本王者)
3R 0分33秒 TKO

チャクリキの新鋭、竜義とWBCムエタイアマチュア王者松﨑の一戦。
1R開始と同時に最初から飛ばす両者。竜義はローキック、松崎はパンチ主体の攻め。
竜義のローキックがヒットし徐々に優勢となる。
2Rも竜義はロー主体の攻めを繰り出す。
対する松崎はローをくぐり抜けて攻め込むもクリーンヒットまではいかず。
クリンチが多いため松崎はイエローカードで減点1となる。
後半松崎もパンチを徐々にヒットさせる。
3R竜義のハイキックがヒットし、松崎が鼻から出血。
ドクターチェックが入りここでストップ。
竜義のTKO勝利となった。

▼第2試合 愛媛プロレス提供マッチ 15分1本勝負
☓石鎚山太郎(愛媛プロレス)
vs
○マツヤマ・ウォリアー(愛媛プロレス)
2分28秒 腕ひしぎ逆十字固め

地元愛媛プロレスの提供マッチ。
開始早々、マツヤマのキックがヒットし石鎚がリング外へ逃亡。
リングに戻りグラウンドの展開へ持ち込むもここでもマツヤマが優勢。
ここからマツヤマの腕ひしぎ逆十字固めが決まりギブアップ。

▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
スペル・デルフィン(沖縄プロレス)
○カーベル伊藤(フリー)
vs
☓佐野直(フリー)
イマバリタオル・マスカラス(愛媛プロレス)
8分37秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め

西条市出身で全日本プロレスで活躍するカーベル伊藤が、セニョールペルフェクト、スペル・デルフィンと夢タッグを結成。
試合開始前にカーベル伊藤が代表を務める、株式会社カーベルより来場者にプレゼントということでリング上から客席に用意したプレゼントを投げ込む。
と、その途中でイマバリタオルと佐野が奇襲をかけ場外乱闘へ。
その後もカーベルが捕まるが、ローリングソバットから形成逆転。
カーベルが「愛媛のみなさん、回すぞー!」と叫んでからジャイアントスイングを決める。
デルフィンにタッチし、スイングDDTからのデルフィンクラッチもイマバリタオルがカット。
しかし最後はカーベルがトップロープからのダイビングボディプレスで佐野から3カウントを奪った。

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○青木真也(フリー/第2代DREAMライト級王者、第2、6代ONE世界ライト級王者)
鈴木悟(TAKE IT EASY/第48、50代ボクシング日本ミドル級王者、第4代SB日本Sウェルター級王者)
vs
ライジングHAYATO(愛媛プロレス)
☓凡人パルプ(愛媛プロレス)
10分5秒 エビ固め

CHAKURIKI 6でシングルマッチを行った青木と鈴木がタッグを結成。
対するは愛媛プロレスのエース、ライジングHAYATOと紙を愛し紙に愛されたかった男、凡人パルプのタッグ。
スタートはHAYATOと青木。腕の取り合いからグラウンドになり青木が主導権をとる。
青木、鈴木のタッグはコンビネーションも冴え、完全にペースを握る。
パルプが攻め込まれなるもなんとかタッチをし、HAYATOが起死回生のスワンダイブ式ミサイルキックを炸裂。
ここから鈴木とHAYATOのエルボー合戦、打ち勝ったのは鈴木。さらにペナルティキックを打ち込むがこれをHAYTOがキャッチ、ブレーンバスターで反撃。
両チームタッチし、ここで愛媛プロレスタッグが分断に成功。青木にダブルのブレーンバスター、さらに攻め込むも青木はカウント2で返す。
決めにいくパルプだがここで青木が一瞬のすきを突いてバックラッチ、3カウントを奪った。

休憩明け、ドージョーチャクリキ日本代表の甘井もとゆき氏がリング上にあがり挨拶。
地元凱旋興行への思い、ノブ・ハヤシ選手とともに取り組む骨髄バンクへのを思いを語った。
また今大会の興行収益の一部を公益社団法人日本骨髄バンクに寄付された。

▼第5試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
ノブ ハヤシ(ドージョーチャクリキ・ジャパン/1999・2004 K-1 JAPAN 準優勝)
天田ヒロミ(天田フィジカル&ボクシングスクール/2004 K-1 JAPAN 王者)
佐藤嘉洋(名古屋JKF/2006・2005 K-1 WORLD MAX日本王者)
vs
中迫剛(フリー/1998・2002 K-1 JAPAN 準優勝)
富平辰文(フリー/2005 K-1 JAPAN 準優勝)
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/2010 K-1 WORLD MAX日本王者)

14分18秒 引き分け

スペシャル6人タッグマッチとしてK-1を彩ったレジェンドファイター達による豪華タッグマッチが実現
一人ずつ個別での入場に会場から拍手が送られる。
スタートは自演乙と天田。天田がヘビー級の重いパンチを繰り出し、自演乙が軽快なフットワークを披露。
続いて、富平とノブ、お互い重い蹴りを打ち合う展開に場内が息を呑む。
佐藤と中迫が向かい合う、素早い攻防に目が離せない。中迫が「来いコラ」と挑発すると両者打ち合う展開に。
ここでノブにタッチ、中迫がコンビネーションを見せると、ノブも重い一発を返す。
再び天田と自演乙。天田がコンビネーションパンチからのローキックで圧力をかけていく。
佐藤と富平、佐藤が膝蹴り、そして細かいコンビネーションを繰り出す。
自演乙と佐藤 K-1 MAXでの闘いが蘇る。ここで自演乙が「(佐藤と)一回やってんねん!」といって佐藤は天田にタッチするも、
佐藤が「乙とやりたいです」といって再び向かい合う。バチバチの打ち合いを行う両者、ここで自演乙のバックブローを繰り出す。
なんと今度は天田と佐藤、同じチームではあるが本人達が「やりたい」ということでいきなり試合がはじまる。
こうなるとタッグは崩壊し、やりたい者同士が戦う展開に場内から拍手が送られる。
続いても同じチームの中迫と自演乙、中迫の連続ミドルキックを出せば自演乙がドロップキックををだす
ここでルールと違う!と止めに入った和田レフェリーに全員が攻撃。和田レフェリーが我慢できず試合終了となった。
素晴らしい闘いを披露した6人に大きな拍手が送られた。
そしてこの試合のMVPはノブ・ハヤシに贈られた。

▼第6試合 キックマッチ 62.5kg契約 3分3R(延長無し)
☓マサ佐藤(名護ムエタイスクール/英雄伝説 全アジア王者)
vs
○TASUKU(CRAZY WOLF)
3R 判定3-0(30-28、29-28、29-28)

マサは耐久力を武器に、各地を渡り歩く激闘派、これまで英雄伝説やKNOCK OUT等でも活躍。
対するTASUKUは士道館空手出身の20歳の新鋭。

1R開始は静かなスタート、TASUKUがパンチ、キックをコツコツあてていく、マサも負けじとローを返していく。
徐々にTASUKUの攻撃をヒットしてくいく。お互い譲らず1Rが終了。
2R開始早々にラッシュをしかけるTASUKU、何発かヒットをしペースを掴もうとしていた矢先、マサのローキックがローブローになってしまう。
故意ではないがダメージが大きいため、減点1となる。
再開しTASUKUのストレート、ハイキックがヒットするもマサも引かず攻撃を繰り出していくと、今度はマサの攻撃もヒットしだす。
3Rマサはパンチを出しなら圧力をかけていく、TASUKUも前蹴りで距離をとりながらカウンターをヒットさせる。
中盤マサのローキックが効いてくる。しかしTASUKUもそこからパンチをヒットさせる。
ラスト一分。マサのストレートがクリーンヒット!ラッシュを仕掛けるもここでもTASUKUはカウンターを返していき何発もヒットさせる。
最後まで両者一歩も引かず判定へ。判定の結果TASUKUが勝利。

▼第7試合 セミファイナル グラップリングウェルター級(77kg以下)タイトルマッチ 5分3R(延長1R)
○安楽ヂエゴ(王者/グレイシーバッハ姫路)
vs
☓大和ヒロシ(挑戦者/フリー/第33代世界ジュニアヘビー級王者)
(29-29 29-29 29-29)
4R 1分1秒 スリーパーホールド

グレイシー柔術VSプロレスの一戦。
チャクリキMMAのエース、安楽ヂエゴにに元全日本プロレス世界ジュニアヘビー王者でありアマレスでも実績をもつ大和ヒロシが挑戦。
1Rまずは大和のタックルが決まり、グランドの展開へ。ヂエゴは下から三角絞めを狙う。
上から大和が狙い続ける、ヂエゴは苦しい展開。
ラスト10秒大和が仕掛け、バックを取りにいくがヂエゴはこれに対応。
2R組手の状態からなだれ込むようにグラウンドへ。今度はヂエゴが上になる。
ヂエゴは肩固めを狙っていく動きをみせながらマウントポジションをとる。
3分経過、コーナー間際で大和が回って上になる。膠着状態が続き2R終了。
3R開始早々大和がタックルを決めサイドポジションをとる。大和が抑え込む展開に。
スタンディングに戻り更に大和がタックルをきめサイドポジションを再びとる。
終始大和が上になる展開が続いたが決めきれず終了のゴング。勝敗は判定へ。
三者29-29でドロー、1分間のインターバルのあと延長戦へと突入。
延長Rスタンディングから組手の展開が続く。ここからヂエゴが仕掛けバックをとる。
そこからスリーパーが決まり勝負あり。安楽ヂエゴがタイトルを防衛した。

▼第8試合 メインイベント ICO認定インターコンチネンタルフェザー級(57kg以下)王者決定戦 3分5R(最大延長2R)
○元山祐希(日本代表/武勇会/イノベーションフェザー級3位)
vs
☓BRO.RYO(協会推薦選手/LARA TOKYO/J-NETWORKフェザー級3位)

5R 判定 2-0(49-48 49-48 49-49)

CHAKURIKI5大阪大会にて國枝悠太を破り日本代表となった元山祐希。当初はISKAインターコンチネンタルフェザー級王者ロベルト・オリビア(イタリア)との対戦が予定されていたが、オリビアが新型コロナウイルスの影響で欠場。J-NETWORKフェザー級3位の実力を持つBRO.RYOが代役として出場となった。地元の雄、元山は負けられない一戦。

1R 元山はローキック、RYOはジャブを繰り出しながら両者様子を伺う。
2R 引き続き両者はお互いの距離をとりながら攻撃を繰り出していく。元山のミドルキックがヒットし、RYOのボディが赤くなる。
3R 元山がローキックで崩してから懐に飛び込む。しかしRYOも落ち着きながらジャブで距離をとりながらストレート、膝蹴りなどを繰り出す。終盤場内から「祐希コール」。
4R ヒートアップしてきた両者、展開が徐々に早くなっていく。元山がコーナーに追い込みラッシュをしかける場面もあったが決定打とはならず逆にRYOもジャブ、ストレート、ボディを繰り出し押し返す。
5R 両者一歩も引かない展開が続く、元山が時折仕掛けるも仕留めることは出来ず、RYOも自分のスタイルを崩さず反撃を繰り出す。ラスト20秒、両者とも負けじと前に出る、最後に元山がバックブローを繰り出すがクリーンヒットはならずここで終了。
判定の結果2-0で元山がICO認定インターコンチネンタルフェザー級王者となった。
元山は「正直地元だから勝利出来た部分もあったと思う。もっと強くなった姿をみなさん見せたい。今日は来てくれてありがとうございました!押忍」と大会を締めた。

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