【DDT】3.9 後楽園「まっする4」RAM RIDERの家の話とギミック(反則技)男子爆誕!ひらがなまっするフェス2021前編
必殺技乱発が誕生してから早一年…
平田のファイトと生き様が光った「まっする3」
まさかのグラップリングファイトが行われた「まっする3Ⅱ」を経て
4か月ぶりにひらがなまっするが帰ってきた。
興業の模様はWRESTLE UNIVERSEで配信された。未視聴の読者は是非、この機会に上記と合わせて観覧して欲しい。
まっする4東京公演~The Other Side of 必殺技乱発~ひらがなまっするフェス2021
【日時】2021年3月9日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】588人(満員)
◆オープニング◆
ひらがなまっする脚本担当のマッスル坂井と演出補佐の鶴見亜門はZOOM会議で次のまっするの脚本について話していた。
トラックにひかれた貴闘力が女子高生に転生して実家の焼き肉店を大繁盛させるという脚本の話で盛り上がっていると…
そこへ総合演出のユウキロックがツッコミに入る。この距離でリモート打ち合わせする意味ある?
みなみかわより2月26日に会見が行われた6月6日にさいたまSAで実施予定の「CyberFightFestival2021」になぜ「まっする」が出演しないのか?と疑問がはさまれる。2.9次元ミュージカルにはエンタメの全てが入ってるじゃないかと。ユウキは毎回の「まっする」がベスト興業賞なんだと鼻息を荒くし「納得いく説明があるまで家に帰らんからな!」と凄む
そこへ助けに入ったのがひらがまっする音楽監督のRAMRIDER。RAM「まだまださいたまSAのリングに立てるレベルじゃない。しかし口パクをやめて生歌にすることで飛躍ができて、ドーム興業も夢じゃない」と語る。
ひらがなまっするフェスをやっちゃえばいいじゃないですか?と盛り上がる一同。
しかし最後にスタッフが「ラムさん!大変です。お父さんが危篤ですって!」と割って入る。驚くRAMRIDER…果たしてどうなる?
会場に流れる内藤哲也のSTARDUST。ロスインゴさながらに入場するユウキたち一同
ユウキ「ブエナスノーチェース!後楽園!」
鶴見亜門がGMに復帰した経緯を語ろうとするもこれを制したユウキが吉本興業を対処した「俺の仕事の話」を語り出す。
吉本からの仕事が1、吉本以外の仕事が9と大幅に自分でとってくる仕事が増えていたユウキ
そんな中、2019年10月21日に松竹芸能タレントスクールでネタの授業をしていたユウキの授業をマッスル坂井が見学。
依頼を受ける形で2020年1月27日の「まっする」に出演した。
最初はバレることなく出演可能と考えていたユウキだが事態は一変。2020年11月9日のまっする3がサムライTVで全国に流され、有名人や某有名団体の選手(新〇本のB〇SHIという噂)から連絡が来るなど反響の大きさに危機感を募らせる。
結局、2021年2月26日に自身のYouTubeチャンネルで吉本を退所しフリーとなることを宣言した。最後に記載されている「会社に申し訳なく思えてきた」というのが実はまっするも含まれていたという話。
退所したのが『まっする』のせいで新日本さんとの良好な関係も消滅してしまった今、プロレスリング・ノアのGMとして俺を使って欲しい。その為にはノアの「最高権力関係者」である山田邦子氏との一戦をサイバーファイトに要求すると話すユウキ。その実現のためにも今回の「ひらがなまっするフェス」の成功は不可欠なのだ。
一方で鶴見亜門も「エンタメウェビナー」を展開。誰も知らないRAM RIDERの家の話をする
ミュージシャンであるRAM RIDERはV6や浜崎あゆみ等一流アーティストのRemixも手掛けたことがあるも現在は42歳のピークを過ぎた状態。
その一方で驚くべきRAM RIDERの過去も語られた。
RAMの実家は代々続くプロレス一家で父親は人間国宝級のプロレスラー「ホンダスティ・ローデス」75歳。WCWの殿堂にも輝いた父の元一流レスラーになるべく英才教育を受けていたが高校生の時に家出。ミュージシャンの道に進んだ。
今回、父が危篤との連絡を受け25年ぶりに帰還。父の意志を受け継ぐためにミュージシャンを引退しレスラーとなる決意を固めた。
現在はデビューに向けて自宅療養中の父のもとで厳しいプロレス修行に励んでいる。
ひらがなまっするフェスの音楽監督がいないと非常に心もとないが…
そこはスーパー・ササダンゴ・マシンが効果音出しに初挑戦でカバーする
ユウキ「ここからが本編でございます!ひらがなまっする4 東京公演 ひらがなまっするフェス2021スタート!」
オープニングムービーはRAM RIDER歌唱によるLOVE YOU ONLYが選手紹介と共に流れた。
筋トレする思切投太郎(おもいきりなげたろう)が両手がふさがっているからと口移しで水分を与えようとする高久辛飛光(たかくからとびみつ)
毎回、腐女子向けのBL展開を忘れないひらがなまっする並びに必殺技乱発
この展開にイエローカードを提出する野球棒振正(ばっとふりまさ)「濃厚接触はご法度ですよ!」
フェスへの出演オファーが舞い込んでくる。フェスはフェスでも6月のフェスではなく「ひらがなまっするフェス」
プロレスなし・生歌のみに大いに盛り上がっていると…なにかさびた鉄の様な匂いがしてくる…
パイプイス男子が登場。戦いが展開される
擬人化した飛び技系必殺技の神 高久辛飛光(たかくからとびみつ)「かわい子ちゃん みーっけ♡」
擬人化した関節技系必殺技の神 膝十字欣也(ひざじゅうじきんや)「Just Tap Out」
擬人化した打撃系必殺技の神 野球棒振正(ばっとふりまさ)「俺が甲子園に連れてってあげるよ?」
擬人化した丸め込み系必殺技の神 丸目込松(まるめこみまつ)「スクールボーイ」
「毎日徹夜の映像班にとってイスってのはなぁ、仮眠をするためのベッドであり、毎日誰より一緒にいる家族であり、最悪間に合わなかった時のトイレでもあるんだよ」と襲い掛かるパイプイス男子を投げ飛ばす
野球棒「投太郎さん、ボクごと思い切り投げて!」投太郎「任せときな!」と2人まとめてジャーマン
擬人化した投げ技系必殺技の神 思切投太郎(おもいきりなげたろう)「今夜も投げるぜ」
俺たちいつでもフィニッシュ乱発!必殺技男子(フィニッシュだんし)!
思切投太郎の背後から登場したのはDJニラ。DJのDはデビル。Jはジョーカー。プロレス界1の極悪人。
ニラ「生歌を歌うのは恥ずかしいが、フェスには出たい。それはプロレスラーが言うところの試合はしたいが会社の言うことは聞きたくない。そういうことだろ?俺も昔はそうだった。そこで一つ提案がある。会社の言うことを聞きたくないのなら、いっそヒールターンしてみては?悪役しかも極悪レスラーに!正義のヒーローが3対5でよってたかって戦うわけないだろう?特に投太郎にはヒールになる資質が一番あるなぁ…」
投太郎「ヒールになったら今よりももっと強くなれますか?」
ニラ「強さとは、正しさであると信じる力があれば君はまた今よりも強くなることができる。さぁ付いてきなさい…」
しっかりと必殺技男子のダンスが踊り終わるのを待っていたDJニラ
ニラ「終わり?…終わりではない。これが始まりだーーーー!!」
一方こちらはパイプイス男子の根城、パイプ椅子城。
「野球棒振正の野郎、正義の味方の武器が有刺鉄線バットでいいのかよー?」
必殺技男子がヒールターンできるのかで3人が盛り上がっていると…
パイプイス男子組織委員会会長のコクヨカズサダが訓示を垂れる。
ハーマンミラーマオ「必殺技男子をぶっ壊す!」
カズサダ「我々パイプイス男子はプロレス界の悪を正す側に回る。それすなわち我々がプロレス界の本道を目指す!」
具体的にはプロレスラーを目指すミュージシャンを支援する。75歳の後期高齢者も探してくると宣言。
ここで一転、映像はカウントダウンTVの様なさわやかな映像に
パイプイス男子のセルフプロデュース作品はロックを基調としたドストレートなもの。
ROAD OF MAJOR=本道
TikTokでおなじみのムーブも取り入れられたダンスを踊るパイプイス男子
ここはホンダスティ・ローデス一家のジム。
ホンダスティ家ではみっちりヨガを行い、その後じっくりと朝食を摂る
このライフスタイルのお陰で父はホンダスティ・ローデスは50kgの減量にも成功
その後はバイオニックエルボーの練習のためにトイレットペーパーを巻きまくる
繊細なエルボータッチを身に着けるためにスマホのタッチ操作もひじで行う。
そんな中、ひらがなまっするフェスへの出演オファーが届いた。しかしフェスへの出演条件が「生歌、生ダンス、生演奏」だと判明。演奏するバンドやDJを雇うお金もないため、引退したRAM RIDERが覆面DJ.ワンモア大麻として出演することになった。
続いての出演アーティストはこの方です
DJワンモア大麻が「One more Time」をかける
しかしそこへ割って入ったDJニラが「Stop the Music.何がワンモア大麻だ!そんなに大麻が好きならまず清志郎に謝れ」
といってDJワンモア大麻の首をしめてにDJブースに押し付けてやっつけてしまう。
ちょっと待てこの匂い「血に飢えた悪役レスラーの匂い!!」
そう呼ばれて入ってきたのは手にナックルをつけて殴るヒールターンした投太郎の姿
“殴り系反則技の神” 思切殴太郎(おもいきりなぐったろう)「今夜も殴るぜ」
続いて登場した野球棒振正は次々に金的攻撃を決めていく
“金的系反則技の神” 金的潰ヶ丘(きんてきつぶしがおか)「またつまらぬモノを潰してしまった」
※この名前は今成夢人の学生レスラー時代のリングネーム“金的桜ヶ丘”が元になっていると思われる。
飛光はスプレーを片手に噴射につぐ噴射で敵を一網打尽
“飛沫系反則技の神” 毒吹・ワグナーJr.「この毒霧はアルコール製剤を70%使用しております」
※勿論、元ネタは往年のJr.の名戦士ドクトルワグナーJr.であろう。
込松は場外でひたすら暴れまわる
“場外乱闘系反則技の神” ラントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ「ブラジルの人、聞こえますかー!?」
※元ネタは「柔術マジシャン」アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ。聞こえますかーはサバンナ八木のネタ
最後に登場した欣也は次々に目つぶしで相手を倒れさせていく
さらには己のニーパッドをずりさげて
カミゴェの体勢からの……目つぶし!
“目潰し系反則技の神” 目津伏幸太(めつぶしこうた)「右目と左目を統一します」
※元ネタは飯伏幸太。IWGPヘビーとインターコンチネンタルのベルトを統一しIWGP世界ヘビーベルト創設した件をオマージュ
オレタチいつでも反則乱発!反則男子(ギミックだんし)!
そこへDJニラが「おかしな格好しているやつがいるぞ。やっちまえ!」とDJワンモア大麻を放り込む
メットを奪われ暴行されてしまうDJワンモア大麻
うちの息子だからー
しかし腕をぐるぐる回して一度は包囲網をとく。
ワンモア大麻「これは親父が伝承してくれたバイオニックエルボー……?」
しかし多勢に無勢でやられてしまうホンダスティ・ローデス親子
ホンダスティ・ローデスは75歳のボディを合体パワーボムで打ちつけられてしまう
感傷に浸るワンモア大麻。親子で言葉をかわす
そこに割って入った鶴見亜門
亜門「長いよ。出番終わったらとっとと帰ってくれよ。あとお前らな、今日1秒たりとも歌っても踊ってもないんだから、ギャラなんて一銭も払わないからな!」
ホンダスティ「えーそれはない!」
亜門「これだから売れないアーティストややりたがりのベテランレスラーをリングに上げると試合や会議が無駄に長引いて困ったもんだ」とどこかの大会組織委員会会長の様な発言。
ワンモア大麻「売れないアーティストやベテランレスラーをリングに上げると試合も会議も長引いて困る?あなたの今の発言、僕のスマートフォンで録音させてもらいました。この音声をSNSで拡散し、ことのあらましを文春オンラインらが記事にまとめ拡散すれば、あなたの仕事はもう持ちませんよ…」
亜門「ちょっと待ってください。すいません。不適切な発言でした。撤回します。本心ではないんです…すいません。反省してます。ごめんなさい。やめてください」
ホンダスティ「でかしたぞー息子―」
ユウキ「こうなった以上な、ひらがなまっする総合演出補佐、DDTプロレスリングのGM、その職は辞さないといかんな?」
みなみかわ「ひらがなまっするフェスも中止、チケットも全額返金、生中継しているサムライTVにも多額の違約金を払わないといけませんね?」
ユウキ「それなんぼくらい?」
みなみかわ「ざっと見積もって600万円くらい。まぁ大阪公演もありますしなんやかんやで2億!」
ふとした失言から職を失い、とんでもない責任を負わされてしまった鶴見亜門。果たしてどうなってしまうのか…
そこへ立ち上がったのはこの男のパワーポイントであった…(中編に続く)
(写真提供:DDTプロレスリング)
【DDT】3.9 後楽園「まっする4」システマvs青木真也!ユウキ&今林が渡瀬&納屋と漫才対決!ひらがなまっするフェス2021中編