【高瀬みゆき】《第1弾》青春時代を過ごしたアクトレスガールズ、そしてYOLO始動!溢れる元気でプロレス界を駆け抜ける!!

【アクトレスガールズ時代の思い出】

――そして去年の最後にアクトレスガールズの活動終了という形になりましたが、アクトレスガールズ時代の思い出っていっぱいあると思うんですけど、思い起こして「これが結構印象深かったな」っていうのって何かありますか? いっぱいあるでしょうね。

高瀬:めちゃめちゃありますね。今っていうならば、最後まで残ってたメンバーということだと、やっぱり多恵さんとSAKIさんとの思い出は外せないかなと思いますね。私は本当に、おそらく結構いろんな人は分かってると思うんですけど、アクトレスガールズの中では本当に生意気な後輩だったんですよ(笑) おそらく、厳しいプロレス団体に入ってたら、すごい絞められてたんじゃないかっていうぐらい、自己主張も激しかったですし。自分の目的に向かってガンガン…。

――ひた走っちゃう(笑)

高瀬:ひた走ってました。もう代表の意見も聞かず突き進んで、代表にもアタックしてましたから。「練習させろ!」と(笑) 「出稽古行かせろ!」みたいな感じでアタックしてましたらから。なので、そんな中で、おそらく先輩たちは、とんでもないやつが来てしまったと思ってたと思うんです。実際にご本人たちから聞いた話では、一時期、バンド活動をアクトレスガールズがしてた時がありまして、初期からいるメンバーのグループと後輩たちのグループとみたいな感じでやってた時、それぞれの練習をするじゃないですか。その時に、ぽっと先輩たちの間で私の話題になって、「みゆきはさ、ほんとにさ…」みたいな。「ほんと生意気だし、言うこと聞かないし、何でもかんでもTwitterでもバンバン誰彼構わず攻撃するし。ほんとにさ…どうしようもない。困った」みたいな。「だけどさ、言うだけのことやってるから言えないんだよね」で終わりで(笑)


※AWGシングル王座も獲得

――それって、すごいうれしいですよね。逆に。

高瀬:そうなんです。結局いい方々なんですよ、みんな先輩が。なので、私は恵まれてたんですよね。でも、そんな感じでやってる中で一番反応したのが、私は多恵さんだと思ってまして。私は人が練習する・しないは、あまりどうでもいいんですよ。「練習しなよ」とは言いますけど、やる・やらないは自己責任なので。「私はバリバリやるよ」と。もちろん練習する人がうまくなるっていう、これはプロレスのすごくいいところなんですけど。努力が目に見えるっていうのがある中で、ある日から多恵さんがすごく変わったんです。ずっと、決まった受け身が苦手で、なかなかできないっていうのを1年ぐらいずっとやってたのが、ある日急にきれいに取れるようになっていたり、試合の体力がすごく持つようになったり、自身のアピールや見せ方が変わったりっていうのがやっぱり分かるんですよね。アクトレスガールズの練習だけでは絶対できない、みんなと同じことをやってたら飛び抜けることはできないので、明らかに変わった時、「この人はおそらく陰で努力をしだしてるんだ」と思って。目に見えるようになったのが多恵さん。でも、多恵さんって、やっぱり女優さんなので出さないんですよ(笑)

――(笑)そういうのを出さないんですね。

高瀬:一切出さないんですよ。いいところでもあるんです。いつもにこにこして、みんなのことを考えてくれてるリーダー的存在なので。私のようにバチバチしてても、みんなバラバラになっちゃいますから。まとめてくれる存在なので、わざと絶対に出さないんだけど、やっぱり心の中には闘志をすごく持っていて。女優も闘いの場なので、そういう「負けたくない」っていう気持ちは人一倍、たぶんおそらく強いんですよね。それをちゃんと陰で努力して。でも、みんなのメンタルケアもしながら自分の努力もしてるっていうのが見えた時には「この人はすごいな」って。

――ご自身にとっても、かなり刺激になる存在だったわけなんですね。

高瀬:はい。それが勘違いじゃなかったと分かったのは最後にサオリさんが抜けた後だったかな、シングルベルトのトーナメントの準決勝で、大阪で多恵さんとシングルマッチをした時に、私はすごく楽しかったんですよ。別にいい・悪いではなくて、今までアクトレスの選手とシングルマッチをする時に、自分が一切気を遣わずに全てをなげうってぶつかって楽しいって思えることって正直なかったんです。でも、多恵さんとのシングルマッチはすごい楽しかったので、そこで私はマイクで多恵さんに謝りました。「今まで生意気ですいません」と(笑)認めたんです、私は。認めた…なんでそんな上からなの!?なんですけど、後輩のくせに上からで、すごい失礼なんですけども、多恵さんの努力を認めたし、素敵な選手、素敵な先輩だと思って、これから一緒にこの人と頑張っていきたいと思った事は、やっぱり多恵さんとの思い出の中では一番心に残ってますね。

ーーそういう試合の中で理解し合えることっていうのが、高瀬さんの中ですごくあったんですね。

高瀬:はい。青春です(笑)

――青春、いい言葉ですね(笑) 

※第2弾に続く(近日公開)

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

▼高瀬みゆき

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