【経営者インタビュー②】プロレスリングWAVE 二上(GAMI)社長・桜花由美専務が語る!GAMI社長の野望、レスラーに求めるもの、小鉄イズムの後継者として

<趣味はプロレス。仕事も、プロレス。>

山口:二上社長・桜花専務にとってプロレスとは?

桜花:やっていて思うのは、「満足のできないもの」。満足したらやめようと思うんですけど、満足なんか絶対できないんですよ。試合後に「よかったよ」とか言われても、まだまだ行けたはず、もっとここをこうしたほうがよかったんじゃないか、と思ってしまいます。最近の若い子は満足するのが早くて、辞めていくのも早い。私は全然満足できないのに、なんでこんなに満足するのが早いんだろう、って思いますね。

誰かが「一流のプロレスラーは怪我をしない、させない、怪我をするのが二流、怪我をさせるのが三流」って言ってて、私三流じゃんって思いますし、一流になりたいです。

GAMI:私、一流かも。

桜花:二流ですよ! GAMIさんと試合して怪我してますから!

山口:「GAMIさん二流っすよ」って、大社長に向かって(笑)

GAMI:大先輩っすよ(笑)

山口:GAMIさんはいかがでしょう?

GAMI:23で引退しようと思ってたんです。パパッとやめて結婚して、と思ってたのに、気づいたら24年プロレスやって、会社も作って自分の団体まで作ってしまった。30の時に、プロレスで受け身しかやってないことに気付いて、パソコンを買って勉強して……。いつのまにか、プロレスが人生そのものになってしまいました。

桜花:GAMIさん、半生がプロレスですね。

GAMI:東京で来て30年やもん。4月7日で30周年。プロレスラーはやめたんですけど、プロレスはやめません、って引退の時に言った通り、プロレスの会社やってますから。

山口:全然話が変わるんですが、趣味って何ですか?

GAMI:趣味、プロレスなんですよね。チケット買って見に行きます。最近は忙しいので後楽園だけですけど、それでも多すぎて見られへん! 新日本さんの大田区は視察を兼ねて見に行こう、しかも旗揚げ記念日やから見た方がいい、ということで、選手も連れていきました。研究費で。

こないだも全日本プロレスを見に行きました。普通に行って、チケット買って、写メ撮って、今日はここ、って。そうしたらファンの人が「お、GAMIさん!」って絡んでくる。その人、ウルティモ・ドラゴン出てきたらウルティモ・ドラゴンのマスクをかぶる(笑)

山口:プロレスファンはユニークな方が多いですね。共有したがりで、プロレスについて語りたがる。

桜花:だけど、まだ「プロレスファンなんだ」って主張するのが恥ずかしい人も多いですよ。「俺、プロレス好きなんだ」って普通に言える環境になってほしいです。

山口:桜花さんの趣味は?

桜花:趣味はプロレス……これはやる方ですね。どんなに嫌なことがあっても、趣味のプロレスで発散するんです。

山口:ビッグブーツ、いいですよね。

桜花:対戦相手に悪いですけど、はけ口になってもらって(笑)

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山口:いい角度で入った時は気持ちいいでしょうね。

GAMI:155cmくらいの身長の子にハマるんです。

桜花:朱崇花くらいだと身長が高くて足が痛くなっちゃって……。

山口:やっぱりプロレスなんですね。

桜花:じゃないと、こんなに長くやってないし、会社も立ち上げてません。だけど、やる方です。見てると、やりたくなっちゃいますから

 

今回のインタビューでは、タイプの違う二人ではあるが、プロレスを愛し、全体として盛り上げていきたい考えが非常に感じられる内容であった。8.12大田区大会ではどんなCARNIVAL(カーニバル)を見せてくれるのか!プロレスTODAYでは引き続き大会について追っていきたいと思います。

 

(インタビュアー 山口 義徳)

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