【ZERO1】<田中将斗25周年特別インタビュー②>弾丸戦士、田中将斗誕生の歴史を振り返る!(新日本参戦、火祭り制覇、CHAOS加入、弾丸ヤンキース結成、VOODOO入り、世代闘争、今後について)

【2012年 「火祭り」4年ぶり4度目の優勝】

–2012年に「火祭り」で4年ぶり4度めの優勝をされています。このときはプロレスリングNOAHから潮崎選手を破り、またこのときに通算成績が大谷さんと並びました。潮崎選手の印象はいかがでしたか?

田中:潮崎選手の印象というか、潮崎選手との試合後は、そういったことが初めてだったんですけど、すごく気持ち悪くて。試合後の祝勝会とか2件あったんですけど、1件目はほぼ何も食べれず、2件目はお店に着くなり吐いてしまったりとかして。ずっと気持ち悪くて夜中の2時くらいまで何も食べられなかったんですよね。それ以降は結構食べられたんですけど。

–内臓系にダメージが大きかったんですかね?

田中:何が悪かったのか分からないんですけど、怪我とかじゃないダメージで体調が悪いとか動けなかったのはそれが初めてでしたね。

–チョップですかね?

田中:チョップですかねぇ?チョップすごいですもんね。

 

田中将斗選手twitterより

【弾丸ヤンキース結成】

–ご自身のユニットとしては、「弾丸ヤンキース」を結成されました。小幡選手や日高選手、杉浦選手と組まれてますが、どんな感じのユニットですか?

田中:小幡・日高というのがいて、でもそこだけじゃプロレス界全体に発信するのは難しかったので、最終的には二丁拳銃入ったりとか、杉浦さん入ったりとか(フジタ”Jr”)ハヤトくんが入ったりとか。
いろんな団体から加入してもらったら、名前も広がりましたね。でもそのいろんな団体に出ていく中で、僕と杉浦さんでタッグ賞も取ったこともあり、ZERO1を観てくれてる人はいいんですけど、あまりうちを観ない人は、僕と杉浦さんのタッグが「弾丸ヤンキース」だと思っていて、ユニット名だとは思っていない方が結構多いですね。

–たしかに。田中選手と杉浦選手のイメージが強いですもんね。

田中:だから杉浦さんが入ってくれたということはすごく大きかったということですよね。それが今回の25周年にも繋がったと思いますね。

–杉浦さんのタッグでいうと、以前NOAHでのTMDK(NOAHに参戦していたタッグチーム、現在WWEの傘下団体NXTにて活躍中)との試合もすごくよかったです。

田中:あれはやってて僕も面白かったです。

–杉浦さんとは本当に相性がよさそうですよね。

田中:いいですね。タイプ的にちょっと似てるところが多いんですかね。ガンガンいくし、背丈もそんなに変わらないし、年も杉浦さんの方が少し上ですけどそんなに変わらないし。いい体を作りたいとか、共通点が多いんですよね。

–だからタッグとしても色が同じというか、まとまりがあるんですね。

 

【2016年 SEAdLINNNG高橋奈七永とシングルマッチ】

–最近では、女子プロレスの高橋奈七永選手と約20分のシングルマッチをされました。高橋選手とのシングルは向こうからのオファーでしたが、いかがでしたか?

高橋選手にも手加減無しと言う感じでしたが。

田中:別に僕は女子と試合をやるのも全然否定的ではないので。高橋奈七永というのは女子プロレスのトップ選手の一人だと思っているので。ミックスの試合ってお笑いの要素が入ることが多いかと思うのですが、今回は女子プロレスのトップとして、僕も男子プロレスのトップとして受けたので、お笑い要素はいらないと思ったので、、普段通りで勝負しようと思ったんですよね。だからああいう感じになったんですけどね。今だに「スライディングDくらったときの記憶がない」って言われますね。

–前にインタビューさせていただいたときも、そんなこと言ってました(笑)。

田中:男子とやるときと変わらないような攻撃を僕はしたつもりでいるし、それで壊れたらそれはそれで高橋奈七永の体の丈夫さなんだなって思うしね。

 

【2017年 まさかのVOODOO-MURDERS入り!「火祭り」5度目最多優勝】

–そして昨年、VOODOO-MURDERS入りをされました。ヒールユニットだと思うのですが、ここに入る心境の変化があったのでしょうか?

田中:お客さんの反応は「まさかここ!?」という感じが多かったので、それはしてやったりって思いましたね。お客さんの反応というのは僕は一番大事にしたいなと思っているので。ここに入るとは誰も思っていなかったと思うので。

–想像できませんでしたね。まさかそこに!という感じでした。

田中:まあでも僕のスタンスでいうと、入る前と後で何も変わっていないんですよね。リングの上でやることは一緒なので。僕のスタイルは、ヒールでもベビーでもなく僕だけのスタイルだと思っていて、普段の試合でも机を使いたかったら使うし。

–そういう意味だと、ニュートラルですよね。

田中:いい感じで出来てますよね(笑)。テーブル使って悪いことしても歓声が起こっちゃうから。

–もうヒールもベビーも超えた存在になってるんですよね。

田中:自分が今はヒール、今はベビーとか使い分けをしているわけじゃないですからね。「今はどっちなんですか?」って聞かれても、VOODOO-MURDERSはヒールだけど、僕自身はヒールだともベビーだとも思ってないからって言ってます。

–「火祭り」でも5度目の最多優勝をされました。

田中:5度目優勝して、ベルトを持ってますけど今年は優勝できなかったので。まあ来年は優勝して、気持ち的にも〇度目というのを更新していきたいし、また連覇もしたいし。そういうのって衰えてないよという証なので。
田中将斗衰えたな、と思われるのが僕一番嫌なんですよ。リング上での動きを見てもらったら感じると思うんですけど、今後は衰えを見せない努力をしていかないといけないですよね。

–でも田中選手はどんどん進化してるというか、衰えしらずですよね。

田中:僕も調子がいいので、そうなってると思うんですけど(笑)。自分だけ思ってるだけじゃ駄目で、やっぱりお客さんが判断基準なので。

–いや、もう現役バリバリなので大丈夫です(笑)。

 

田中将斗選手twitterより

【2018年 イケメンとのタッグ / 弾丸ヤンキース復活 / ノア世代闘争に参戦!?】

–今年は黒潮”イケメン”二郎選手とのタッグでジャケットを羽織られていたのもびっくりしました。

田中:最初入場別々でと言われたんですけど、どうせ組むならジャケットを着てやったほうがいいんじゃないのと僕から提案しました。

–イケメン選手もまさかやってもらえるとはとびっくりしていたと聞きました。

田中:僕は何でもいいんです。何でもやるし、でもそれをやってウケてなければそれ以降はもうやりませんけど。何でもとりあえずチャレンジして、お客さんの反応を見るのが好きなんですよね。

 

⇒次ページに続く(25周年記念大会に向けて、弾丸ヤンキース復活、今後について!)

 

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