【プロレスのある風景 Vol.28|榎本タイキ】

タイム・スプリッターの新たな旅立ち

昔からこの時期になると新日本プロレスでは契約更改で退団する選手などの話題が出てきます。充実している新日本では次のステップアップが理由で新天地を求めるのがここ数年ほとんど。

2016年の中邑真輔選手がまさにそう。その旅立ちを祝福する反面、やっぱり寂しい気持ちもありました。日本で最後の勇姿をみたいがために『新日本プロレスワールド』に入会して生中継を食い入るように観たことを思い出します。

今、そのときの感覚に近い体験をしています。新日本ジュニアを世界規模で牽引してきたKUSHIDA選手が退団を発表。

日本でもあと数試合のみとなってきました。本当にインディーのところから丁寧に経験を積み、実力で日本プロレス界の頂点にまで昇りつめた印象があります。

でも中邑選手と同じでKUSHIDA選手は世界中どこでも通じるプロレスラーだと思います。1.29ラストマッチは棚橋弘至選手という最大級のレスラーが相手というのも本当にドラマティック。

新日本プロレス所属としては最後のKUSHIDA選手の闘い。しっかり心に焼きつけたいと思います。

そしてタイム・スプリッターの腕時計が次はどこの世界の時間を刻み始めるのかとても楽しみです!

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