【新日本】棚橋弘至新社長が所信表明で3つの目標を明かす「新しい社長の形を模索してやっていきたい」

新日本プロレスは26日、代表取締役社長に就任した棚橋弘至が記者会見に登場し所信表明を行った。

新日本は23日に行った臨時株主総会及び取締役会において新人事として、経営体制の変更のため棚橋弘至の代表取締役就任を発表すると大きな話題となった。

会見では冒頭にブシロードの木谷高明オーナーが前社長である大張高己氏について語り、その後に大張前社長が退任の挨拶。そして棚橋新社長が登場。

「この度、代表取締役社長に就任いたしました棚橋弘至です。皆様、本日はお集まりいただき誠にありがとうございます」と挨拶。

「新日本プロレスでプロレスラー生活を送っていく中で新日本プロレスの社長になるというのはいつしか僕の夢となり、目標となって行きました。なので今回それが叶ってとても嬉しく思います。

そして、社長就任が発表になったとき、本当に多くの方からお祝いの言葉をいただきまして、それも本当に感激しました。と同時にその多くの期待に応えなければならないという思いで身が引き締まっています。僕が社長になって新日本プロレスをどうしていきたいかというのを改めてね、考えてみたんですけども、まず一つは、東京ドーム大会を超満員にするですね。

これはずっと目標でもあったんですけども。やはり東京ドーム超満員のお客様の中で、花道を歩くっていうのは、レスラーにとって誉れでもありますし、それを今いる選手にも経験してほしい。それがその後のレスラー人生に大きな影響を与えるし、ファンの皆様の記憶の中にも楽しい記憶、良い記憶として残っていくと思うからです。

それともう一つは地方でのタイトルマッチをどんどん増やしていくということです。2000年代新日本の営業の皆さんと、プロモーション活動をたくさんやらせていただいたんですけども、地方の大会は何とかまず500人入れよう。500人を達成したら次は1,000人を目標にしようということでずっとやってきて。地方大会が超満員にならないと、東京ドーム大会も満員にならないっていうそういうのがだんだん見えてきて、日本全国のプロファンの熱量が高まって、初めて東京ドームが満員になるということがわかりましたので、それを改めてやっていきたいと思います。

そして、最後にスポンサー様とのパートナーシップの強化。新日本プロレスがより一層羽ばたくためには、強力なタッグパートナーが必要だと考えています。現役レスラー社長として日本一動きもある姿勢というか、そういう新しい社長の形を模索してやっていきたいと考えております。

やりたいことはいっぱいあるんですけども、社長としてまだまだ身につけて勉強していかないといけないことも多いですが、全力で頑張っていきますので、皆様、棚橋弘至、そして新日本プロレスを応援よろしくお願いします」と語った。

また、松本仁司取締役が社長室長として新社長をサポートしていくことも発表された。


※木谷高明オーナー、棚橋弘至新社長、松本仁司取締役社長室長

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▼新任取締役 (2023 年 12 月 23 日付) *は非常勤
代表取締役社長 棚橋弘至
取締役 松本仁司(株式会社テレビ朝日 ビジネスプロデュース局担当局長)
取締役 岡田太郎(株式会社ブシロードファイト 代表取締役社長)*
※なお、取締役大張高己氏、取締役西澤道昭氏は 12月23日をもって退任。

▼新任代表取締役社長の略歴
<氏名> 棚橋 弘至(たなはし ひろし)
<略歴>1976 年 11 月 13 日、岐阜県大垣市生まれ。1999 年、立命館大学法学部を卒業後、新日本プロレスに入門し、同年 10 月にデビュー。2006 年、IWGP ヘビー級王座を初戴冠。2009 年、2011 年、2014 年、2018 年にはプロレス大賞 MVP を獲得するなど「新日本プロレスのエース」として団体を牽引。2019 年には IWGP ヘビー級王座最多戴冠記録を樹立。

⇒次ページ【動画】ノーカット 新日本プロレス・棚橋弘至新社長 就任会見 

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