【覆面座談会】『お題』2020年プロレス大賞を勝手に大予想☆

司会:さて皆さん、そろそろあの季節がやってまいりました。
そう、東京スポーツさんが主催するプロレス大賞です。
皆さんの予想をズバリお願いします。

A:じゃあまずは各団体のMVP候補を挙げていこうよ!

【新日本プロレス】

(写真提供:安立雄一郎氏)

B:新日本プロレスでいうとやはり二冠王の内藤哲也は外せない。また、ヒールターンをしたEVILも注目だね。

C:内藤は1.5で二冠を獲得しているし、何より神宮のあの花火をバックにした写真がね、絵になりすぎてたよね

©新日本プロレス

C:G1を2連覇した飯伏幸太もすごかった。「神になる」と宣言して見事な秋のG1で蝶野・天山と並ぶ2連覇。伝説になったといって過言でないね

B:G1連覇をした飯伏は権利証を奪われたのが痛かったかな。

C:ちなみにEVILは?コロナ禍の中、最も人気のあるロスインゴを裏切っての7.13大阪城ホールでの内藤からの2冠奪取はインパクト絶大だった。衣装もすっかり大釜を持ったフードスタイルから世紀末覇王的な鎧衣装にチェンジし、ディック東郷とのローブローコンビもすっかり定着してるし…

A:いやいやいや、待て待て待て!EVILはいかんでしょ。プロレスファンはあの勝ち方は納得してないでしょ。ほんとは飯伏がジェイに負けていなければG1を二連覇してたし良かったんだけどなぁ。。。

C:EVILの戦い方にはファンからも批難が多い印象だね。必ずディック東郷が介入してきてスポイラーズチョーカーで首を絞めてっていう…ローブローの多さも気になるところで。矢野との試合では8発の急所攻撃が飛び交ってたね。

【全日本プロレス】

(写真提供:伊藤ミチタカ氏)

A:まぁ、全日本プロレスの今年の顔は間違いなく諏訪魔、なんたって5冠王だからね!

C:諏訪魔は3冠とタッグタイトルを独占したのは素晴らしかったけど、やはりチャンピオンカーニバルで負け越したのが痛かった…とはいえ、昨年も三冠の防衛記録を伸ばしながらチャンピオンカーニバルを制覇した宮原健斗が実績十分ながら選ばれなかった点を配慮すると、今年も新日本からMVPは選出されそうな気もするなぁ。

【プロレスリング・ノア】

C:今年八面六臂の活躍をした選手といえばノアの潮崎豪!藤田和之との30分の視殺戦、齋藤彰俊との故・三沢光春さんの思いを背負った一戦など防衛戦がどれも見応えが凄かった。

B:この間の横浜武道館での中嶋勝彦とのタイトル戦もかなり激しかった。無観客開催の時も話題を多く提供していたノアからのエントリーが順当では!

B:あとはノアの中嶋勝彦は、金剛入りやワル彦ぶりが冴えわたっていた。W-1の王者にも君臨したし話題豊富だったと思うな。

C:中嶋勝彦はAXIZを裏切ってN-1 VICTORY優勝したまでは非常に順調だった。あとは最高峰のGHCヘビーさえ獲ればMVP候補に食い込んでこれたけど、王者・潮崎豪の壁は厚かった。結局、潮崎豪の凄さが際立っちゃうかな?

A:潮崎は今まさにノアを背負って立ってるという印象だね。

C:拳王との60分ドローも素晴らしい試合だった。2冠と統一タイトルになるかもと思わせておきながら、潮崎も拳王も互いの意地を譲らぬ素晴らしい熱戦だった。断崖式も飛び出して、これぞノア!かつての「ノアだけはガチ」神話が返ってきた印象だね。

【DDTプロレスリング】

C:DDTの遠藤哲哉も大きく飛躍した1年だった。コロナ禍の中、外敵の田中将斗を倒して団体至宝のKO-D無差別のベルトを奪還してチャンピオンロードを驀進。11.3大田区ではカリスマ佐々木大輔を1度はDAMNATIONから追放しておいて本気を引き出し、ベルトも防衛してと一皮剥けた姿を見せた。

【ドラゴンゲート】

©DRAGONGATE

A:あとドラゴンゲートもベルトを失ったけどEitaもヒールながらよく引っ張ってた。

C:Eitaがヒールユニットのリーダーとして勢力を拡大しながらキングオブゲートを優勝。土井成樹を破ってドリームゲート戴冠金網戦ではビッグR清水を追放してダイヤインフェルノを投入と常に団体の話題の最先端に君臨したのは素晴らしかった。ただしチャンピオンとしての期間はそれほど長くなかったかな。

【大日本プロレス】

C:橋本大地の躍進は素晴らしかった!昨年秋にストロングヘビーのベルトを奪取するや10月に岡林に敗れるまで6度の防衛。さらに10月の最侠タッグでは神谷とのタッグ“大神”で2度目の優勝を果たしたし、大日本プロレスのストロングヘビーは橋本大地の1年と言っても過言ではないのでは?

A:確かに橋本大地はストロング王者としてよく頑張ってた!
後半になってストロング王座から陥落してしまったが関本、岡林に次ぐストロング3強といってもいいんじゃないの。

C:1.5東京ドーム大会のライガーの引退試合の後に呼びこまれていた時もほほえましかったね。あの橋本真也の息子がここまで立派になってと頬を緩ませたオールドファンもいたのでは?

B:橋本大地はドラマ『浦安鉄筋家族』に父親の橋本真也さんをモデルにしたキャラクターとして出演した時は胸アツだったな。出演の記事もすごい反応だったし。

【FREEDOMS】

A:FREEDOMSのチャンピオンである杉浦透の今年1年の成長は凄かった!!
デスマッチ界の猛者をなぎ倒して自分の時代を築きつつある。

 

【総論】

A:そうなると安定感と強豪を撃破し続けたノアの潮崎かな。

C:まぁ試合のクオリティ、年間を通して王者を守り通した点ではノアの潮崎豪が一歩秀でているのは確かかなと。ただ東スポのプロレス大賞は2011年以降、新日本プロレスからしか選ばれていないことを考えると…内藤哲也を選びそうかなと。逆に週プロのプロレスグランプリ2020では週プロの表紙もノアが多く飾っていたし、ノアの解説席に週プロのノア担当が座っていることも考慮して潮崎豪がグランプリを受賞するのでは?

B:内藤はコロナ禍でファミレスシリーズがなかなかできてないのでは?この間はファミレスの外からの写真掲載になってたのは面白かったな。

C:メディア露出でいったら一番インパクトがあったのは長州力さんだけどね。Twitterが大ブレイクして、書籍になったり、YouTubeを始めたり有吉反省会や相席食堂などのバラエティでも大暴れで、ブラックサンダーアパレル、ボートレースのキャラクターではSGを5G(ファイブジー)と読み違えて、3Dキャラが町中練り歩いたり、メディアにひっぱりだこだった。

B:確かに2020年に1番話題となったのは長州さんのハッシュドタグだね。

C:ちなみに「飛ぶぞ」はegg流行語大賞2020で6位になるなど、プロレス界を超えてギャル界にも影響を与えている模様…ではプロレスTODAY的な2020年の話題賞は長州力さんの「ハッシュドタグ」ということで。

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