【覆面座談会】『お題』2021年プロレス界を総括
5月
CCをジェイク・リーが優勝。勢いそのままに6月に三冠王座も獲得
SKE48の荒井優希が東京女子でプロレスデビュー。新人賞を受賞へ
6月
サイバーファイトフェス武藤ムーンサルトプレス解禁も丸藤に敗退
拳王が高木三四郎らと大論争。DDTvs金剛全面対抗戦で激突
GAEAISMで仙女がマーベラスとの四冠争奪戦に勝利
ドリュー・パーカー一騎当千優勝。7月にデスマッチヘビーも戴冠
7月
大江戸隊入りしたスターライトキッドが闇堕ちするも人気急上昇
竹下幸之介がKIING OF DDTを2年ぶりに優勝
鷹木信悟が棚橋との東京ドーム決戦を制しIWGP世界ヘビー防衛
高橋ヒロムの「もっともっと危険な夜会」をオンライン開催
8月
YAMATOがシュン・スカイウォーカー破り5度目ドリームゲート戴冠
SHOがYOHを裏切りタッグ決裂。その後、HOT入りへ
棚橋弘至がAEWでランス・アーチャーを破りIWGP USヘビー戴冠
富士通スタジアム川崎で秋山準を破り竹下幸之介がKO-D無差別王者
クロちゃんが大仁田厚に電流爆破戦で土下座敗北。クロニタ軍団結成
<5月>
A:5月には全日本プロレスのジェイク・リーが2021 Champion Carnivalを初優勝
B:ジェイクは今年大きく化けたね。2月にTOTAL ECLIPSEを結成してヒールターンして…
C:入場時のコスチュームも暗黒卿の様な漆黒のフードを被っていて不気味で格好いいです。
A:6月には宮原、青柳との三冠三つ巴戦を制して三冠王座も獲得しているからね。
B:プロレス大賞の殊勲賞も受賞して今ノリに乗っている状態だ。
C:身長192cmの高身長で甘いマスクにヒールの妖しい魅力が加わり輝きを放ってます。
A:東京女子ではSKE48の荒井優希がプロレスデビューしたね。
B:人気のアイドルが本格的にプロレスに参戦するということで試合に出る度にSNSや芸能ニュースで話題になった。
C:プロレス大賞も新人賞を獲得しましたからね。やはり話題を集めるのもレスラーとしての重要な価値となります。
A:彼女が素晴らしいのは話題だけで終わらずに真摯にプロレスに向かいあって成長の姿が見える所だよ。
B:確かに東京女子プロレス自体が「デビューからそのレスラーの成長を一緒に応援する」というスタンスの中で、それを体現してみせたこの1年だったなぁ。
C:デビューから4連敗したものの5戦目で初勝利を飾り、選手としてしっかりステップアップしてます。ベルト戦線へどう絡んでいくか今後の活躍にも期待です。
<6月>
A:6月はCyberFightのサイバーファイトフェスが行われ、DDTプロレス、プロレスリング・ノア、東京女子、ガンバレ☆プロレスがさいたまスーパーアリーナに一堂に会した。
B:そんな中でも話題になったのは武藤敬司のムーンサルトプレスだったね。
C:2月の潮崎豪戦では逡巡してましたが、この日には遂に実行。「さよならムーンサルトプレス」という本まで出版されて、しっかりと封印していたはずなのに大一番ではやってしまうのがスターですね。
A:何しろこの日一番の会場のリアクションをとっていたからね。
B:ムーンサルトプレスをした瞬間に会場中が「オーーーーーッ!!!」というどよめきで揺れていた。
C:ノアの象徴、丸藤正道にチャンピオンベルトを獲られてなお一番の話題を残す。武藤敬司の武藤敬司たる場面でした。
A:サイバーファイトフェスでは拳王 vs 高木大社長のイデオロギー対決も凄いものがあった。
B:拳王のコラムや直接DDTのリングに乗り込んでのやり取りなどを経て、遂にさいたまスーパーアリーナで激突!
C:金剛が格好良く入場した後に、DDT軍団がヨシヒコやドラマティックドリーム号等、DDTらしいウェポン満載でアベンジャーズの様に花道に並び立つ姿を憎々しげに見つめる拳王の姿は象徴的な絵となりました。
A:Tシャツにもなってなかったっけ?
B:高木大社長がTシャツにしたいって言ってたやつね
C:試合内容もそのウェポンたちを巧みに使うDDT軍とそれを蹴散らす金剛という図式で、試合中にに拳王がドラマティックドリーム号にまたがって花道を疾走する場面には感動すら覚えました。
A:その後、高木大社長にアタックしてからドラマティックドリーム号をふみつけまくって壊しにいってたけど(笑)
B:あの試合は拳王の張り手や蹴りをはじめとする金剛の攻撃を受けに受けまくった高木三四郎の社長としての漢気にも魅せられた。
C:拳王自身も色々叩かれたけど話題になったし、このスタイルは崩しちゃダメだとインタビューで語ってます。
A:GAIAISMでは仙女がマーベラスに勝利して四冠争奪戦に勝利
B:大日本プロレスではドリュー・パーカーが一騎当千を優勝。
C:その後BJW認定デスマッチヘビーのベルトも巻くなど一気に外国人選手としてのデスマッチエースとして成長を遂げました。
<7月>
A:7月にはスターダムのスターライト・キッドが闇堕ちしたニューコスチュームを披露して話題になった。
B:元々、6月の大江戸隊との全面戦争イリミネーションマッチで敗れて、強制加入という経緯だったけど、7月に覚悟を決めてからニューコスチュームに変身
C:闇堕ちした空虎としてSNSや会場でも大いに話題となりました。
司会:闇堕ちした後のスターライト・キッド選手のインタビューも大変好評でした!
A:妖艶な魅力がそれまでのキッズ出身の明るいレスラー像とのギャップが凄くて一気にファンを惹きつけた印象。
B:ヒールターンの見事な成功事例ですね。
C:実際に5★STAR GPでも新技・黒虎天罰を武器に大暴れ。8月にはなつぽいを倒してハイスピード王者になりました。
A:12月には同じように今度はQQの渡辺桃が大江戸隊入りしたけど、どんなヒールに生まれ変わるか期待だね。
B:DDTでは竹下幸之介がKING OF DDTを2年ぶりに優勝
C:それまで秋山準に敗れて、どうやって戦ったらいいかわからない迷走時期があり、AEWで武者修行して自信をつけて戻ってきた成果が出ました。
A:新日本ではIWGP世界ヘビーの第3代王者・鷹木信悟が棚橋弘至との東京ドームでの防衛戦を勝利。
B:オスプレイが海外にベルトを持ったまま行ってしまい、オカダと6月に第3代王者決定戦を制した鷹木は名試合製造機ですね。
C:本来この試合は飯伏幸太との長年の決着をつける意義づけを持たせていたのですが、直前に誤嚥性肺炎により飯伏の欠場が決定し、代役を飯伏のタッグパートナーの棚橋弘至が務めました。
A:しっかりと東京ドームのメインに合わせてくるエース棚橋弘至も大したものだ。
B:鷹木は8月に新型コロナウイルスに感染して、その後復帰明けでEVILとの防衛戦も戦ってるからね。鉄人だよ。
C:流石、プロレス大賞MVPに選ばれるだけの見事な活躍を見せました。
司会:7月末には欠場中の高橋ヒロム選手のオンライントークLIVE「高橋ヒロムのもっともっと危険な夜会」も行われました。
A:欠場中の思いやレスラー人生を語って素晴らしいトークショーだった。
B:ガウンやスーツケースといった豪華プレゼントもあり、ファンには堪らないイベント。
C:次回は1月にあべみほのトークショーが決定しています。これも楽しみですね。
<8月>
A:8月にはドラゴンゲートではYAMATOがシュン・スカイウォーカーを破り最多5度目のドリームゲートを戴冠
B:スピード感のあるユニット抗争の中心に常に居続けながら最高位のドリームゲート最多戴冠は見事!
C:12月にKAIにベルトを奪われるまで3度の防衛に成功しました。YAMATOは髪をかき上げる仕草がセクシーすぎます。
A:Amazon Primeで展開されたノアの拳王との対決も話題を呼んだよね。
B:一方でベルトを獲られた後のシュン・スカイウォーカーはリーダーをつとめるMASQUERADEが揺れに揺れて大変だよね。
C:12月のマスカラ・コントラ・マスカラ戦でドラゴン・ダイヤの背中を押して敗戦のきっかけを作ってしまい、ユニット内の不信感をかってしまい、12.26には負けたらユニット追放マッチも行われる等、ユニット内の不信感は爆発寸前です。
A:凱旋帰国してEitaからベルトを奪ってからはMASQUERADEのリーダーとしてドリームゲート5度の防衛に成功する等、活躍していただけにシュン・スカイウォーカーのこの姿は残念。
B:なんとか奮起してまた格好いい姿を見せて欲しいところ。
C:新日本プロレスではSHOがYOHを裏切りタッグが決裂し、どのユニットに行くのか?と話題になりました。
A:帝国入りか?とか様々な憶測を呼んだけど、結局、EVILたちのBULLET CLUB内の国内組ユニット“HOUSE OF TORTURE”入りだからね。
B:メットライフドームで黒と紫のコスチュームに身をまとって出てきた時には会場も騒然としていた。
C:しかしトーチャーツールを使って悪の限りを尽くすファイトスタイルには批判も多いですね。ヒールとしてブーイングを集めるのは見事といったとこではありますが。
A:YOHとのコンビで愛されていただけにね、ここではネガティブな意味でギャップがファンの悲しみにつながっているかな。
B:12月のベストオブスーパージュニアの優勝決定戦でも乱入してくるとか滅茶苦茶してるもんな。
C:ブーイングを集め続けてます。ヒール道としては完全に王道を突き進んでますね。
A:一方アメリカに渡った棚橋弘至はAEWでランス・アーチャーを破りIWGP USヘビーのベルトを獲得
B:常にベルトやメインイベントの匂いのするところに登場し結果を残すエースは流石。
C:ランス・アーチャーもリスペクトの姿を見せていましたね。AEWと新日本の今後の絡みも気になるところです。
A:富士通スタジアム川崎でビッグマッチを行ったDDTでは竹下幸之介が秋山準越えを果たしてKO-D無差別5度目の戴冠
B:12月のD王GRAND PRIX Ⅱでも同級生の上野勇希に完勝して2度目のリーグ制覇。強さに磨きがかかっている。
C:何より新技のPlus Ultraがいいですね。ここぞのところで絞り上げる変形のチキンウィングフェイスロックで、相手のスタミナを奪うしギブアップ勝ちも狙える。
A:岡林裕二との防衛戦では卍固めみたいに変形するタイプのPlus Ultraも見せてそれで勝ってたし進化が止まらないね。
B:同じ富士通スタジアム川崎ではクロちゃんが大仁田厚との電流爆破戦で土下座負けしてたね。
C:クロニタ軍団入りが決まって年末にはKO-D6人タッグにも挑戦する等、大仁田厚とクロちゃんが急接近してます。
A:週刊プロレス発行のプロレスラー名鑑にクロちゃんが載っていたのには笑っちゃったけどね